眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

管理職じゃなくてもいいんじゃないの?

ミスをした。些細なことだった。ただ、私の部署のボスはそういった些細なことを執拗に詰ってくることで有名である。なので、出来る限りひっそりと仕事をしていた。

 

 

それなのに、気の緩み、はたまた聞き間違い、もしくはおばさんの勘違いを間に受けて、昨日と今日、些細なミスをしてしまった。おばさん(別の)が「間違いですか?」というメールを送ってきて、そのメールのCCにボスをいれていたので、ボスには私のミスが筒抜けだった。それは完全に私のミスだった。でも、人間でいる限り、絶対にミスしないことなんてないだろ?ずっとうまくやってても、それが褒められるわけではない。そんなこと、ボスにとっては「やって当たり前」のことなのである。

 

 

忙しい人が、些細すぎるミスにめくじらを立てるだろうか。ボスは暇で暇でしょうがないのだ。たまに部下がミスをすると、「私の仕事だ」とばかりに中身のない説教をする。うまくやっているときには何も言ってこないのに、たまにミスをすると人を馬鹿にした態度を取るような人間に、誰がついていこうと思うだろうか。

 

 

指を頭に指してくるくると回しながら、「あたま、大丈夫か?」と真顔で言ってきた。隣でコピーロボットは真っ赤な顔で私の顔を覗き込んでいた。「大丈夫です。ただ、うっかりミスをしてしまって...」そこからのボスからの執拗な詰りは文章にすると気分が悪くなるので、割愛する。

 

 

私の会社だけなのか分からないが、役職がついている人間は「すごく良い人」か「ハズレ」のどちらかだ。運良く入社して、競うような同期もいなくて、まあ長年の勤めたから、という消極的な理由で役職という冠をつけられた、中身がなくて、自意識過剰の人間は、勘違いをしてしまうのだろう。その勘違いの被害を受けるのは上司の下についてしまった人間で、私も最近はその影響を受けている。

 

 

最初は無害な人間、いてもいなくてもおんなじような人間(失礼)と思っていたが、よく観察してみると特定の、自分に歯向かってこないような人間、例えばおジイさんやコピーロボットに対して執拗なイジリ、もはやイジメを繰り返していることに気づいた。彼らはボスより上の人間に助けを求めることはしない、自分たちの力量不足だから怒られるんだ、と自分を責めてしまうから、いつまで経ってもボスの態度が変わらないままなのだ。

 

 

普段はぼけーっとパソコンのディスプレイを眺めて、たまに部下がミスをすると生産性のない叱責をするだけで、そこそこいい給料をもらっているという現実に眩暈がする。こんなことでストレスを溜めたくないので、細心の注意を払って仕事をして(当たり前)、ミスを犯さないこと。そして、ボスに絡まれてもへらへらと笑わないこと。毅然とした態度を貫き続ければ、「こいつは面倒だな」と遊び相手から除外されるだろう。

 

 

部下の士気をあげるならともかく、まるでなってない管理を繰り返し続けるなら、さっさとどこかにいってほしいと願うばかりである。彼からは一度も、具体的なアドバイスを受けたことがない。「もっとこう、イケイケな感じで」とか、抽象的な、誰でも言えるような、中身のない指示しかもらっていない。それでそこそこの給料が貰えるなんて、いい身分だよな。