眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

Newspeak × w.o.d. 『SUMMER WARS -SPRIT TOUR 2021-』@F.A.D YOKOHAMA

w.o.d.のライブは今日のライブで今年5本目になる。

 

<2021年に参加したw.o.d.のライブ>

・ Getting Better-25th Anniversary Party-"1996"@下北沢Flowers Loft(2021.2.27)
・w.o.d. ONE MAN TOUR “バック・トゥー・ザ・フューチャーⅢ@西川口Hearts(2021.5.9)
・w.o.d. ONE MAN TOUR “バック・トゥー・ザ・フューチャーⅢ@LIQUIDROOM(2021.6.25)
・A FLOOD OF CIRCUS 2020-2021(2021.6.27)

 

3日前にライブに行った東京初期衝動もそうだけれど、好きになったロックバンドのライブにはとことん足を運んでるな、たくさんライブに行ってるけど大半は同じようなロックバンドのライブばかり行ってるな、と今日のライブが始まる前にぼんやり考えていた。

 

 

w.o.d.をどういった経緯で聴き始めたのかよく覚えていない。気づいたら聴いてて、聴くのを止められなくなっていた。こんなにもかっこいい音を鳴らすロックバンドをなぜ今まで素通りしていたのか、それまでの自分の頬に平手打ちをしたくなるくらいの後悔、しかし今、彼らのライブに行けている幸せが後悔を丁寧に上書きする。w.o.d.のライブ、異常なほどに好き。音源での好きが10だとしたら、ライブでの好きが55くらい。バカでかい音を鳴らすロックバンドは国が保護しないといけないと思う、それくらいに最高のロックバンドだと思ってる。

 

 

Newspeakは3年前、The Fratellisオープニングアクトでライブ観た、海外のロックバンドではないのか?と疑うほどに英語の発音が流暢で、でもそこまで響くことはなかった。今回、改めて彼らの音楽を聴いてみたらどこからどう聴いても海外のロックバンドのそれで、日本人感を感じることはなく、それはそれで愉快である。どんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。

 

 

Newspeak(18:00-18:40)

 

スタジアムで演奏しても十分に通用するほど、ダイナミズムに溢れるサウンドを鳴らすなという印象を抱いた。キーボードでの演奏が多いせいか、私の大好きなバキバキのロックサウンドではない、それは音源の時点で分かりきっていたことだけれど、改めてライブで演奏を聴いて、申し訳ないけれど、そこまで好きになれなかった......。最新作「TURN」の中にはいくつか好きな曲があって、それを演奏してくれた時には「おっ」と嬉しくなったが、そこまでの嬉しさは感じなくて、たぶんこれから彼らを聴き続けてもあまり好きになることはないんだろうな、とちょっぴり寂しくなった。ハマる人はがっつりハマるんだろうな、でも泥臭いほどのロックミュージックを求めている私には清潔すぎました。MCもそこまで面白くなかったです。「ライブ、楽しいでしょう?」と聞かないで、ライブが楽しいかどうかはこちらが決めるので......。

 

 

<セットリスト>

01.Wide Bright Eyes
02.Generation of Superstitions
03.Media
04.Weightless
05.Great Pretenders
06.Jerusalem
07.Lake
08.Blinding Lights

 

 

転換は30分ほどかかりました。ベースの音出しで不具合が生じたようです。なんとか演奏できるようになり、w.o.d.の出番が回って来てよかったです。

 

 

w.o.d.(19:10-20:00)

 

ああもうかっこいい、かっこよすぎて頭がどうにかなるかと思った。思ったではない、頭がどうにかなった。

 

 

SEでVanilla Fudge「Ticket To Ride」が流れ、メンバーがステージに現れる。ステージの照明は暗めに設定されてて、客席への照明が直に直撃するので、眩しくてメンバーの姿が見えない。一曲目、何が来るんだ何が来るんだとどきどきしてると、「だんだーん」という響きで思わず叫びだしそうになった。一曲目から「モーニング・グローリー」はえぐい。凶悪なベースの音、激しく叩き鳴らされるドラム、不敵に響くギター、そしてサイトウタクヤの歌声。興奮しないはずがない。調子は最高です、今日死んだってOKではないけど。「シャリララ」のところで音が爆発して客席を覆う、お酒を飲んでいないのに酩酊状態になったかのように頭がくらくらする、一体今何が起きているんだ?テンションがやばい、適切な言葉が出てこないくらいに頭がやられてしまった。

 

 

w.o.d.のライブは音源を軽々と超えていくほどにかっこいい演奏をするので(音源も最高です)、一曲目で幸福感がやばくて、このあとこのまま立っていられるのか、大丈夫か俺?と思ってて、「モーニング・グローリー」が終わると、間髪入れずに「Mayday」へ雪崩れ込む。完全に客を仕留めに来てる曲順にニヤニヤしてしまう。ドラムは低い位置に設定されているせいか、普段のライブでは中島が演奏している姿はよく見えないのだが、今日は運良く視界が開けていて、じっくりとドラミングを堪能することができる。そりゃあれだけ激しくドラムを叩き続けていたら今にも泣き出しそうな顔になってしまうよね。それでも泣き言を言わずに愚直にドラムを叩き続けている姿にうっとりする。「モーニング・グローリー」、「Mayday」ですっかりお腹がいっぱい、これでライブが終わっても悔いはないよ、なんなんのこれ、と思っていたら「QUADROPHENIA」を投下。だめだって、少しは休ませてくださいよ。ずっと体を揺らし続けるしかない、最高な演奏が目の前で繰り広げられているから。何回かライブに行っているけれど、この曲の演奏率が異様に高いので、メンバーはこの曲を特に好きなのかな。ライブ映えする激しい曲だし、2分ちょっとで終わるので、セットリストに組み込みやすいのだろうか。それにしてもメンバーそれぞれが一心不乱に演奏しているのを観れるってこんなにも幸せなんだね、音源を聴いているだけでは分からないぶぶんをこの目でしっかりと観ると、より一層曲が好きになる→たくさん曲を聴く→ライブに行きたくなる→ライブに行く、という無限ループが完成してしまう不思議。

 

 

「QUADROPHENIA」が終わり、一瞬だけ間を置いてから「Fullface」。極悪なベースがライブハウスを包み込む。この人たちはどこまで私たちを満足させれば気が済むのだろうか。普通のロックバンドだったら3曲くらい演奏して、小休憩を兼ねてMCに入って、くだんねえことをぺらぺら話しだすことが多くて、「どう、楽しんでる?」なんて愚問を聞いてくる愚かさよ。w.o.d.はそんな野暮なことはしない、愚直という言葉が似合うほどに曲と向き合って、必死になって演奏し続ける。1stのなかで大好きな曲が演奏される、この曲を会社の上司に聴かせてやりてえな、と思いながら、これでちょっと休憩に入るだろうかと思っていたら、まさかの「lala」へ。もう休ませて。それでも体が動くのが止まらないのは、最高な時間を全力で楽しんでいるから。「Fullface」からの「lala」ってこんなにも素敵な流れなのね、誰がセットリストを考えているのか知りませんが、ここまで最高すぎて吐血してしまいそう。それほどまでに興奮してしまった。

 

 

ここで小休憩。1分くらい時間を置いて、MCなんて挟まないで、「sodalite」へ。爽やかなんだけれど、爽やかさの中に切なさが混じりこんでいて、なんでこんな素敵な曲が作れるのだろう。そしてライブでこの曲を聴いてるとたまらない気持ちになって、ちょっとでも背中を押されたら今にも泣きだしてしまいそうなくらいに心がうるうるしてしまう。この曲が産み出されて、こうしてライブで演奏しているのがたまらなく愛おしい。

 

なにか なんて無くたって
君がここにいれば なんて
空を見上げていた

 

のぶぶんでサイトウがそっと上を見上げながら歌ってたの、最高だった。

 

 

1曲演奏して、ちょっとだけ休憩して、で、演奏されたのが私が大好き大好きで仕方がない「煙たい部屋」でした。今日のライブに参加して本当によかった。音数を極限まで絞り込んでいるからこそそれぞれの楽器の音が際立って聴こえるのが最高だし、何よりサイトウが歌い上げる歌詞の世界観が本当に好き過ぎる。アルバムを流してて、この曲が来たときは思わずスピーカーの近くまで来て、じっと歌声を聴いているのだけれど、今日はそれを生で見れて本当に嬉しい。サビのぶぶんの、

 

あいかわらず ふざけ過ぎた僕らは
また繰り返すだろう なにも知らないふりで

 

本当に素敵すぎませんか?激しすぎない、落ち着いたこの曲でちょっと休憩。しつつも、全神経を研ぎ澄ませてサイトウの声を聴く。し、演奏にもしっかりと耳を立てる。めっちゃ集中してる、普段生きててこんなに集中することなんてない。それくらいに私はこの曲を愛していて、今日のライブで、退廃的な気分を抱えてライブハウスに来たから、この曲を演奏してくれて本当にありがとう。その後に演奏されたのが「サニー」で、「煙たい部屋」の世界観とちょっと似ているから、憎い選曲をしてくるな、セットリストを丁寧に作りこむロックバンドが私は大好きです。

 

 

ここでようやくMC。

 

サイトウ

「チャイナ服着てるじゃないですか。この服を着てること忘れて中華街に行こうとして焦りました。これ着てると観光感が出て恥ずかしい。これ着て豚の頭なんて持ってたら観光感が出て恥ずかしい」

 

「ん?チャンピオン?肉まんチャンピオン?美味しいから満喫しました」

 

「あるバンドと対バンツアーで4箇所も回るのって初めてじゃないですか。お酒が飲めなくて、喋れるのは楽屋にいるときだけのちょっとの間だけなんですけれど。
コロナ禍じゃないですか。バーベキューをやろうと思っていたんですけれど、出来ませんでした。
ツアー、とても楽しかったので、また回りたいですね。次はエピソードⅡということで。あれのエピソードⅡは駄作と言われてますが(笑)。
最後まで楽しんでいってください」

 

あっさりしてるMCを終え、「楽園」のドラミングで血液が逆流してしまいそう。演奏が爆発するところでたくさんの観客が拳を挙げてそれに応えている姿にぐっと来てしまう。「楽園」も好きな曲だよ、そもそもw.o.d.の曲で好きじゃない曲はなくて、だから彼らのライブではずっと楽しいが続くことが確約されている。今日の「楽園」でのサイトウのシャウトもよく声が出てて、日頃の鬱憤を晴らしてくれたようです。次にアルバムと同じ順番で「BALACLAVA」が演奏されて、もう正気じゃない、今日は3rdからどれくらいの曲を演奏してくれるんだろう。まだ3rdを出して1年も経っていないので、w.o.d.のモードは3rdを中心としたものなのかもしれない、と勝手に推測する。3rdの曲は今までのアルバムと比較しても好きの度合いが2つくらい上なので、3rdの曲をたくさん演奏してくれるのならば多少の無理をしてでもw.o.d.のライブに足を運ばなくちゃ。それにしてもライブで聴く「BALACLAVA」も尋常じゃないほどにかっこよくて、頭がどうにかなってしまいそうでした。しっとりと歌い上げるサイトウも好きだけれど、激しく叫ぶサイトウも好きだな。

 

 

からの「踊る阿呆に見る阿呆」で狂喜乱舞。あれ、もうちょっとでライブが終わりそうだけれど、阿保の曲をやっていないではないか、このまま阿保の曲をやっていないと家に帰るまでに発狂してしまうだろう、と勝手にどきどきしてたので、阿保の曲が無事に演奏されたことが嬉しい。「A FLOOD OF CIRCUS 2020-2021」でa flood of circleがこの曲をカバーしてて、他のバンドからも愛されている最高な曲なんだなということを認識したし、今日で何度目の阿保か忘れたが、阿保は何度聴いても底抜けに阿保になれる、阿保がより阿保になれる曲で、この曲を世界に放ったことでw.o.d.は確実に次のステージに進んだと勝手に思ってる。狂い狂った曲を今後も作ってくれたら、w.o.d.のライブはもっと凄まじいことになるし、そんな事態になったら私は会社をズル休みしてでもw.o.d.のライブに行くだろうな。今日が土曜日で本当に良かった。

 

 

「最後の曲」

 

とサイトウが言って「1994」が演奏されて大団円。最後にこの曲を持ってくるのは確信犯でしょう。前にライブで観た時よりも演奏に情感がこもっていた気がして、涙腺がすごく緩んでいた。危なかった。

 

あのチャイニーズは今も 綺麗に笑う

 

で、サイトウが来ているチャイナ風の服を連想し、

 

最高速で流れていく 想いが
高く上がって 消えてくように
平成は空にとけた

 

で、「平成」を「夏」に勝手に置き換えて演奏を堪能した。「1994」がライブの最後に演奏されたらそりゃもう、最高なライブですよ。そろそろ語彙力に限界を感じているのでこの辺でとめておきます。

 

 

アンコールはなし。「1994」を演奏し終えたところで時刻は19:57だったので、ぎりぎりだったのだろう。いつになったら緊急事態宣言が解除されて、一部の業界に対する苛めが終わるのだろうか。他のライブでは20時を終えても普通に続けているのもあるから、ライブハウスによって終演時間の認識は異なるのだろうか。

 

 

w.o.d.の今後の予定としては9/21に広島のPARCOでa flood of circleとツーマンライブ(めっちゃ行きたいけれど、広島はさすがに無理)、9/23に神戸でtetoとツーマンライブ、そして10月から「スペース・インベーダーズ 5.5」が始まります。「スペース・インベーダーズ 5.5」は4か所で開催されるのだが、SIX LOUNGEと対バンする名古屋公演に行きたかった。東京はAge Factoryというバンドで、YouTubeでちょっと聞いたけれどそこまで好きなサウンドじゃない......。それに東京公演の日はUNISON SQUARE GARDENの「Patrick Vegee」ツアーのカルッツかわさき・ホールでの公演があるので、多分そっちを優先するだろう(まだチケットは取れていないのだけれど。一般販売はいつなんだろう......。FC先行もオフィシャル先行も落選したから、もう無理なんじゃないか......)。

 

 

というわけで、2021年のw.o.d.は今日で見納めになってしまうのか。新しいイベントが発生してくれることを切に願っています。取り敢えず、今日と明日はこのライブの余韻に浸っています。本当に最高だったな......。

 

 

<セットリスト>

01.モーニング ・ グローリー
02.Mayday
03.QUADROPHENIA
04.Fullface
05.lala
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06.sodalite
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07.煙たい部屋
08.サニー
----------------MC----------------
09.楽園
10.BALACLAVA
11.踊る阿呆に見る阿呆
12.1994

 

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