眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年9月5日(日)

熟年の女性から性的搾取を受ける夢を見た、欲求不満なのだろうか。そんな奇妙な夢を見てしまったせいで、7時には目が覚めてしまい、どんよりとした空気が漂っていたので、(あれ、今日は晴れるんじゃないの?)、カーテンを開くとどんよりした空がどこまでも広がっていた。天気予報を見ると曇りのち雨、そして明日も同じような天気予報で、今日晴れると思って洗濯物をため込んでいたのに......、と落ち込む。まだ眠たいし、外に出ても気分は晴れないだろうな、と安易に布団に寝転がっていたら案の定寝落ちした。

 

 

10時過ぎに再び目が覚めて、今度こそはすっきりした頭で活動を始める。特に今日は予定がないし、昨日のライブで体が疲れていたので、本を読もうという気分にはなれず、訥々と家事をする。洗濯機を回し、お風呂場を綺麗にし、シンクを綺麗にし、洗濯物をリビングに干し、賞味期限が切れた缶ビールを処分し、そうしたら12時を回っていた。軽い疲労に襲われ、再び布団に寝転がるが、寝落ちしてしまうほどの眠気はないので、YouTubeでw.o.d.のラジオを聴きながらぼーっとする。サイトウタクヤがお薦めする「ハル・ハートリー」という映画監督が気になり、Netflixで配信されていないかと探すが配信されていなかった。近所のレンタルビデオ屋では「The Unbelievable Truth」が貸し出しされているようで、でも1本だけ借りると法外な値段を要求されるので、どうしようかな、どうしようかな。借りるどうか、慎重に検討していく。

 

 

13時過ぎ、お腹が空いたので白米に納豆とキムチという、簡素過ぎるお昼ご飯を食べ、だらだらとテレビでバラエティ番組を見る。この間まで「テレビなんてくだらないものはもう見ないだろう」と高を括っていたが、一人の時間が長すぎて、何も言葉を発さない時間が長すぎて、人間が喋っている姿を見たくなった。「全力!脱力タイムズ」、「ゴッドタン」、「モヤさま」を見てひとしきり人間が話している姿を見て孤独が紛れた。しかし、孤独を感じることは別に悪いことではないんじゃないか。どんな人間だって根底には孤独を抱えてて、その孤独ときちんと向き合うことが生きる意義なのではないか。孤独を必要以上に忌避する人間はべたべたと他人とコミュニケーションを取ったり、SNSで執拗に呟き続ける、そして友達だと勝手に思い込んでいるアカウントにだる絡みして一日を終えるのだろう。これは私の勝手な偏見だけれど、そんなことをして孤独を紛れさせたとしてもそれは一時的なもので、そういう人間に限って他人に期待している言動を他人がしてくれないと「なんでしてくれないの!」と怒ったり、拗ねたりしてうだうだしてしまう、そして一人になった時に孤独を感じて、「やだやだやだ...」と駄々をこねるのだろう(さすがにそんな人間はいないか、本の読みすぎか......)。孤独を感じていることに気持ちよさを感じられるくらいまでの境地に至れば、極端な婚活をして好きでもない相手を無理矢理好きになるような、ただただ精神に負荷のかかることをすることはしなくなるだろう。何言っているんだろう、精神が病んでいるのかな。

 

 

洗濯物を室内に干しているせいで、室内の湿気が酷くて、このまま家にずっといたら吐き気を催してしまいそうだったので15時過ぎに家を出た。外はまだどんより曇りで湿気を感じるが、家の中よりは湿度が低くて、こんなことならさっさと外に出ればよかったな。スーパーでお茶を買う、こういう些細な出費もチリツモなので、外に出る時はマイボトルに水道の水を入れて持ち運べば節約にはなるだろう、でもマイボトルはそこそこ重たいもので、万年肩こりの私にはそういったところで少しでも肩に負担をかけない生活を送ることが何よりも大事なんじゃないかな。一瞬だけカロリーの高いジュースを買ってしまいそうになり、なんとか思いとどまってお茶にした自分をまずは褒めてあげよう。いや、別に褒めてあげるほどのことでもないか。

 

 

電車は座席がほぼ埋まっているほどの乗車率。新宿に着くと、そこそこの人間が各々の目的を遂行していた。紀伊国屋書店へ行き、取り置きしていた森見登美彦「熱帯」(サイン本)を受け取る。何気なく図書カードで購入し、購入し終えた後でレジをふと見るとポスターが張ってあり、「QRコード決済で25%還元!」と書かれていて、(紀伊国屋でもこのキャンペーンをやっていたのか)と落胆した。失敗した、ああ、QRコード決済していれば250円のポイントが付与されたのに、というのも後の祭りである。仕方がない、次はからは気を付けよう。次があるのかは知らんけど。

 

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ブックファーストでも本をだらだらと見る。吉田修一「国宝」が朝日文庫で出てて、朝日文庫の手触りはそこまで好きではないけれど(がぢがぢしてる)、吉田修一だしサイン本なので買うことに決めた。まずはこの本をPayPayで買って、PayPayポイントが25%付与されることを確認することにしよう。レジは混んでいるので、空いてからにしよう。ここで会計はすぐだから、と焦ってポイントカードを外に出して、本と一緒に片手で持っていたことがこのあとの私をどん底に落とす

 

 

20分ほど本棚を眺め、ほどほどに満足したからまずは手元の本を買おうと思い、本に目をやると本しかなかった。あれ、ポイントカードも一緒に持っていたはずなのに。あれあれ。あー、あれか、無意識にポケットに入れていたか。危ない危ない、10,000円相当のポイントが貯まっているポイントカードだから慎重に扱わないといけないなと、ポケットを探ってみるがポイントカードはなかった。

 

 

 

え?

 

 

 

いやいやいやいやいやいやいや、いやだ。もしかして、どこかに落としてしまったのか。こんなことならさっさとポイントを使っておけばよかったという後悔を引きずりながら店内を注意深く眺める。行動範囲は狭いので、5分もしたらあらかた見終えてしまう。ない。ない。ない。もしかして落ちているポイントカードを誰かが拾って、そのカードに貯まっているポイントを使われてしまっているかもしれない。もしそうなっていたとしても、そうなったということはそうなる運命にあったんだ、と自分に言い聞かせても、いやいやいやいやいやいやいや、いやだ、そんな運命は受け入れたくない。まだ諦めたくなかったので一度、いや二度は見たけれど焦っていたから見落としてしまっていたかもしれないと思い、一度深呼吸をしっかりしてからその辺りを眺めてみると、

 

 

 

あれ?

 

 

 

あの、端が微妙に欠けている、あの青いポイントカードは......。慌ててそれを手に取ると、それは私のポイントカードだった。すぐに財布にしまい、今後は会計をする時にだけ出すこと、そして貯まっているポイントはさっさと使ってしまうこと。ブックファーストのポイントは100ポイントでコクーンタワーにあるタリーズコーヒーでワンドリンクと交換できるのだけれど、今までポイントはそういう使い方をしていたけれど、この時期に今までどのような日常を過ごしていたか分からないような人間と近い位置で飲み食いするのはあまりにもリスクが高すぎる。そして、あそこの喫茶店は治安があまりよくない、というか周りを気にしないでベラベラと話す人間が多いので、当分はあそこでお茶をすることはないだろう。だったらさっさとポイントを本代に充てればいいのだ。しかし今はPayPayのキャンペーンがあるので、10月になったらすぐに使おう。こんなことで悩むつもりはなかったんだけれどな。ポイントカードを無事に見つけて、あまりにも安心してしまって、周りに人がいなかったらへなへなと座り込んで泣いてしまっていたかもしれない、そんなことはないか、子供じゃあるまい。大人でもないんだけれど。

 

 

<購入した本>

森見登美彦「熱帯」(サイン本)
吉田修一「国宝(上)」(サイン本)

 

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「国宝」の上巻だけを買い、引き続け本屋を徘徊する。こんなにも本屋にいることで安心できるのなら、大学生の時に本屋さんでバイトをすればよかったと思うけれど、客としての本屋と仕事先としての本屋はあまりにも違う。日々、たくさん本が入荷されて、それを運ぶことで体の節々に負担がかかり、慢性的な肩こり腰痛その他諸々の体の痛みに耐えなければならないだろう、でも今も肩こりは慢性的にあるので、別にそこまで気にすることはなかった。

 

 

漫画のコーナーも隅々まで見て、専門書のコーナーもじっくりと見て、また文庫本のコーナーを見て回ろうと思うも疲れが顕在化してきていたので、続きは来週のお休みにとっておこう、楽しみは次の日お休みはとっておこうと思えて、17時過ぎに本屋を出る。

 

 

家に帰って、特別なことをするわけでもなく、淡々とビビンバを食べ、読書をしていたら日付を跨いでいたので、おとなしく寝ることにした。明日からまた一週間が始まる。

 

 

79.9kg

23.8%

 

歩数:6,814歩