眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2022年1月4日(火)

朝、起きられるかどうかは賭けだった。もし10時過ぎに目覚めたとしても、「まあ、仕方がないな」と思えるくらい、昨日は夜遅くまで眠れなかった。何度か浅く目覚め、7時に設定したアラームで目覚める。今日から2022年の仕事が始まる。今年も同じ部署で働き続けるのか、そもそもこの会社に居続けるべきなのか。もしこの会社に居続けるとして、今までと同じようなメンタルで仕事に取り組めるのか。

 

 

まだ休みの人が多いのか、行きの通勤電車は空いていた。年始の挨拶のため、いつもより20分早く出社。大体の社員は出社していた。上の位の人から順々に年始挨拶をする。「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」という定型句を何度も唱えていると、まるでロボットになったかような錯覚を覚える。チームの一番のボスにもそれを唱えると、先ほどまでの「あぁ、よろしく」という定型句ではなく、「年末年始は地元に帰ったの?」という不意打ちを食らう。「えぇっと、いえ、ずっと東京にいました」寝不足で思考が鈍っているのと、最近人と話していなかったので、言葉を発する器官が衰えていて、まともな反応が出来なかった。「そうかね」と思慮深そうに私の言葉を噛み締めているようだった。隣のチームのベテランさんに挨拶すると、挨拶をする前からウェルカムな雰囲気が漂っていて、いざ挨拶すると、「こちらこそ、よろしくお願いします」と丁寧に、きちんと目を見て返してくれたので、こういう瞬間に自分が世界に存在していることを認識する。一通り挨拶を終え、つい最近こちらのチームに異動になった女性にも挨拶すると、こちらもすごく丁寧に返していただき(そうだ忘れてたね、とずっこけた仕草を見せてくれた)、なんだか朝からふにゃふにゃした気分になった。コピーロボットに挨拶すると、もちろん定型句が、もごもごと聞こえてきた。おジイさんは周りを練り歩き、遭遇した人にすごく腰を低くして挨拶をしていた。後輩では南アルプスだけが挨拶をしてくれて、のんひょも199くんも何もなかった。そういうことなのだろう。

 

 

年始の挨拶を聞き、眠たさを噛み殺しながら外出。あまりにも眠気が酷いので、歩いている途中、身体が地面にめり込むのではないかという錯覚に陥った。今日も晴れていてよかった。コートを着て外を歩いていたが、それでも終始寒さを感じられたので、ジャケット1枚だけという選択肢を選ばなくて正解だった。

 

 

いくつかのスポットをきちんと踏破して、昼前にいつものつけ麺屋へ。値段が上がっていた。つけ麺920円→950円に微妙に値上がりしていた。今日は微妙な味の日だった。3回連続で、席の下の方から携帯が振動したときに、奇妙な音、振動が伝わって来て、もしかしたらここに来るのは今日で最後になるかもしれないとぼんやり考えていた。

 

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まだ昼休憩の時間だったので、近くの喫茶店で珈琲を頼み、それをちびちびやりながら、ただひたすら目を瞑っていた。このまま眠りに落ちて、起きたら自宅の布団にいられれば最高なんだけれど。昼休みが終わりそうだったので、慌てて珈琲を飲み干して、再び散歩を始める。

 

 

年始挨拶で得意先を訪問している黒服の男たちは今年もそこらじゅうを練り歩いていた。いつまで、そんな無駄な因習を続けるのだろうか。誰かが「せーの」と言って足並みを揃えない限り、時間だけを無為に奪い続けるくだらない因習は消え去らないだろう。名古屋の営業の若手は、今日は偉い人を乗せて、車を運転しているのだろうなと思うと、散歩だけしている今の自分がどれだけ気楽な身分にいるのかということを思い知る。

 

 

普段より早足になっていたので、いつもよりちょっと早めに会社に着く。せせこましい空間にたくさんの人がいるはずなのに、耳が痛くなるくらいに静かだった。久しぶりの運動ですっかりくたびれた、そしてまだ眠気が抜けきっていない身体で事務作業を進める。去年、散々せかしていた書類はまだ届いていなかった。そもそも、それを希求する作業を担当者が放棄していた。呆れを通り越して、そういう人間でも仕事をしているという事実と、年次が下だから舐められているのだろうなという事実が絡み合って、ちょっと文句を言いたくなってしまいそうだったが、眠たさがそれをどうにか抑えてくれた。せっせと199くんは月初の処理を行っていた。

 

 

眠たさはいつまで経っても収まる気配がなく、そのおかげであっという間に定時にたどり着いた。研修生は急げ急げとばかりに退社し、私もそろそろ帰りますかと思って周りを見渡していたら、キャビネットから今日処理されたばかりの書類を持って自席に戻ろうとしているコピーロボットを見つけてしまった。ああ、今日もやるのか。というか、毎日やるのか。ちゃんと考えたら、毎日書類整理をすることは非効率的なのに、彼は毎日する、ということだけしか見えていなくて、毎日することによって生じる無駄な残業のことを鑑みていなかった。喜々として残業をするコピーロボットは、申し訳ないけれど、会社に飼い慣らされている狗という表現がしっくりきた。まだ年端のいかない子どもの面倒を見ないといけないはずなのに、コピーロボットが勝手に書類整理を始めてしまったばかりに、それを手伝うという形で199も書類整理を始めた。年初めの仕事なので、大半の人は帰っていた。のんひょも既に退社し、南アルプスはせっせと引き継いだ業務をこなしていた。おジイさんは書類と戯れていた。私は残業なんてせず、さっさと家に帰りたかった。でもここで帰ったら、あとでコピーロボットに何を言われるか分かったものではなかった。仕方なしに書類整理に加わり、結局1時間半も残業してしまって、虚しい気分を引きずりながら、でも日常が始まった安心をひしと感じていた。

 

 

途中、本屋で欲しかったサイン本を見つけて、2022年初めての書籍購入を遂げた。果たして、今年はどれだけの本を買ってしまうことやら。

 

 

<購入した本>

古川日出男平家物語 犬王の巻」(サイン本)

 

 

スーパーで食材を買ってたりしていたら、家にたどり着いたのが20時過ぎ。ほぼ何も考えないでキムチ鍋を作って食べて(豚バラ美味しすぎる...)、そうこうして1日が終わる。

 

朝飯:フルーツグラノーラ
昼飯:つけ麺(外食)
晩飯:キムチ鍋

 

76.8kg
23.1%

 

歩数:14,936歩