眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

寂しさを誤魔化すのはお酒ではなくて

21時まで会社で働いて、くたくたの体で電車に揺られ、家に帰りついて無心で夕飯を食べて、そのあとはなにもできなかった。なにも受け付けない心身になって、1時間以上放心状態だった。昔の私だったらお酒を飲んで、寂しさを誤魔化していただろう。散々残業して、家に帰って誰もいないのはなかなかに堪える。そんな状況だったが、放心状態の末に音楽が流れ、それを聴いているうちに少しずつ精神が回復して、23時にはスマホで文章を書けるほどになった。なんであんな理不尽な残業をしなくてはならないんだ、とか、寂しさを誤魔化すのにお酒を使うのは悪いことではない、とか、現実には様々なことが転がっているけれど、私の気を引こうと必死になって手招きしているけれど、それらにかかずらわっている時間なんてない。一秒一秒、削り取られていく残り時間。なにをしたとしても誰からも賞賛も非難も浴びない環境の中で、私はどれだけ私のことを楽しませることができるだろう。私の生きる意味、生きている理由は「楽しい時間をできる限り味わいたい」のひとつで、それ以外の時間はただただ無意味、とまでは言わないけれど必要のない時間だと思っている。自己研鑽のために筋トレや語学を勉強したりする人生もまたそれらに励む人には最高の時間になるだろう。今の私はそういう時間を欲していなくて、ただただ楽しむ時間が必要なのである。ただ楽しい時間がずっと続いていると頭が麻痺してきて、存分に楽しむことが出来なくなってしまうので、適度に心身に負荷を掛けながら生活を進めていくことが重要で、今日のしょうもない残業は明日のライブ、明後日の演劇を楽しむためのスパイスだと思って、今日はもう寝る。