眠たげな猫の傍で

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世界の果てで眠っていたいな

UNISON SQUARE GARDEN Tour 2021-2022「Patrick Vegee」@高崎芸術劇場(2022.1.23)感想

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「Patrick Vegee」Tour3本目の参加となる、高崎芸術劇場でのライブ。全国各地で新型コロナが猛威を振るっており、東京では先日、新規感染者数が1万人を超過した。演者が新型コロナに罹患してしまい、ライブが延期、もしくは中止になってしまっている。エンタメ業界にとって再び暗雲が立ち込めてきているが、今まで徹底的に感染対策を行ってきたユニゾンのライブだからこそ、そこまで不安な気持ちはなかった。ここまで来たらもう運に任せるしかない。幸い、同居人はいないので、もし私が新型コロナに罹患したとしてもそれを移してしまうのは会社の人だろうか。会社の人とはほとんど話すことはないので、移すこともないかもしれない。よく分からない。この時期にライブに行くのが正解なのかどうかは知らない。ただ、何ヶ月も前に手に入れた今日のライブのチケットを無駄にしたくなかったし、1回でも多くユニゾンのライブを観ることが私の人生を幸せにしてくれると勝手に思い込んでいた。

 

 

新宿から高崎まで、JRの在来線でのんびりと向かったので、高崎に着く頃には軽く疲れていた。この間の3日間のライブの疲れはまだ全快しておらず、昨日の夜は軽くよふかしをしてしまったので、ライブに臨む体調としては万全の状態ではなかった。しかし、電車に乗っている時間のほとんどを睡眠に充てていたので、電車に乗る前に比べては少し体力が回復していたかもしれない。

 

 

「Patrick Vegee」Tourは11月の川崎公演ぶりなので、約2ヶ月ぶりにユニゾンを眺めることになる。明明後日の東京公演で長かった「Patrick Vegee」Tourも幕を閉じるのかと思うと寂しく感じてしまう。「Patrick Vegee」は大好きなアルバムなので、そのツアーに4回も参加できることができてとても嬉しいし、またその先に新しいツアーが待ち受けているのかと思うと、コロナ禍でもずっとライブをし続けてくれたユニゾンに感謝している。し尽くせないほどの感謝が溢れている。

 

 

全く飽きることのない、完全無欠の100分間のライブを彼らはやってのけた。フェーズによって全く異なる感情を持ち合わせながら見ることになるのだが、3つ目のフェーズの「夜が揺れている」からの「夏影テールライト」、「オーケストラを観にいこう」の流れが最高すぎて、何度も反芻したくなる。音源を聴いてて気付かなかったけれど、「夜が揺れている」はライブではこんなにも激しくドラムを叩くんですね(今回のライブでは一番激しくドラムを叩いていた気がする)。「オーケストラを観にいこう」の最後で、オーケストラの盛大な音と共に真っ暗になる演出が最高だし、そこから「Phantom Joke」が繰り出されるのはどうしてもぞくぞくしてしまう。「Phantom Joke」は去年のオンザシートからほぼほぼ皆勤賞を取っている曲で、この間までは「ちょっと飽きたかな...」なんて思っていたが、あの流れで聴く「Phantom Joke」は最高以外のなにものでもないし、完璧な演奏を目の前で魅せられて、改めて曲の尋常ならざる強度を痛感した。

 

 

ドラムソロでたかおの覚醒が極まった感じがするし、そこから流れるように繰り出される「世界はファンシー」の華麗すぎるセットリスト、セトリおじさんの実力をまざまざと見せつけられて少し悔しくなってしまう。

 

 

市川と川崎での公演の記憶はいまや曖昧になってしまったので、「101回目のプロローグ」の最後のところで斎藤さんがアカペラで歌うのは平常運転なのかは分からないが、不覚にもぐっと来てしまった。ここまでの道のりは決して平坦なものではなかっただろうし、現在進行形でしんどい思いをしているはずなのに、そんな感情はおくびにも出さないで、自分達に出来る最声のパフォーマンスをやってのけるのがユニゾンなんだよな、だからたくさんの時間をユニゾンと過ごしてきたし、これからだって過ごしたいと切に願っているんだよ。

 

 

セミファイナル」ということで、斎藤さんが軽くボケて、それを真顔で見つめる田淵という構図はいつも通りで微笑ましすぎて、胸が苦しくなった。「新曲が出るし、たくさん曲を作るんで、よろしくお願いします」という力強いMCにうるうるしてしまったが、「crazy birthday」ですぐに正気に戻り、「オトノバ中間試験」で、もはや残っていないだろうと思っていた体力が勝手に回復して勝手に踊り出してしまうし、最後の最後は「春が来てぼくら」で〆るの、もうこれ以上ないほどのライブ体験をさせてもらった。

 

 

高崎は東京からは結構遠かったけれど、今日のライブも観れてよかったし、明明後日にまだライブを楽しめる現実が至福すぎる。当分はこの最高値を超えることなんてないんじゃないか、と思うくらいに今、私は、とても気分がいいのであった。

 

 

<セットリスト>

01.Simple Simple Anecdote
02.Hatch I need
03.マーメイドスキャンダラス
04.Invisible Sensation
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05.フライデイノベルス
06.カラクリカルカレ
07.Nihil Pip Viper
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08.Dizzy Trickster
09.摂食ビジランテ
10.夜が揺れている
11.夏影テールライト
12.オーケストラを観にいこう
13.Phantom Joke
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14.ドラムソロ
15.世界はファンシー
16.スロウカーヴは打てない (that made me crazy)
17.天国と地獄
18.シュガーソングとビターステップ
19.101回目のプロローグ
EN
20.crazy birthday
21.オトノバ中間試験
22.春が来てぼくら

 

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