眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年9月20日(月)

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

昨日の夜は「悲しきよっぱらい」状態で、平和で退屈な日々に唾を吐いてしまったが、今はだいぶ落ち着きを取り戻し、平凡な日常を肯定できるようになった。昨日の夜のようなことが起きたらお酒に逃げるのでなく、「そういう考え方もあるよね」と自分に対して親身になるのが最適解だったようだ。

 

 

午前7時に目が覚める。眠たい。昨日は結局26時くらいまでだらだら起きていたので、こんな睡眠量では体はまともに動かない。もう少し寝ることにする。上の部屋から目覚ましのアラームが聞こえてきて、30分経ってもそれが鳴りやまないので、イヤホンをそっと耳に差し込んで再び寝る。午前9時に再び起きる。まあこんなものだろうか。アラームはやんでいた。ロフトから降りて、朝飯を食べ、椅子に座ってぼおっとしながら音楽を聴く。それに飽きるとだいぶ前からちびちび読んでいた「緊急事態下の物語」を最後まで読む。微妙だった。この短編集に掲載されている小説家自体があまり好きではないので、コロナ関連の話になったとて作品と私の距離は非常に遠かった。特に東山彰良が苦手で、「女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。」を10ページほど読んで耐えられなくて途中で投げ出した過去があり、今回は短篇だったのでしぶしぶ読んだが、もうなんというか薄っぺらい、小説に出てくる人物があからさまに作り手が後ろでひょいひょいと動かしているのが分かりやす過ぎて、話に集中できなかった。残念な読書体験をした、というのも読書をしているなかでは遭遇するし、そのような残念な体験を経て素敵な本に巡り合うと、余計に嬉しさが倍増する。

 

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午前11時過ぎ、まだ昨日の酔いが完全に抜けきってはいないようで、がばがばと水分を摂取して、なんだか眠くなってきたので再びロフトに上がり、布団の上に横たわったら眠りに就いていた。どれだけ眠れば気が済むのだろうか。私と同年代の人々はこれくらいの睡眠を摂っているものだろうか。それとも精神安定剤のせいで眠気が助長されているのだろうか。ふっと目が覚めると正午を過ぎていて、これ以上寝ても仕方がない、そういえば今日は月曜日だった、日曜日のつもりでいたけれど今日は月曜日だった、とまだ頭がぼおっとした状態でロフトから降りて、昼飯にビビンバを食べる。お腹が満たされて、さて外に出ようかと思ったらパソコンがプログラムの更新を始めてしまったので、それが終わるのを待ってから外に出た。

 

 

午後2時前、外は快晴。今日も今日とて本屋散策である。新宿は東口にある紀伊国屋書店の、本館とは別個に存在しているコミックコーナーへ。たくさんの人がひしめきあって、ああでもないこうでもないと漫画を物色していた。やはり紀伊国屋書店は人が多い、ブックファーストに比べるとアクセスが良いので気軽に立ち寄れるから人が多い。一人で黙々と探している分にはそこまで気にならないが、複数で連れ立ってああでもないこうでもないと会話をしていると、「うっ」となってしまうので、自分が欲しいと思っている漫画を至急探し出して、それを購入したらすぐに建物を出た。「よつばと!」以外は読むのが初めての漫画家の作品で、カバーの雰囲気から「楽しそうかな」と推測して購入したが、果たして...。

 

 

<購入した本>

迷子「プリンタニア・ニッポン(1)」
panpanya「魚社会」
あずま きよひこ「よつばと!(14)」
大島弓子綿の国星(1)」

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続いて紀伊国屋書店の本館へ。こちらもやはり人が多い。3階の専門書コーナーを一通り見てから、2階の文芸書コーナーへ。海外文学の単行本のコーナーを一通り眺め、文庫本のコーナーを見て、今まで興味を持ったことがないけれど、なぜだかひっかかるものを感じて、中をぺらぺら捲ってみると面白そうだなと思い、福田恆存「人間・この劇的なるもの」を購入することにした。他にも小口のガジガジが気になって仕方がなかった、多和田葉子「尼僧とキューピッドの弓」、古井由吉「杳子・妻隠」の小口がサラサラな状態のが見つかったのでそれも購入、あとは海外文学で気になっていたのを購入し、購入の手続きが終わったらそそくさと退散した。それにしても人が多いのは連休だからだろうか。いや、平日の仕事帰りでも結構な数の人がひしめき合っているので、ここはそういう場所なのだろう。

 

 

<購入した本>

多和田葉子「尼僧とキューピッドの弓」
福田恆存「人間・この劇的なるもの」
古井由吉「杳子・妻隠
J.L. ボルヘス「伝奇集」
ウィリアム・フォークナーアブサロム、アブサロム!(上・下)」

 

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疲れが徐々に侵食していたが、それでも欲しい本があって、今日のうちに購入しておきたいなという気持ちが強かったので、紀伊国屋を出た足でそのまま西口へ向かい、ブックファーストへ。こちらも人はいるが落ち着いた感じがして、店内もゆったりとした空間が取られているので、不安な気持ちになることはない。ずっと前から刊行されるのを待ち望んでいた岸政彦「東京の生活史」をようやく手にし、あわせてこれも結構前から欲しい欲しいと思いながら買わずにいた、でも買うのならば今だろうということで林達夫, 久野収「思想のドラマトゥルギー」も購入。2021年の夏バージョンの特別な装丁の村上春樹螢・納屋を焼く・その他の短編」をうっかり買ってしまうし、アーシュラ・K・ル=グウィン「文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室」も気付いたら購入してしまっていた。両手いっぱいの本、この重さがいずれ私の人生に光を注いでくれると信じている。

 

 

<購入した本>

岸政彦「東京の生活史」
アーシュラ・K・ル=グウィン「文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室」
林達夫, 久野収「思想のドラマトゥルギー
村上春樹螢・納屋を焼く・その他の短編

 

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家に帰り着いたのが17時過ぎ。さすがに疲れた。いや、さすがなのだろうか。たかだか3時間くらい外に出ていただけでどうしてこうも疲れてしまうのだろうか。知らぬ他人がうようよ徘徊しているところを歩くというのは非常に神経を使うもので、とすると都会に住むというのは私にとっては非常に不利であることに再び気付いた。今、私が東京に住んでいるのは勤め先が東京にあるという理由だけで、もし転職で地元に帰れるのならば地元に帰りたい。ただ、再び実家暮らしをするという選択肢は選ばない。一度、というか二度も一人暮らしを満喫してしまうと実家暮らしの不自由さ、それは主に精神的なものなのだけれど、好き勝手やっても家族からああだこうだと言われることがないというのが幸せなのである。実家暮らしには実家暮らしの利点がたくさんある。家賃はだいぶ浮くし、丹精込めて作られたご飯が食べられるし、何よりリビングに行くと家族がいるので、孤独を感じにくい。ただ、一昨年に1年間実家暮らしをしてみて思ったのは、このままだと結婚したいと思わないなということ。一人暮らしをしているとどうしても寂しい瞬間がふっと訪れる。その時に、「パートナーと一緒に生きていきたいな」という願望が生まれ、その願望を現実に帰るために今年の私は四苦八苦しながら頑張って、彼女が出来て、振られて、それでもパートナーと幸せな暮らしがしたいという欲望に突き動かされて再び婚活に身を投げ込んだ。結果は芳しくなかったが、婚活というのはこういうものなのか、ということが大体わかった。ある物事に対してああだこうだというのは自由だけれど、自分の身を投じてその物事を体験すると今まで知らなかった世界が知れるし、何より謙虚になれる、そして無謀な欲望を抱かなくなる。話がだいぶ逸れてしまった、なんの話がしたかったんだっけ?

 

 

夕飯を作るのが面倒、といっても日々のご飯は精々肉を炒めるくらいしかしていないのだが、それすらも億劫だったので夕飯は白米と納豆で済まし、一段落したので買った本をロフトに運び、本棚に並べてしばし悦に浸る。特に目を酷使したつもりはなかったのだけれど、なんだか目が疲れててスマホの画面を見たくなかったので、ジャルジャルの「ゼロから新ネタ作る奴#12」を見て暫し癒され、次にa flood of circleのFC会員じゃないと聞けない音声を聞き、私は一人じゃない、私は独りじゃないと自分に言い聞かせた。といっても本を買った昂揚感、たくさんの本に囲まれて至福の状況で寂しさを感じることはないのだけれど。

 

 

ロフトを降り、音楽を聴きながら踊り狂い、それに飽きるとTwitterのスペースで婚活の、特にマッチングアプリの事をだらだらと話しているのを1時間ほど聴いていた。当分は婚活市場に繰り出すつもりはないので、気楽な気分で聴いていたが、改めて婚活市場、そしてマッチングアプリという場所の異常さ、そこでパートナーを作るためには血の滲む努力をしなければいけないのか、そこまでして好きになれるかどうか分からない未来のパートナーを探すというのはどうしても途方のないことに思えて、他人とのコミュニケーションにあまり価値を感じていない人間はそういった場所でパートナーを探すのは難しいというか、常にストレスが付き纏うものであることを思い出した。マッチングアプリの、様々な女性の写真が載っているページを延々とスクロールしているときの無の感情、あんな感情は生きててそうそう感じることはない、いや無なので感じてすらいないのだろう。そんな人工的な、あまりに人工的な作業に明け暮れてまでパートナーを今は欲していない、今は、というか暫くは一人の時間をのんびり満喫したいし、コロナが当分は落ち着きそうにないので、今年中に婚活は再開しないだろうな。

 

 

Jake Buggの音楽が、夜の空気をより濃密にしていくそのスピードで。

 

 

79.3kg
24.1%

 

朝飯:フルーツグラノーラ
昼飯:ビビンバ
晩飯:白米、納豆

 

歩数:7,337歩