眠たげな猫の傍で

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世界の果てで眠っていたいな

THE NOVEMBERS 「Tour – At The Beginning –」@新木場 USEN STUDIO COAST(2021.7.17)感想

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THE NOVEMBERSのライブは約二年ぶりになるんですね。彼らもコロナ禍でなかなかライブが出来なくて、厳しい状況に追い込まれていたと思います。今回のツアーで演奏されるアルバム「At The Beginning」も去年発売されたアルバムで、本来だったら去年に開催されるはずだったツアーだったんですけれど。それでも約1年越しにこうしてツアーをしてくれるのはファンとして救い出し、彼らにとっても救いであった欲しいです。

 

 

ライブが始まる前はそんなことを思っていたが、ライブが終わった今はただただ呆然としてる。天国と地獄の境目の、人間が手を出してはいけないようなところで必死にもがいている人間の叫び声みたいな、そんな境地のものを見せつけられた。一曲目「Rainbow」からずっと、ステージから目を背けられない、ここで起きていることは本当に現実の世界で起きていることなのか、何が今ここで起きているのか、ただただ立ち尽くして音を享受するしかできない、全身に流れている血液が沸騰して私に「生きよ」と訴えかける、バッキバキに鍛えた刀でただひたすらに居合を繰り返す、そんな世界をただ浮かべている。時に激しく猛獣のように、時に優しく天使のように歌う小林、前回観た時よりも彼の歌う様が圧倒的に凄まじくなっていて、それは久しぶりにライブができたことに対する感動なのか、それともただただ彼が成長したからなのか。もう本当にずっと意味不明なくらいに気持ち悪くて気持ち良い、ずっとこの状態が続いたら快も不快もなくなるような、あらゆる感情がごちゃ混ぜになってしまって、そのどれでもない感情をただただ吐き出し続けるような、意味が分からない、けれどずっとここにいたいと思える世界が広がっていて、私はどうせちっぽけな人間なんだという諦観じみた考えを吹き飛ばしてくれる、生きていることに意味を見出さなくてもただ生きているだけでいい、生きていることを圧倒的に肯定してくれている、そんな音楽を私は求めていたのかもしれない、と今日のライブを観てぼんやり思った。

 

 

大好きだ、大好きです。

 

 

<セットリスト>

01.Rainbow
02.薔薇と子供
03.美しい火
04.消失点
05.理解者
06.DEAD HEAVEN
07.楽園
08.みんな急いでいる
09.Close To Me
10.New York
11.Hamletmachine
12.こわれる
13.DOWN TO HEAVEN
14.BAD DREAM
15.Xeno
EN
16.いこうよ
17.今日も生きたね

 

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