眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

UNISON SQUARE GARDEN Revival Tour「Spring Spring Spring」@東京ガーデンシアター(2021.5.19)感想

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

最高のライブをもう一度。

 

 

緊急事態宣言が延長された時、「東京のライブ、中止か......」と落胆しそうになった。ライブハウスでクラスターが起こっていないためか、最近は入場者数を絞った公演は開催されている。今回のツアー、本当に楽しみで楽しみで仕方がなかったので、明日で完走することを嬉しく思う。当初は東京の2本しか参加する予定はなかったが、2本で満足するかどうか分からなかったので、名古屋も参加してきた。名古屋でのライブはもちろん最高だったので、今日も期待しながらライブが始まるのを待っていた。

 

 

東京の会場は前回のツアーと同じく、有明にある東京ガーデンシアター。次のツアーでもここを使うので、ユニゾン陣営はこの会場を気に入っているのだろう。まだ2回しか行ったことがないが、抜群に音が良く、大きなホールの割にはステージまでの距離を近くに感じられるので、とても気に入っているホールだ。

 

 

ほぼ定刻に客電が落ち、ライブが始まる。既に一度観ているので、ゆったりとした気持ちでライブを観ようと思っていた。しかし、メンバーが出て来て、セッションをこなした後の「フルカラープログラム」で、「今日も全力で楽しもう」という気分にシフトしていた。

 

 

約2時間のライブ、体感では10分ほどなのはどうして?最新の曲は最新の曲でかっこいいんだけれども、「流星のスコール」が出る前の頃の、一番新しいアルバムが「Populus Populus」で、「シャンデリア・ワルツ」が音源化されていない、この時期の曲は粗削りながらもこの時にしか鳴らせない音楽を鳴らしているし、過去にやったライブのセトリをそのまま再現しても興奮がとまらないのは、過去も今も、そして未来もきっとユニゾンは最高のバンドだからだろう。10年以上も彼らに惹きつけられているのは、曲が素晴らしいこともあるけれど、メンバーそれぞれが愛情を持って演奏している姿をライブで観続けていて、「ずっとこの人たちの音楽を聴いていたいな」と思うから。そんなシンプルな理由で私は彼らの音楽を聴き続けるし、ライブにも足を運ぶ。ユニゾンを好きでよかったと、ライブに行くたんびに思うよ。

 

 

最近のライブのセトリに比べれば多少稚拙さを感じるが、それでもこの時にはこの時なりにセトリおじさんがうんうん悩んだ末のセトリだし、今日観ていてところどころでつい唸ってしまったので、これはこれで良いセトリなのだ。「23:25」で最高に躍らせて、休憩を挟んでから「空の飛び方」のどーんは今だと逆に新鮮さが際立つし、「クローバー」でしっとり聴かせたあとに、「シュプレヒコール~世界が終わる前に~」という、アルバムラスト曲2曲を連続で持ってくるところもこれはこれで面白いし、「オリオンをなぞる」で大団円を迎えたかに見せて「場違いハミングバード」でぐちゃぐちゃにして本編を終わらせるところとか、そういう時代もあったんだなと微笑ましいし、そのセトリでライブをまたしてくれることがこの上なく嬉しい。今回のライブで演奏している曲の大半は最近のライブではめっきり演奏されることのなくなったレア曲ばかりなので、会場に足を運んで爆音で音を聴くことに快感を覚えてしまう。「シュプレヒコール~世界が終わる前に~」なんて、次に演奏してくれるのはいつになるんだよ。

 

 

映像では何十回も観たし、生で一度体感したとはいえ、セトリは同じなのに一瞬も飽きることない、ずっと集中してステージに目と耳を集中させていたのは、彼らの演奏が私の興味を惹きつけてやまないから。田淵は今日も相変わらず奇怪な動きをしていたし(「ガリレオのショーケース」の演奏が始まっても田淵はステージの外に居て、演奏が進んだところで全力疾走して逆の袖へと走り抜けるところ、最高です。あと、「アイラブニージュー」のときの平然とした奇怪な動きもツボで、もう田淵だけを撮った映像が欲しいよ)、斎藤さんの歌う姿はスマートでかっこいいし、たかおは遊び心を持たせながら複雑なドラミングを難なくこなしているし、全員が全員、最高なんだよ。

 

 

シングルの中で一番好きな「マスターボリューム」を演奏しているときは、それまで縦横無尽に、自分のエリアの範囲内で楽しんでいた私でさえも微動だにできなくなる。メジャー1stのときに既にこんな化け物みたいな、ロックの美味しいところを余すところなく詰め込んだ最高の曲を作っている時点で、ユニゾンは優勝なんです。最近のライブでこの曲を演奏してくれないので、今回のライブで報われて良かったです。曲が始まる前の、ライブだけのアレンジがかかっているぶぶんからの、たたったたった、のドラミングの所で頭がおかしそうになる。疲れていた頭はあそこで確実にバグりました。照明もすこぶるよくて、まるで小さなライブハウスで彼らの演奏を観ている気分になり、ああ、コロナがなくて「Patrick Vegee」のツアーが2020年に行われていたら、ライブの1曲目の「マスターボリューム」 で無事に発狂していたんだろうな、と思うとコロナが憎くて憎くて仕方がないですが、コロナがなかったら今回のツアーはなかったのかもしれないので、難しいところではあります。今回のツアーは3回参加するので、1ヶ月に生の「マスターボリューム」を3回も聴ける幸せを、2日連続で聴ける幸せを今、じっくりと噛みしめております。

 

 

メドレー前のMCの時、斎藤さんが、「今回再現しているライブは10年くらい前になるのかな。その時はガッキーもまだポッキーを持っていた時期で...」と、さらっと今日結婚が発表された星野源新垣結衣の話題について軽く触れる、ほんの一瞬だけタッチする温度間も好きです。その後のMCで、「久しぶりにライブをするから、汗をかく。試合が終わった後のボクサーみたいな。田淵の(汗の量)で季節を感じます」と言うの好きだった。当時のライブでは田淵もたかおも喋っていたけれど、今では斎藤さんしか喋らない、それも必要最低限のことしか話さないスタイルがかっこよくて、でも一昨年のアニバーサリーライブの時はみんな話してて、そんなバランスも好きです。

 

 

メドレーの流れも本当に微笑ましい。「ちょっと急すぎない?」と思うようなところもあるんですけれど、全ての曲がかっこいいので、気付いたら終わってしまってますよね。「等身大の地球」と「ワールドワイド・スーパーガ―ル」はフルで演奏してほしいくらい大好きな曲なので、今日も焦らされてぐぬぬ......となっておりました。今、もしライブでメドレーをやったら(絶対にやらない)セトリおじさんはどんなセトリを考えてくるのか、きっと新旧織り交ぜた最強のメドレーを考えつくんだろうな、と思うと観たい気持ちがあります。でもメドレーの短い尺で超レア曲を持ってこられた日にはきっと泣いてしまうだろうから、メドレーはなくてもいいかな。

 

 

アンコールの2曲目に「サンポサキマイライフ」を持ってくるところに非常にセンスを感じたのは、きっと私だけではないはず。

 

 

上記の事をだらだらと思っていたということは、「つまり今夜のライブも最高ですわ」だったということです。明日もユニゾンのライブを観れるとか、どんな幸せな人生なんだよ。

 

 

 

<セットリスト> 

01.Overture~Spring Spring Spring~
02.フルカラープログラム
03.プロトラクト・カウントダウン
04.23:25
05.空の飛び方
06.デイライ協奏楽団
07.スカースデイル
08.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
09.マスターボリューム
10.スペシャルメドレー(ライドオンタイム/等身大の地球/MR.アンディ/CAPACITY超える/ワールドワイド・スーパーガ―ル/コーヒーカップシンドローム/センチメンタルピリオド/ドラムソロ/ガリレオのショーケース)
11.シャンデリア・ワルツ
12.クローバー
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.cody beats
15.オリオンをなぞる
16.場違いハミングバード
EN
17.アイラブニージュー
18.サンポサキマイライフ
19.kid,I like quartet 

 

f:id:bigpopmonsterpro:20210519212451j:image

f:id:bigpopmonsterpro:20210519212503j:image