眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年8月11日(水)

お盆休み5日目

 

10時起床。予定はない。昼、寿司食いてえなくらい。 保坂和志の「考える練習」をだらだら読む。保坂和志は今の私の精神状況にフィットする感じ、読んでてとても落ち着く。コロナや婚活でくたびれた心をじっくりと解してくれる、みたいな。ある問いに対してすぐに答えを出そうとしない姿勢、そもそも分かりやすい、一言で表現できるような答えなんて存在しない、物事はあらゆる要素が複雑に絡み合っているのだから、その一つ一つを丁寧に解していって、徐々に答えのようなものが浮かび上がってくる感じ。いつまでもうんうんと考え続けることが大事で、他人から簡単に与えられるインスタントな答えで理解したと感じるのは愚かだよね、時間をかけて自分の頭で考えなくちゃ、みたいなことが書かれてて、それを読んでいる私は安心する。最近の私は物事にぶつかって足を挫くとすぐに立ち上がり、無理矢理壁を壊そうとしていた。そんなことばかりしてても物事は解決しないし、足はずっと負傷したまま。座ったまま、せっかくだからとうんうん考えてみるのがいいんだろうね。すぐに病院に行って足を治療してもらうのもいいし、ハンマーを調達してそれで壁をぶち壊してもいい。でも、今の私は、地べたに座り込んだまま、どうして壁にぶつかったのか、そもそも壁にぶつかるとはどういうことなのか、どうすれば壁にぶつからなかったのか、そもそもこの壁は実在するのか、誰かが勝手に作り出した虚像なのではないのか、とうんうん考えてみたほうがいい。答えなんてきっとない、あると思ってもそれは他人の勘違いだろう、くらいに考えていた方がきっと生きやすい。

 

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いつもであればここくらいから休みに対してだるさを感じ始める。「もうだらだらするのは飽きた。仕事したい」なんて妄言を吐くところだが、現状、だるさを感じていない。そもそも今回のお盆休みに対しては期待なんてしていない。帰省を諦め、婚活を諦め、ライブは中止になる。そんな状況で何かに期待するということが少なくなっているので、休みに対する期待値は低い。毎日、それなりに楽しく健康に生きられればいいなと思う。連日、テレビやネットではコロナの情報が鬼のように流れ込んできて、それは今までのよりも深刻さを増していて、そろそろやばいんじゃないか、何波か分からないけれどこれは落ち着くのか、そもそも落ち着くってなに?という感じで、外に出るとコロナに罹る可能性はあるから極力外に出ない方がいいんだろう。でも、きちんと感染対策を行えば、人の多いところを避けていれば、最悪の事態は免れるのではないか、と考えるのは危機意識が足りない、と誰かに糾弾されるのかな。何が正しくて、何が間違っているのかなんて、断定できるほど世界は単純にできていない。

 

 

だらだらして、だらだらして、なおもだらだらして、14時過ぎにようやく重たい腰を上げて外に出て、銀座の寿司屋で寿司を食べることにする。お盆、だけど平日だし時間も15時を過ぎているので人は疎ら。ここの寿司屋は感染対策をきちんとしてて、安心して飲食できる。平日限定のセットと単品をいくつか頼んで、それを食べる。前に食べた時と比べて味がちょっと違う、違うというのは優しい表現で正確には劣る感じがして、でもそれはこのお店の落ち度ではなく、時期の問題もあるのだろう。全体としては美味しくて満足したので、これ以上何も言わない。お茶はどうするかと店員さんに訊かれたので「冷たいので」と頼むと、「こんな暑い中、わざわざありがとうございます」と丁寧な言葉が返って来て、人として接してくれているのを感じてちょっとだけ嬉しくなる。こういうのが好きで、銀座に来たときはここでお寿司を食べるようにしている。

 

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そのまま家に帰るのはもったいなくて、新大久保で大好きな韓国食品の調達を行う。お盆だが平日なので、街行く人は少なく感じる。市場でタコキムチ、キムチ、韓国の辛いラーメンのめっちゃ辛いバージョンを買って、あとは どこにも寄らないでまっすぐ家に帰る。

 

 

ちょっと前からKindleでセールをやっていて、朝日新書やその他出版社の本で気になったのをいくつか買って、ここ数日間ちびちびと読んでいる。「結婚不要社会」で結婚に対する考えをいくつか蓄え、「無敵の思考」でビジネス書を読んだ時に感じる一過性の興奮を感じる。他の本はまだ手を付けられていない。私は遅読のほうなのに、たくさん本を買いすぎているし、頻繁に図書館で本を借り過ぎている。もうちょっと買う本、借りる本を絞ったほうがいい、そもそも家に十分な数の本があるんだから新しく買わなくていい、借りなくていい。と思うんだけれど、今の私のストレス発散法が書店に赴き、気になった本を躊躇することなく買うことで、ああ、ああ、ああ、今はこれでいいこれでいいと自分に言い聞かせる。

 

 

<購入した本>

朝比奈なを「教員という仕事 なぜ「ブラック化」したのか」(Kindle
山田昌弘「結婚不要社会」(Kindle
内田樹「コロナと生きる」(Kindle
大澤真幸「<問い>の読書術 」(Kindle
萬田緑平「穏やかな死に医療はいらない」(Kindle
保坂和志「考える練習」(Kindle
ひろゆき「無敵の思考」(Kindle

 

無敵の思考

無敵の思考

Amazon

 

 

お昼ご飯を遅くに食べたのもあるし、そこまで動いていなかったので、19時を過ぎてもお腹は減っていなかった。YouTubeジャルジャルのネタを観て、Twitterを徘徊し、心がちょっとばかし満たされたので、昨日から返信を保留していた瑠璃さんに返信する。昨日は心がぐらついていたので昨日返信しなくてよかった。冷静な頭で、「そういう状況なら、会わないほうがいいですよね。明日の予定は延期にしましょう」とメッセージを送った。5分後に彼女から連絡が来て、一緒に働いている同僚はPCR検査で陰性だったので、会えるかもしれない、(私)さんに明日どうするかお任せします......、とのこと。私に任せないでよと思い、メッセージだと自分の考えていることを上手く伝えられないだろうから、ちょっとだけ電話をする。自分は今の状況で瑠璃さんに会うのは怖くないよと伝える。でも、もし明日(私)さんに会ったことでコロナに罹って、それを利用者さんに移してしまったらと思うと......、とのこと。じゃあもう答えは出ているんじゃないか。責任を私に押し付けないでくれよ。でも、ずっと前から会えない会えない状況が続いていて、こんなんじゃ(私)さんに対して失礼なんじゃないかな、もうやり取りをやめた方がいいんじゃないかなとも思うし......。じゃあ明日はとりあえず電話にしよう。今会うのは今までとは比較にならないほど危険だと思うから、明日は電話にしよう。で、落ちついてきたら実際に会ってお話しよう、そうしよう、と提案する。でもですね、今会えない、というか会うのに抵抗があるのはコロナだけじゃなくてですね。前にも何度か話したと思うんですけれど、自分の外見に対し過去の彼氏から酷いことを言われて、すごくトラウマになっていて、(私)さんがそういうことを言うような人ではないとは頭では分かっているんですけれど、でもやっぱり怖い。本能が反応して、「会うのが怖い」って思うんです。だから、う~ん、どうしたらいいんだろう......。でも会わずにずるずるとLINEと電話だけでやり取りして、お互いにいい感じになって、で半年後ぐらいに初めて会って、その時に「あっ、違うわ」となったほうがダメージが大きんじゃないの。早い段階で会ったほうが、そっちの方がいいんじゃないのとは思う。でも、でも。と続くので、明日は電話にしましょう。ということになり、瑠璃さんは急いで仕事に戻った。どうすることが正解、なんてことはないんでしょうね。会うのも会わないのも、どちらも悩んだ末に導き出した答えなら間違っていない。と、婚活に対して投げやりになっている私は思う。

 

 

お酒に免疫がなくなっているのに、ピッチ早めにお酒を摂取するのは馬鹿の所業。22時過ぎ、このままのほほんと日常が終わるのが物寂しくなり、冷蔵庫に冷やしてあった缶チューハイを徐に飲み始めた。甘い、甘すぎる。缶ビールを冷やしておけばよかった。缶チューハイはジュース感覚で飲めるから危ない。苦味の効いたジュースのようで、するすると飲めてしまう。半分ほど飲み終えて、顔が火照ったように暑くなって、さっきまで慎重に組み立てていた考えを根っこからぶち抜いてビルの屋上からばら撒くような、明日のこととかどうでも良くなるような、ただ今、この瞬間の気持ち良さだけに特化した欲望にまみれていく。気持ちいいのはほんの少しの時間だけで、あとはただただ暑い。暑くて、まともに思考ができなくなるのが鬱陶しい。浴びるように水を飲んでもなかなか酔いは覚めない、酒が弱い人間は酒に近づかないほうが良いのに、ふとした瞬間に飲みたくなって、飲んでしまって後悔するのは分かっているのに、懲りずに飲んでしまうのが不完全な人間を体現してるようで面白い。

 

 

ぽわぽわした頭でw.o.d.聴くの、本当にどうにかなるんじゃないかと思う。素面のときにあんだけ気持ちいいんだから、意識が吹き飛ばされそうな時に聴くのは危ないって分かっているのに、聴き始めたら止まらなくなるね。合法ドラッグの域を超えているものを摂取して、この時間がいつまでも続けばいいのにね。明日、一日中だるいんだろうな、めんどくさ。明後日にワープしたい、そのまま宇都宮までワープして、ユニゾンのライブを堪能して、またワープして家に帰ってぐーぐー寝たいのだ。寝れたのは午前3時過ぎでした。

 

 

7,106歩