眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

ドミコ「猿犬蛙馬周遊Tour」@渋谷TSUTAYA O-EAST(2021.7.21)感想

なんでもっと前から彼らの音楽をしっかり聴いて、ライブに足を運ばなかったのだろうという後悔と、今彼らを知れたこと、これから彼らの音楽を存分に味わえることの喜びの二つが頭の中でごちゃごちゃしてて、でももっと強いのは、今日のライブの凄まじさ、圧倒的な音楽体験で余韻が凄まじくて、ライブが終わって家に帰っても先程のライブが頭から離れなくて、この余韻だけで1ヶ月は音楽を聴かなくてもやっていけるのではないか、という驕り。驕りではない、ここまで余韻が凄くて、そっと目を瞑ると先程のライブの中にいて、ギターとドラムの音に包まれている私がいて、ただそこには幸せな空間が広がっている。

 

 

こんな状況なのにいっさいMCをしないところ、ただただ愚直に音楽を掻き鳴らすところ、客を一切煽らないところ、照明がもう本当にかっこいいところ、歌声さえも楽器なのではないかと思うほど素敵な響きを伴っていること、もっともっと最高なことはあって、それはいちいち書かなくても彼らのライブを観れば分かること。次元が3つくらい違うんじゃないか。

 

 

ずっと頭がおかしくなりそう。ギターの一音一音、ドラムの一音一音、歌声の一つひとつの響きに頭がおかしくなる。違法音楽だろ、これ。音のどこかに中毒性のなにかを潜ませて、この音楽を聴いた人間はまともな思考が出来なくさせる感じの、それ。なにこれ、こんな音楽がこの世界に存在していいのという驚きと、安心。ずっと聴いてたい。そして現実からそっと存在を消したい。

 

 

対バンとフェスで2回観てたのでドミコの凄まじさはある程度は把握していたはずなのに、ワンマンライブで1時間半も彼らの音楽だけを浴びてると頭おかしくなるな。相変わらず原曲をボッコボコにして、原型を留めていないようなアレンジで演奏される曲、延々と続くギターとドラムの絡み、そんなの音源にはなかったじゃん、でもそのライブでしか味わうことのできない、再現性が可能なのかどうは分からない、たぶん今日のアレンジを完璧に覚えることは出来ないしそんなことはしなくていい、目の前で演奏されている最高のそれをただただ享受して、好きなように体を動かしていればいいだけ。最高だろ、これ。

 

 

このセットリストがふつうなのかなんなのか知らんけれど、「Nice Body?」の曲が他のアルバムに比べて頭ひとつ飛び抜けて大好きなので、次の次のツアーでは是非とも演奏してほしい。そもそもどの曲が彼らのライブでの鉄板曲なのかは知らない。ただ、「ペーパーロールスター」は彼らの代表曲で、本編の最後を飾る確率が高そうだなというのは分かった。

 

 

今回のライブでの「Voo Doo?」率の高さがたまらない。初めて買ったドミコのCDが「Voo Doo?」なので、ちょっぴり嬉しい。そもそも最新作であるこの曲は中毒性の高い曲が多くて、今日は1曲目のイントロである「おばけ」も演奏されたので、実質「Voo Doo?」のリリースツアーみたいなところはある。ああ、そんなことを考えると、なんでもっと前から彼らの音楽を(以下略。

 

 

本編が終了し、両側に設置してあるスクリーンに映し出された新譜発売の発表。そしてそれに伴うリリースツアーの発表。いよいよコーストに立つのですね。オーイースト埋まるかなと思ってましたが、みっちり入ってました。これからどんどん大きくなっていって、簡単にライブのチケットが取れなくなってしまうのだろうか。まだ存在が身近に感じられる今のうちに、たくさんライブに足を運ぼう。新譜を出す、そのツアーをするというのに、アンコールで出てきた二人はそのことに簡単に触れるだけで、「あと2曲やって終わります。ありがとう」とあっけない感じがかっこいい、本気でカッコいいロックバンドは余計なことは話さないことを思い知る。

 

 

多分今年観た中で一番のライブで、そのライブの上書きするのが12月のコーストになるのだろうな。ライブの間、カッコ良すぎて、何が起こっているのか分からなくて、ずっと震えてて、体を揺らすことでその震えを誤魔化すなんてことを今までしたことなくて、ドミコ、この人たち、本当にカッコよくて、でもそのカッコ良さは音源では全然伝わらない、音源でも十分にカッコ良いのだけれど、ライブが異常すぎる。海外でも十分に通用する、海外で人気出ても、「そりゃそうだろ」と納得するくらい、圧倒的なライブをするバンド、それがドミコなのです。

 

 

2021年に出会った最高のロックバンド、ドミコで決定でーす。

 

 

<セットリスト>

01.裸の王様
02.びりびりしびれる
03.まどろまない
04.噛むほど苦い
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05.マイララバイ
06.なんていうか
07.ロースト・ビーチ・ベイベー
08.くじらの巣
09.WHAT'S UP SUMMER
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10.問題発生です
11.おばけ
12.化けよ
13.猿犬蛙馬
14.ペーパーロールスター
EN
15.深海旅行にて
16.こんなのおかしくない?

 

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