眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

彼女との電話(今度の日曜日のデートの打ち合わせ)

細かい電話が増えてきて、回数を数えるのが面倒になったので、タイトルは今回から適当なものにする。

 

 

この間の日曜日のデートは彼女の体調不良により消失してしまったので、デートは元々予定されていた次の日曜日に持ち越しとなった。私の家の最寄り駅で会う、ということだけは決めてて、いつから遊ぶのか、何をするのかまでは決めておらず、文章だけのやり取りだとデートの内容を決めるのに1年近くはかかりそうなので、電話をした。

 

 

仕事終わりの彼女はちょっと疲れた声をしていた。声が掠れていた。「風邪なの?」と訊くと、「仕事でたくさん声を出すから、一日の終わりは掠れているの」とのこと。明日も彼女は早番の仕事があるので、世間話は早々に切り上げて、次のデートはどうしよう、何かしたいことはあるかと訊く。「うーん、う~ん、う~~~~~ん、そうだな。(私)さんは何かしたいことはありますか?」「前回は私のしたいことをさせてもらったから、今回は◯◯ちゃんのしたいことをしよう。昼飯を食べるか、お茶だけにするか、それとも私の家でのんびりするか」さりげなく「私の家」というワードを入れてみたが、そこのぶぶんはスルーされた。「う~ん、食べたいものはその時になってみないと分かんないかな。ちょっと(私の家の最寄り駅)のお店を調べるね」数分の沈黙。「う~ん、どうしよっかな~」とか細く聞こえる彼女の声。スマホをタップする音。「いろんなお店があるんだね。迷うな。◯◯ってお店はどうかな?」と聞かれたお店は、引越してきたばかりに一度だけ行き、あまりのまずさに絶望したお店だった。「そこ、まずいよ」と直接的な表現をすると嫌がるだろうかと思い、「一回行ったことあるけれど、ちょっと微妙かな」と言うと、「うう」と声にならない呻きが聞こえてきた。彼女は殆どのものを好き嫌いせず食べ、どんなチープなものでも「美味しい」と感じる人なので、微妙、というネガティブな表現まで嫌いなのだろうか。これからはそういったぶぶんの表現には最新の注意を払おう。......ここまで気を遣わないといけないのか?もうちょっと自分を出して、彼女に嫌われたとしてもそれが素の自分だ。嫌われるんだったら早い段階で嫌われたほうがいいんじゃないのか。かりそめの自分でい続けて、結婚しようという段階になって素を出したら嫌われて交際終了、となったら時間の無駄ではないか。恋愛に時間の無駄もなにもないだろうが、私は恋愛というよりかは結婚を意識した交際をしているつもりなので、どうしても時間の無駄、という観点で物事を捉えてしまう。2週間に1度しか会わないような彼女には、「お互いの親交を深める努力をしてくれよな」と思ってしまうし、いつまで経っても遠い距離感で接し続けられると、「付き合っているの、これ?」と思ってしまう。恋人との距離感なんて人によって異なるから、彼女の事を非難するのは意味のないことなんだけれど。中居と本田翼が出ている恋愛コメディーに出ている女性を見ていると、これくらいの距離感だったら、「俺たち、恋人だよね?」と不安に思うことはないだろうし、恋人と一緒にいて鬱陶しいと感じるだろう。話が逸れたので元に戻す。

 

 

今回の電話ではどのお店でご飯を食べるのかお茶をするのかを決められなかった。「私のタイミングの良いときに家を出るから、そのタイミングで連絡するね。遅かったらお茶だけということで」ということになった。私は何気ない口調で、「そういえば近所に美味しいケーキ屋さんがあるんだけれど。そこはお持ち帰り専用だからさ、そこでケーキを買って、私の家で食べない?」とどストレートな質問を投げかける。「うん。そうだね。できればお店で食べたいよね。うん」と、弱弱しく応えられた。自分の家に彼氏を招くのには抵抗がないけれど、反対の立場になると急に弱弱しくなってしまうものなのだろうか。家に呼ぶからといってやましいことをしたいというのはほとんど考えていないし、次の日は仕事なのでそんな遅くまで家にいることもないだろう。

 

 

未だにデートで2,3時間くらいしか一緒に居られないのが不満である。話したいことは山ほどあるのに、ご飯やお茶を終えると、「それでは、この辺で解散しますか」と切り出してくる彼女、恋人といちゃいちゃしたいという気持ち、ぎりぎりまで恋人と一緒に居たいという気持ちはないのだろうか。何度も思ってしまって申し訳ないのだけれど、よく遊ぶ友達に、彼氏よりも遊ぶ頻度や濃さがどぎつい友達に自慢できる、「彼氏がいる」というステータスが欲しかっただけなのではと勘繰ってしまう。私にはこれっぽっちも興味がなくて、恋人がいるというステータスが欲しいという理由だけで付き合っているとしたら、別れたい。ステータスが欲しいの、と正直に告白してくれ。そうしたら私は彼女への思いに踏ん切りがつけられるだろうし、新しい出会いに向かっていけるのに。いつまでも、「恋人ごっこ」のような真似をしているのは苦痛なんだよな。

 

 

ほぼデートの打ち合わせしかしていないので、電話は10分ほどで終わった。この電話は私がしようと言って実現したもので、もし私が提案しなかったら彼女は日曜日、どうするつもりだったのだろうか。正直、もうちょっと付き合いに対して主体性を持ってほしい。交際は一人だけが頑張っているといずれ関係が破綻する。お互いが、ちょっと相手に対して多くをあげている、くらいの関係がいいんじゃないかな、多分。こんなことを言っているけれど、私は彼女に多くのものをあげているわけではない。こちらが一方的に多くのものをあげてしまうと、上下関係みたいなものが自然と出来上がってしまうのではないかと恐れているから。「◯◯ならちょっと駄々こねれば◯◯してくれるだろう〜」と舐められたら、そこで試合は終了である。そんな関係に成り果ててまで交際を続けるつもりはない。そんなの、ただの肥大した自尊心の慰め合いで、付き合っているとは到底言えない。だから私は飄々とした感じで彼女で接しているのだけれど、本当はでれでれしたいんだよな。もうすぐ30歳の男が年下の女性にでれでれなんて世間的には気持ち悪いと一蹴されるかもしれないけれど、恋の初めくらいはでれでれしたっていいじゃないか!とムキになってしまう。付き合ってから一度も手を繋いでいないし、イチャイチャもしていない。できることなら言葉のコミュニケーションもだけど、ボディタッチでお互いの親交を深めたいと思っている変態のおじさんなので、今の、冷戦状態というか、お互いがお互いの出方を伺っている状態が本当に居心地悪くて、早く甘える甘えられる関係になりたいなと思っているよ。

 

 

次の次のデートはどうしようか?と彼女に投げかけると、「5日の昼なら」と言われた。29と30に彼女が何をするのかは言われなかったし、礼儀だと思い聞かなかった。もしやましいことが繰り広げられていたとしても、私はそういったぶぶんに関して非常に鈍いので、気づくことはないだろう。

 

 

ああ、幸せな、しょうもないことで思いあぐねないような、幸せな恋がしてえよ。