眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年7月30日(金)

ワクチン接種から4日経ったので、ほぼほぼ副反応はなく、体はそこまでだるくない。だるくはないが、天気があまりよくなくて、それはこの間近づいていた台風のせいだった。雨が降るとか降らないとかニュースで言っていて、それならば一応傘を持っていこう、もし今日雨が降って傘を使うことになるならば、この傘の記念すべき日になる。外はもわっとしてて、熱さよりも湿気でどうにかなりそう。電車は相変わらず混んでいる。昨日、コロナの新規感染者数は東京都および日本全体で新記録を記録した。それなのに電車の乗客は減らない。会社に着くと人がほとんどいなくて、ゴーストタウンにぽつんと聳え立つ建物の中のようだ。井戸端さんは昨日の在宅勤務では満足できないようで、「ワクチンの副反応が...」という理由で、月で一番忙しい日、今日仕事しなかったら何しに働いているの?という日に堂々と休んでいた。一回目でワクチンの副反応がどれくらいかはだいたい分かっているんだから、それを考えてワクチンの接種日を決めろよな、と毒づきたくなる。コピーロボットもおジイさんもいない、Z君は体調不良、若手はワクチン接種のお手伝いをさせられていて、私の所属する部署は私を含めて仕事をする人が4人しかいなくて、もうこれ帰っていいかな、帰って読みかけの本を浴びるように読みたいんだけれど...、と肩を落としそうになった。

 


ぬるっと始まって、ぬるっと時間が流れて行く。仕事は次から次へと、いろんな方向から舞い込んでくるので、たまらないようにすぐに処理をする。処理をして、仕事が来て、処理をして......、を何度も何度も繰り返しているとあっという間に午前が終わる。一瞬で休憩が終わる。

 


午後もぬるっとしている。誰かが室温の調整を自分勝手に行っているので、室内はまるでハワイのようにぽかぽかしてて、うっかりすると意識を失いそうになる。暑さに耐えられなくて腕まくりをしていると(半袖のカッターシャツはださいと思う)、「おいおい、今そんな調子だったら、本番はどうするんだ」と上司に声を掛けられる。あまりにも意味のない問いかけだったので、咄嗟に顔を作ることができず、真顔のままで頷いてしまった。意味がなくても、オチがなくても、とりあえず笑顔でぶんぶん首を振っておけばいいんだよ。人が少ないからか、暑さは残っているが空気は澄んでいるように感じられる。東京は8月末まで緊急事態宣言が延長されることになったので、夏休み明けも存分に在宅勤務を満喫できる。多分、8月中には解除はできなさそう、感染者数はあまり減らないだろうから、9月も在宅勤務が続くはずだ。そろそろ本気で勉強をしなければいけない。2週間前くらいに、5つ下の後輩が試験の合格を上司に報告して、「ほら、こいつはできるやつだぞ!」と嬉しそうに叫んでいた一幕をふと思い出した。試験、本当は私が研修を受けているときだから5年前には合格しておかなければいけなかったし、不合格だったことで当時のパワハラ上司からねちねち付き纏われて非常に鬱陶しかったので、さっさと試験に合格しておけばよかったんだけれど、どうにもこうにも勉強に身が入らない、あれこんな表現をするんだっけ、そんなこんなで7年目に突入してしまって、次の試験こそは.....、と思っているのだけれど、試験日を確認すると私がとある計画をしていた日に丸被りしてて、その予定をずらすわけにはいかず、「ああ、私はなんて不遜な人間なのでしょう」とぼおっとしている。

 


恋愛、というか婚活に疲れたので、ほぼ何も考えないでメッセージを送っている。ごちゃごちゃ考えて送ったメッセージよりも反応がいいのが皮肉である。そんなこんなで4回目の婚活で初めて、デートイベントが発生する。深いことを考えないでぼーっとやり取りしていたので、彼女がどんな人間なのかをいまいち把握できていないし、デート当日、どんなことを話そうかなんてことは一切考えていない。面倒、全てが面倒。婚活どうのこうのよりも生きていること全てが虚無に思える!本谷有希子の新作を読みたい。本棚にそっと置いたままで1週間は過ぎてしまった、本谷有希子の新作が読みたいから、今日は家に帰っても婚活アプリを開くことはないだろう。婚活アプリ、なんて下品な響きなんだろう。全ては茶番である。

 


昨日になってぎりぎりにチケットを取って、東京初期衝動のライブに行くために恵比寿に行くんだけれど、開演時刻は19時30分。チケット番号は全然良くないので、定時になってものんびりと時間を過ごす。それっぽいことをかたかたとしていると、周りの人間は、(おっ、○○は真剣に仕事をしているな)と錯覚するので(と思い込んでいるだけ)、それっぽいことをかたかたして時間を潰す。おおお、人生が盛大に遅延していく。

 

 

 

ライブを終え、まっすぐ家に帰る。家に帰って、いつもと同じ行動をして、先ほどのライブの余韻に浸って、そうこうしていたら24時を過ぎていて、私の人生は可もなく不可もなく、こういう感じでするすると過ぎていくのかな、と思うとちょっぴり寂しくなって、でも人生っていうのはそういうものなんだよ、諦めなよ、と自分に言い聞かせながら眠りに就く、今日も。

 

 

4,741歩