眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年7月8日(木)

昨日は24時ちょうどに寝て、ストレスもそんなになかったので充分な睡眠を取れたはずだったのに、6時ごろに起きて、(眠っ...)と再び寝て、すっと意識が戻ると周りが静かで、これは...と思いスマホで時間を確認したらあと数分で仕事が始まる時間だった。出勤だったら遅刻していたので、在宅勤務に感謝している。急いでパソコンをセッティングして、始業時間ギリギリにミーティングルームに入ると誰もいなくて、メールを確認してみると「今日のミーティングは中止」とのことだった。そして、来週以降も在宅勤務は継続しますと明記されていた。そうか、そうだよな。来週の月曜日から東京では再び緊急事態宣言が発令されるから、そりゃそうだよな。でも、もう緊急事態宣言なんて出して意味あるのかな?飲食店やライブハウスなどを苛めて、何か意味があるのかな。

 


今日も小降りだが雨が降っていて、そのせいか体がどんよりしていた。栄養ドリンクを飲んでみても元気になることはなく、それは栄養ドリンクを短期間に飲み過ぎてしまったせいかもれなかった。隣室の住人の音が全く気にならなくなってて、それはそんなことを気にしている心の余裕がなく、狭窄視野に陥っている可能性が大きかった。まだ婚活して自分に合った相手を見つけたいと思っているけれど、その思いも日に日に小さくなっていて、そこまで結婚したかったかな、とか、マッチングアプリに登録して手を探しているような女性は、所詮その程度の女性なんじゃないかな(ブーメラン)と思ってて、必死になってメッセージを送った末の電話で虚しい思いをするくらいなら、一人の時間を存分に味わったほうがはるかに有意義だった。

 


午前中はずっとだるかった。早く起きて、近所を散歩すればよかったかもしれない。でも傘を差してまで外に出たいと思わない。ああ、いつまで梅雨が続くんだろう、去年はこんなにも梅雨が長かったかな。去年のこの時期は何を考えていたのか、どんなことに悩んでいたのか、本当に記憶がなくて、去年の日記を見れば分かるのかもしれないけれど、まずまず暗い生活を送っていたことは容易に想像できるので、読み返すことはしない。今だって失恋や婚活のせいでそこそこ暗い生活を送っているが、ほぼ平常通りにライブに行けているので、去年よりは心の健康が保たれているはず。でも来週の月曜日に発令される緊急事態宣言のせいで予定しているライブが延期、もしくは中止になってしまう可能性があるので、気が気ではなかった。来週はclimbgrow、the pillowsTHE NOVEMBERSNUMBER GIRLのライブが控えていて、特にNUMBER GIRLのライブは一度中止になっているので、また中止になったら本当に恨むよ。何を恨めばいいのかはしらんけど。

 


午前の仕事が終わって、すぐに家をでた。雨が降っていたが、外に出て歩いていないと発狂してしまいそうなほどに心は煮詰まっていた。いつものように、駅の南のほうまで歩いて、そこから折り返して商店街をぶらぶら歩いた。ドラッグストアでボディーソープを買って、スーパーでスナック菓子を買って、家に着いたら昼休憩の30分が終わっていた。簡単に昼食を済まして、岸政彦, 柴崎友香の「大阪」を読む。ずっと読みたかった本で、この間図書館で借りてきて、昨日からちょこちょこ読んでいるけれど、本当に面白い文章で、ずっとこの人たちの文章を読んでいたい気分だった。

 

 

私は自分の親兄弟とも縁を切っていて、そして子どもも生まれなかったので、まるで真空から生まれてやがて真空に還っていくような人生なのだが、それでも夜中に論文を書き上げて、寝ている連れあいに一言声をかけ、近所のショットバーを飲み歩いたりするときには、地元も家族もない自分自身の自由が愛おしくなる。こういう人生も悪くないと思う。

岸政彦, 柴崎友香「大阪」p26,27より引用

 

 


昼休憩が終わり、午後の仕事が始まっても新しい仕事が舞い込んでくる気配がなかった。外ではまだ雨がぽつりぽつりと降っていて、このまま私はここで年老いていくのだろうか、ひとりぼっちのまま、悲しい思いを抱えたまま年老いていくのだろうかと思うと急に胸が苦しくなって、でも年老いた頃にはVRがより進化して、孤独を孤独と感じさせない仕組みができているかもしれない。そんな、実現性の低い未来に縋ってしまいたくなるほど、私の精神はすっかりへたっていて、ボタンをぽちっと押したら自分に合った女性と懇意になって、そのまま1カ月ほどで結婚出来ればいいのに、そんなシステムが出来たら日本の少子化は改善されるのではないか。どこかで読んだが、韓国の少子化は日本よりも深刻で、それは大学を出ていないと給料の多く出る会社に就職できない、いや大学を出ていてもそういう会社に就職することは難しく、就職活動でストレスを溜めた就活生が自死を選んでしまう社会は狂っていて、でも具体的な改善策を実行しないままなので、どんどん駄目になっていくだろう。私が韓国ドラマを観始めたのが中学生の時で、その時は「冬のソナタ」が流行っていた。その頃のドラマでも、いい会社に就職できなかった人がチキン屋の配達をして日銭を稼いでいる描写があった。最近のドラマをあまり見ていないから知らないが、事態はあの頃に比べて深刻化しているだろう。

 


こんなことを書きたかったわけじゃなくて、もう婚活とか考えたくないけれど、そろそろ結婚して子どもを設けた方がいい年になって来ているんじゃないかなと考えていた。LINEの友達を見ていると、何人かの友人が子どもの写真をアイコンにしていたり、旧姓○○としていたり、自分の人生の駒を着実に進めているのだな、と羨ましくなる。私は誰かとべったりしているよりも一人でのんびりしている方が気楽に感じる性格だが、ずっと一人だとちょっぴり寂しくなる性質も兼ね備えているようだ。一昨年の一年間、実家でだらだら生きていた時は結婚のことなんてさらさら考えなかったし、婚活なんて一切していなかった。私を結婚にせっつかせるのは寂しさだから、いっそのこと犬や猫を飼って、彼らと戯れることにより全力で孤独から逃れる手段もある、というのはぼんやりと考えていた。LINEの友達を下にスクロールしていくと、大学生の時にアルバイト先が一緒だった女の子を見つけ、そういえばこの子もほぼ同時期に東京に出て来たんだよな、ということをほんのり思い出して、鼻がつんとした。私が東京に来て2年目だっただろうか、彼女も私と同じ最寄り駅に住んでいて、連絡はアルバイトを卒業してから一切取っていないのだけれど、朝の通勤の時に一度だけ彼女が歩いている姿を見かけた。その頃はマスクを着けるのが常識な時代ではなかったので、マスクを着けていない彼女が私とは反対の方向に歩いていて、「ああ、彼女もここで暮らしているんだ」という感想だけをぼんやり抱き、そのあとは思い出すことはなかった。話は今に戻るが、LINEでその子のアイコンを見てて、「可愛いな」と思った。マッチングアプリのやり過ぎで、私の眼がバグっていることもあるかもしれないが、一緒にアルバイトをしているときから彼女のことを「可愛い」と思っていて、それに加えて明るい性格だったり、他人のことをきちんと考えられるところは良いなと思っていた。その頃は前の前の彼女と付き合っていたので、彼女と懇意になるなんてことは微塵も考えていなかったが、もし今出会うチャンスがあって、まだ大学の時と性質が変化していなかったら、接積極的にアプローチしたいな、と思った。それは最近の私の頭がバグっているから出てきた発想で、少し落ち着いたら、「いやいやいやいや」となるのかもしれないけれど、かるーい感じで「久しぶり。今も東京に住んでいるいるんだっけ?」とメッセージを取ってみるのもいいかもしれない。それが無視されたら無視されたで別にいいし、それに対して反応があればあったで嬉しいので、メッセージを送ることは私にとってはマイナスな行動ではないだろう。とまで考えてしまうのはやっぱり私の頭が順調にバグっているせいで、当分は婚活から離れた方がいいような気がしてきたぞ。

 


こんなことをぼんやり考えながら、目の前の仕事が着実にこなしていって、そうしたらあっという間に定時になったのでパソコンの電源を消して、音楽をかけ、シャワーを浴び、缶ビールを開けて軽く飲みつつ鍋を作り、お腹いっぱいになるまで鍋を食べ、ちびちびビールを飲んで気分が良くなって、再び「大阪」を読んで幸せな気分になった。20時からの、マッチングアプリの人との電話が億劫に感じられたが、あと5分で20時になってしまうので、約束を反故にする選択肢はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3,861歩