眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年5月19日(水)

先週の金曜日だっただろうか、隣のチームの、もう3年めになる女が同期の男とぺらぺらとおしゃべりをしていた。いつもはおしゃべりにやかましい上司だが、その日は聞こえていないふりをしていた。定時を過ぎ、疲れが出て気が緩んでいたのだろうか、上司に聞こえる距離で話していたのに愚痴を男に零していた。「書類整理を先輩に命令されて。他の仕事も任されているからすぐにはできないのに、すぐに『書類整理は終わったの?』と訊かれるのが鬱陶しいの」と、能面みたいな顔の男に話しかける女。「そうか、そうか」としか応えない能面男。3年めなのに未だに書類整理の呪縛から逃れられないのはここの部署の駄目なぶぶんである。私がまだ新入社員の頃、パートを雇ってその人が書類整理をしていたので、若手がしなければならない雑務の負担はそこまで大きくなかった。経費削減という名目でいつの間にかパートの人はいなくなり、そこそこの給料で雇っている若手にしょうもない雑務が回ってきている。営業や他の部署に配属された同期は立派(に見えるんだよね)な、責任感のある仕事を任せられて、日々スキルアップをしているのに、私ときたら来る日も来る日も書類整理してて、ほんと馬鹿みたい。そんな愚痴を同期の男に漏らしている後輩を見て、「私も配属されたての頃はそんな悩みを持っていたな。今もいちぶのしょうもない雑務を押し付けられているので、その気持ちは分かる。でも誰かはしなくちゃいけないんだよな。どうでも良いところに無駄な金を使うくらいだったら、もっとマトモなお金の使い方をしろよな」と思っても、そんな愚痴を溢せる同期に会うことはできない。コロナのおかげで会社の飲み会が根絶されたのは喜ばしいことだが(営業職は今でもどうせ、飲んでるんだろ)、居酒屋に行くことへのハードルが高くなったせいで、居酒屋で飲む以外に会う口実が思い浮かばない同期と全然会えなくて、なんだか寂しいな、でもコロナ落ち着いたところでそんな頻繁に会うわけでもないし、まあこれはこれでいいのかな、どうなんだろ、とよく分からないことをぐちゃぐちゃ考えていた。

 

 

今日は在宅勤務。雨がざーざーと降っており、一日中家に引きこもっていたい気分である。仕事が始まる前に上司に仕事を始める旨の連絡をして、仕事を始める。ここ数日は隣から物音が全然聞こえてこないので、どうせ女が男のところに入り浸っているのだろう。そのまま入り浸りが激しくなって男の家に引っ越してくれるのと嬉しいんだけれどな。昨日のうちに近々にすべきことは終わらせておいたので、水をのんびり飲みながら仕事をのんびり進める。在宅勤務があるのは嬉しいけれど、出社した時にいつも以上の仕事を任されて、それを終える頃にはくたくたになってしまうので、在宅勤務は一長一短である。ただ、在宅勤務は圧倒的に楽なので、ツボさえ抑えれば余裕が生まれる。

 

 

あっという間に昼になり、スーパーでお米を買い、昼はカレーライスを食べ、のんびりしてから午後の仕事に向かう。午後ものっぺりしてて、これ、現実なのか、と不安になる午後2時。外からはほとんど物音は聞こえず、部屋でも物音は立てていないので、ほぼ無音に包まれる。不安になった私は、ユニゾンの音楽を流して、こころが落ち着くのを待つ。ぴんぽーん。宅配が来て、この間頼んだ薬が届く。高校生の時、耳の調子があまりよくなくて、ナリピタンという薬を服用していた。今はだいぶ落ち着いたとはいえ、まだまだ本調子ではないのでナリピタンの後続品?のナリピットを買ったのだ。3錠服用してみる。これで少しは耳の調子が良くなってくれるといいな。

 

 

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のっぺりした時間が平行になり、垂直になりかけたところで時間が不意に止まった。このまま人生が終わってしまうのも悪くない。

 

 

定時になり、そっとパソコンを閉じて仕事を終えた。慌てて準備をして、家を出る。今日は最高のロックバンドがライブをするのだ。

 

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

 

ライブが終わり、寄り道しないでまっすぐ帰ったが、家に帰りついたのが22時過ぎ。あまりに楽しいライブではしゃぎすぎてしまったせいで、身体の節々が軋んでいた。予め買っておいた野菜とか、納豆とかで夕飯を済ませると23時。今日のライブの余韻に浸りながらだらだら感想を書き、24時。眠たい筈なのに、ライブの興奮がなかなか冷めないせいで、電気を消して布団に潜っても眠たさは一向に顔を出さなかった。このままじっとしていても寝れないと判断し、昨日放送された「星野源オールナイトニッポン」を聴く。さんたさん、というゲストを迎え、星野源がいろんなことを話しているのをぼおっと聴いていた。笑い声がちょっと過剰に演出していないか、と思うくらいにげらげら笑っていて、日常生活で出くわしたらきっと怯んでしまうことだろう。2時間の番組で、1時間が過ぎてもまだ眠気は来なかった。26時を過ぎ、そろそろまずいんじゃないかと思った頃合いで、緊張に一瞬の綻びが表出したので、それを逃すことなく一心不乱にしがみつき、目を瞑るとすーっと意識が遠のいていった。

 

 

7,478歩