眠たげな猫の傍で

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世界の果てで眠っていたいな

UNISON SQUARE GARDEN Revival Tour「Spring Spring Spring」@東京ガーデンシアター(2021.5.20)感想

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

 

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最高のライブをもう一度。

 

 

大好きなロックバンドのライブだから、何回目だろうと、平日だろうと、そんなことは些細なことで、行けるチャンスがあるなら何度だって行くよ。

 

 

昨日は3階席の右の最前列の方で、今日はアリーナ中央のほぼ真後ろだった。東京ガーデンシアターでアリーナ席は初めてで、どんな感じなのかわくわくしていたが、ステージがそこまで高くないので、前に背の高い人が来るとステージが見づらくなる。私の前の前の席に背の高い男性がいて、たかおがちょうど見えなくなった。若干右によると斎藤さんがくっきりと見えるが田淵が消失し、左によると田淵が現れて斎藤さんが行方不明。ライブの最後まで、右へ揺れたり、左へ揺れたりしていた。

 

 

同じセットリストのライブに3回も参加すると、3回めは流石にだれるんじゃないか?という懸念は「Overture~Spring Spring Spring~」からの「フルカラープログラム」で一瞬にして消えた。最初から最後まで、ずっと楽しいし、ずっときらきらしていた。

 

 

「フルカラープログラム」でライブは始めるのは大正解、ミニアルバムでいう「流星前夜」が「Overture~Spring Spring Spring~」の役割を果たしているのだろうか。「流星前夜」に敬意を表したような、初心を忘れていないことをしっかりと表明しているようなライブの始まりに、何度だってため息が零れる。

 

 

斎藤さんがMCで言っていたけれど、今日演奏している曲の大半は当分は演奏しないだろうから、1曲演奏するたびに曲を空に還すよう気持ちでいたそうで、客である私もそれは同じ気持ちだった。今回のツアーのリバイバルリバイバルリバイバル)が開催されない限り、演奏されないだろうなという曲もいくつかあるので、3回も同じセットリストのライブに足を運んだ私は間違ってなどいなかった。

 

 

昨日ははしゃぎすぎてしまい、ライブの興奮が持続してなかなか寝付けなかったので、今日は、今日こそはのんびりゆったり観ようと思っていて。「プロトラクト・カウントダウン」までは割と冷静で、意識を集中させるがごとく、ほぼ棒立ちでステージを眺めていたんです。でも、「23:25」のイントロが鳴った瞬間、身体が勝手に反応してしまったんだからしょうがないですよね。身体の反応を無視してじっとしているほうがストレスになってしまうのは明らかなので、「23:25」からは箍が外れたかの如く、まるで今日が一生のライブ納めであるかのように、自分のしたい動きを、周りの人の迷惑にならない範囲内で放出していました。ライブに通い初めの頃は好き勝手身体を動かしていたんですけれど、年月を重ねるごとにそうした動きをすることによって次の日に疲れが残ってしまうことが往々にしてあり、最近はあまり身体を動かさず、ステージで動いている演者の動きや音に集中しようという取り組みをしていたんです。このツアーの名古屋公演では2階の最前席で、立つことができなかったのでじっとしながらステージを眺めていたんですけれど、それだけだと物足りない、本当に大好きなロックバンドのライブの時は、演者の動きもそりゃ集中して観ていたいけれど、でも生で鳴らされている音で身体を好きなように動かしたい、という欲望が強かったです。名古屋で集中してステージを眺められた分、昨日と今日ではライブの間は、学生時代の頃の、ライブが終わった後に汗でTシャツでぐっしょりになるくらい、それくらいのつもりで身体が勝手に揺れ動いていました。

 

 

休憩を挟んでからの「空の飛び方」のどーんと鳴らされて曲が始まるの、今思い出しても泣き出しそうになるし、 次にしれっと演奏された「デイライ協奏楽団」、「デイライ協奏楽団」が2021年に演奏される世界線に生きてて良かったと心底思った。映像作品では田淵が田淵たらしめている動きをいかんなく発揮している曲で、その動きを若干模倣しているかの如く田淵がステージをうろうろしていたのが最高。この曲がライブで次に演奏されるのは、一体何年後になるんですかね......。

 

 

「誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと」の破壊力たるや、ここでその時点での最高の盛り上がりが私の中で弾けてしまい、曲の間中、なんで自分がここに存在しているのか、なぜこの音が鳴っているのか、そんなことを思考できないほどに頭がバグっていました。何度聴いても好き、「流星のスコール」のカップリング曲、この曲にしろ「さよならサマータイムマシン」にしろ強すぎるんだよ。それに比べて「流星のスコール」の謙虚感に眩暈がしそうになる。前回のツアーで無事に救済されて、本当に良かったですね。

 

 

この日の一番の記憶に残っているのは、やっぱり「マスターボリューム」の時で、ライブで聴くとこの曲のヤバさがより際立つ、初期の段階でこんな化け物みたいな曲を生み出していた田淵のセンスに惚れ惚れするし、そんな化け物を平然と演奏してのけるメンバーの技量にも惚れ惚れする。たたったたった、と鳴るところから記憶が消失、次に記憶があるのは最後のぶぶん、ああ、私はどうしてもこの曲が好き過ぎて、この曲が演奏される世界に戻ってこれて本当に良かったよ。今日のライブでの記憶を辿って悦に浸っているんだけれど、この曲のぶぶんだけがどうしても曖昧なんだよ。でもこの曲が終わったときに異常なまでの脱力感があったので、きっと、多分私はものすごい集中して、呼吸することすら憚りながらこの曲が演奏されているのをじっと見守っていたんだろうな、と思うと、なんだか暖かい気分になるんです。「Patrick Vegee」のツアーでも演奏してくれ、お願いだ。

 

 

メドレーはやっぱり最高。曲全体が美味しいのは自明の理なんですけれど、特にユニゾン濃度の濃いぶぶんを抽出して、そのぶぶんだけを休憩なくずっと演奏するの、危険すぎるからこのツアー以降は禁止にしたという理解でよろしいでしょうか?このライブでのメドレーはどうしても選択肢が狭い中での試行錯誤だから、若干粗削りなぶぶんがあるけれど、8枚もフルアルバムを出している現在でメドレーをしようものなら、次にどんな曲が飛び出してくるのかが本当に予測がつかない。メドレーの短い尺だからこそ、ライブでは滅多に演奏してくれない超超超レア曲をしれっと忍ばせてくるセトリおじさんが目に浮かぶのは私だけでしょうか?今回のツアーのリバイバルが実現しない限り、もうユニゾンのライブでメドレーを観る機会が存在しないのか、と思うと、今回のツアーに参加して本当に良かった、このチャンスを逃していたらいつまでもくよくよいじけてしまうだろうな。それにしても、「ガリレオのショーケース」のときの、田淵と斎藤さんのいちゃいちゃタイム、今日はいつにも増して激しくて、これ、本当に見ていいんだよな?と心配になるくらいにいちゃいちゃしていた。昨日は田淵が斎藤さんにちょっかいをかけつづける構図だったが、今日はツアーラストだからか、斎藤さんも乗り気になってステージを走り抜けていて、きっと仲が良いんだろうな、仲良くなくちゃこんなことしないだろ、とずっとにやにやしながら観てました。一時期は毎回のようにセトリに入っていた「ガリレオのショーケース」に辟易していましたが、今は大好きになったので、どうかまた頻繁に演奏してください。

 

 

それまでの曲の演奏も素晴らしかったのだけれど、「シャンデリア・ワルツ」が演奏されたときの、これぞ一撃必殺、泣く子も黙る、この曲でライブを始めてもいいし終わらせてもいい、それくらい懐の大きい曲、そんなことを改めて思い知らされた今日。この曲が演奏されているときだけは、日常の嫌なことも忘れてしまえる、目の前の大好きな時間をきちんとしっかりと抱きしめてあげたくなる、大切なものをもう無くしたくないんだ、という意志がより強固になる、そんな素敵な時間。好き勝手飛び跳ねて最高。

 

 

休憩を挟んでからの「クローバー」、「シュプレヒコール~世界が終わる前に~」という流れを今後のライブで体感することはおそらく不可能で、だからこれまで以上に神経を研ぎ澄まして、一音一音丁寧に掬い取るように聴いていました観てました。「クローバー」で優しく歌い上げた後に、「シュプレヒコール~世界が終わる前に~」で熱情的に歌い上げる斎藤さん、もうずっとこのステージで歌ってくれないかと思うほどにかっこよくて、斎藤さんという存在に巡り合えたことで私は音楽にずぶずぶとはまっていっているのですよ、本当に。

 

 

「cody beats」、「オリオンをなぞる」、「場違いハミングバード」という、曲名を書いただけで手の震えが止まらなくなるような曲の並びで、その順番に演奏された事実が未だもって信じ難い。これ、本当に現実で演奏されたんだよな、ファンの勝手な妄想じゃないよな、と不安になるくらい、惜しげなく披露してくれたんだよな。「クローバー」、「シュプレヒコール~世界が終わる前に~」ですっかり動くのをやめた私に、これらの曲が演奏されているとき、周りがものすごく盛り上がっているときもじっと、ほぼ微動だにせず、ステージを眺めていました。これらの曲もこんな並びで演奏されることはもうないのだろうか、と思うとあまりにも勿体なくて、身体を動かすことで音や動きに集中がいかなくなることを怖れ、じっとステージを眺めてました。何度聴いても最高だし、これからも気が向いたら演奏してくださいね。

 

 

アンコールの時のMC、たかおが斎藤さんに話しかけているだけでにやにやしていたのに、「同じような服ばかり来ているから。今日は新しい服を着ているんです。スタイリストさんにいろいろ言われてしまって......」としゅんとなっている斎藤さんが可愛いし、それをにやにや見てる田淵を見て私もにやにやがとまりませんでした。3人で和気藹々としている姿を見れて、私は幸せであります。 「アイラブニージュー」がこのライブのセットリストに組み込まれていたから実はリピートしていた節が濃厚、というくらいに初期のユニゾンの中で大好きで思い入れの深い曲で、田淵のあまりにも奇怪な動きを今日も堪能出来て満足であります。そこからの「サンポサキマイライフ」、1stでこんなにも完成度の高い曲を作り上げているからこそユニゾンは特別なバンドでありつづけたし、いつぞやのツアーの1曲めにこの曲を持ってきたことに今更ながらぐっとと来ている。ライブが終わってしまうのを惜しむかのように、最後のぶぶんを何度も何度も演奏してて、ああ、これでツアーが終わる、バンドがまたライブをしない日が訪れるのかと急に淋しくなってしまう。「kid,I like quartet」という、この時のユニゾンにとっては一撃必殺の曲でライブを終わらせる意味を、今になっていろいろ考察したくなるけれど、そんなのは野暮なのでやめておきます。

 

 

2時間のライブ、やっぱり体感では10分でしかなく、どこかで時間が捻じれたとしか思えないんだよな。ライブを終え、晴れ晴れとした顔でステージを去るメンバーを見送り、次に会えるのは3か月後、「CIDER ROAD」のリバイバルツアーなのか、それまで我慢できるかな、そもそもライブが開催できるのかな、まずは「Spring Spring Spring」のリバイバルツアーが無事完走したことがとても嬉しくて、家に帰って祝杯を挙げたいところですが、あまりにも無謀に身体を動かしてしまったせいで、帰りの電車では物思いに耽る余裕すらなく、家に帰りついたら暫くはぼーっとしてしまっていたので、お酒は身体が本調子のときにしましょう。今日は、いや今月は今回のツアーの余韻に浸りながら、演奏された曲を改めてしっかり聴きこんでいく日々にしようと思います。お疲れさまでした。8月にまた会えることを楽しみにしています。

 

 

<セットリスト>

01.Overture~Spring Spring Spring~
02.フルカラープログラム
03.プロトラクト・カウントダウン
04.23:25
05.空の飛び方
06.デイライ協奏楽団
07.スカースデイル
08.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
09.マスターボリューム
10.スペシャルメドレー(ライドオンタイム/等身大の地球/MR.アンディ/CAPACITY超える/ワールドワイド・スーパーガ―ル/コーヒーカップシンドローム/センチメンタルピリオド/ドラムソロ/ガリレオのショーケース)
11.シャンデリア・ワルツ
12.クローバー
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.cody beats
15.オリオンをなぞる
16.場違いハミングバード
EN
17.アイラブニージュー
18.サンポサキマイライフ
19.kid,I like quartet

 

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