眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年5月20日(木)

不可抗力のよふかしのせいで、朝から機嫌が悪かった。身体はだるい。雨はそこまで酷くはないけれど、ぽつりぽつりと雫が零れてきて、早くこんなだらけた生活から抜け出したい。

 

 

ぎりぎりまで布団のなかにくるまって、ぎりぎりにパソコンを立ち上げて仕事を開始する。4時間くらいしか睡眠を摂取できていないので、とことん眠く、仕事は遅々として進まなかった。10時から発表会があった。若手、といっても30を越えても出世できていない人たちを集めて、自分の仕事に関する発表会があり、ぼけた頭で出席した。私がまだ2年目の頃にそんな行事があり、それの順番が回ってくることが心底嫌だった。大した仕事を任されていないのに、それを大勢の前で発表させられたり、他人の陳腐なそれを聞かされることで、普段はあまり感じることのない緊張と嫌悪感を抱いたことを未だに覚えている。コロナ禍で、対面でそういったことをするのがナンセンスな時期だったので、2020年には開催されなかったが、会社の中でオンライン会議が普及してしまったせいで、オンライン会議による発表会の一回目が開催された。実際に生身の体で集まって行う発表会は聴講者は同じ方向を向いているので、聴講者同士で対面することはないが、オンライン会議だと、別に見たくもない人間の、呆けた顔が画面上に表示されるので、平静でいることがなかなか難しい。何かを正式に発表する場面が仕事の中で滅多にないので、どの発表者もぎこちない挙動で発表を進めていた。発表の内容もありきたり、でも画面に映し出す資料を作ったり、発表の準備をしたりするのに多くの時間を割いているだろうから、こんなくだらない発表会は即刻廃止すべきだと思う。誰も得をしない、何のために開かれているのか意味不明な行事というのはどの界隈にも往々にして存在し、発言権を有している人間が率先して行事の無意味さを主張しなければ、形骸化したままえんえんと行事が残ることになる。「プレゼンテーション能力を向上させる」目的と、「他部署の仕事内容を把握する」目的があるそうで、でもこんな中途半端な発表会をしたところで労力と時間の無駄なんだよな。発表の最後に上職者が発言する場面があり、「今後はジョブローテーションを活発化させていくという会社の方針が...」という趣旨のことを言っていて、だいぶまえに同期と温泉旅行に行った際、同期が零していた、「俺たちと、その下の代でシャッフルが行われるかもしれない」という情報の信憑性が増してしまった。せっかく慣れてきた業務を手放して、興味のない、なんで存在するのかも皆目不明な部署に飛ばされることはなかなかにしんどいだろう。他部署に配属されたら今よりもしんどい思いをするだろうことは容易に想像がつくので、今の部署は本当に緩い、厳しい先輩はいないし、癖の強い後輩もいないし、言葉のパワハラをぶちかましてくる上司もいない、なかなかに好条件な職場なのかもしれない、と痛感している。

 

 

上記のことが午前中にあり、それから頭は上の空になってしまった。普段は顔をまじまじと見ることのない職場の人間の顔を見てしまったせいもあるし、もじもじしながら発表している発表者を見ていて、私も近いうちにこんなことをしなければいけないのかと思うと暗澹たる気持ちになった。そういえば私は人前で何事かを発言するのが嫌いだったことを思い出した。単純作業ばかり一年も任されていて、そればかりに終始していて忘れてしまっていたが、私は他人が心底怖いと思う人間だった。一皮剥いたらどんなことを考えているのか分からないような、意思疎通の取れていない他人とコミュニケーションを取ることに対して大きなストレスを抱えがちだった私は、営業の仕事をしているとき、毎日がしんどく、どうにかしてこの日々から抜け出せないものだろうか、と思いあぐねていた。自分の意見を伝える機会がある毎に、「経理に戻してください。営業は私の性分に合っていないんです」と上司に訴え続けた。採用面接の時には「営業やります、どこに飛ばされても頑張ります」と満面の笑顔で答えていたが、そんなものは嘘っぱちで、いざそういう状況に置かれた時、私はそんなことまで言って会社に入ったことを恨んだし、もう仕事なんてしたくないと思っていた。なんだかんだあって私の要望は聞き入れてもらうことになり、経理の職に舞い戻った。それから人とコミュニケーションを取って仕事をすることがなくなって、ずっと一人で仕事をしていて、人と仕事をすることの苦痛を改めて思い知った。階級が上がっていくにつれて他の人と連携しながら仕事を進めていくことは増えるだろう、後輩の面倒を本格的に見なければならなくなるだろう、そうなった時に果たして私は正常な気持ちで仕事を進めることができるのだろうか。今から不安で、だから発表会のあと、ずしんと重たいものが全身にのっかっているような気がして、しんどかった。そんな気分だから上手くいっていない恋愛のことも深刻に捉えてしまい、なんで彼女と付き合っているのか分からなくなった。

 

 

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ライブが終わり、くたくたの身体を無理矢理電車に押し込んで、電車に揺られながら、先ほどのライブの余韻に浸りながら、今日のライブが無事に開催されたことを嬉しく思います。

 

 

家に帰りついたのが昨日よりは少し早かったが、昨日の疲労がまだ残っていて、それに先ほどのライブの疲れもプラスされたので、身体はこれほどまでに言うことを聞いてくれないのか、というくらいに自由気儘でした。夕飯に一昨日から食べてて地味にハマっている数の子わさびを食べる、その時に不意に眠気が襲ってきて、今じゃない今じゃない、と窘めていて、今日のライブの感想を書き上げ、24時をちょっと回ったところ、さて寝ようと思ったら昨日と同じ、眠気がどこかへ旅立ってしまいました。眠れないものは仕方がないので、明後日に開催される「BAYCAMP 2021 "DOORS"」に出演される「NOT WONK」というバンドの新譜「dimen」を聴いてて、気分が良くなっていました。こんなかっこいい音楽を鳴らすバンドをなぜ今まで知らなかったのだろうか、悔しいと思えるほどにかっこよくて、これ本当に日本のロックバンドなの?と思うくらいに全然日本日本してない、どこの音楽かは一聴したところで十聴したところで分からない、分かるのはただただかっこいい音楽を鳴らしているということだった。

 

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8,656歩