眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年4月22日(木)

出社。昨日は久しぶりに読書を満喫できたので、今日は穏やかな気持ちで朝を迎えられた。読書にのめり込んでしまったせいで多少のよふかしをしてしまい、そのせいでギリギリまで布団の中にいても満足することはなかった。眠い、眠たい、ずっと寝てたい。どうせ会社に行ってもすることない。することないから退屈で、そんな時間を過ごすくらいならいっそのこと退職して、名も無き海をぼんやり眺めていたいな。

 

 

電車はぎゅうぎゅう、朝ごはんを家で済ませる時間がなかったのか、口を大きく開けておにぎりを食べている女性がいて、「ここは東京だな」と思う。おにぎりをひとつ食べて、それでは飽き足らず鞄から取り出したフランスパンを音を立ててぼりぼり食べ始め、彼女の足元ではパンの屑が溜まっていき、「ああ、東京だな」と思った。食べている時、無理して顎にマスクをかけなくてもいいだろ。

 

 

会社に着いて、スマホを家に忘れてきたことに気付いた。会社にスマホを忘れてしまうなんて、記憶を辿っても一度もなかった気がするので、多分今日の私は事あるごとに失態を繰り返してしまうだろう、そしてそれは取り返しのつかないところまで発展してしまいそうなので、仕事なんてほっぽってさっさと家に帰りたかった。

 

 

スマホがないと落ち着かない。プライベートのスマホがないのは別に構わないのだけれど、社用のスマホに誰かから電話、もしくはメールが届いているかと思うとぞっとする。もし緊急で私に連絡をよこしていて、それに対応できずに一日が終わり、「お前があの時連絡をよこさなかったから、商談が破断してしまっただろ。どう責任とってくれるんだよ!」と偉い人に怒られたら、もうその怒られゲージで会社を3つくらい辞めてしまえるだろう。それくらいに私は繊細な精神を持ち合わせていて、どうしたら鋼の精神に鍛え上げることができるのだろうと事あるごとに夢想する。こんな弱っちい精神だから今までの人生、事あるごとにストレスを抱えてしんどい思いをしてきたわけでさっさと鋼の精神を待ち合わせれば、辛いことなど経験しなくてすむのかな?

 

 

単調な仕事を淡々とこなしていく。その仕事をしている時、頭はほとんど動いていない。動かさなくてもこなせる仕事をしてて、一体何が楽しいのだろうか......。お昼休みになって、今日もそこまで食欲はなかったのでのんびりパンを食べた。食べ終えて、THE BAWDIESを聴いて、のんびりしているとあっという間にお昼休みが終わった。その後も単調な仕事をして、それがようやく終わりそうな時、後輩から声が掛かった。「実は月末の分、今日とか明日にやっておいたほうが楽なんですよね」そういうことはもっと早くに言ってくれないかな。明日は在宅勤務なので、仕方なく単調な仕事が終わっても引き続き単調な仕事を続ける。ただひたすら、同じことを繰り返す。尋常ならざるほどの物量なので、休憩を挟まず黙々と作業をしても、定時になっても半分も終わっていなかった。今日はそこまで忙しい日ではないので、皆、ちょっとだけ残業して帰っていく。気付くとフロアには私だけになっていて、なんでこんな単純作業をこんな時間までやっていないのいけないんだよ、と腹立たしくなって、モノに当たりそうになった。近くにあった炭酸飲料を一気飲みして、身体中で炭酸の泡がプチプチしているであろう様を想像したら落ち着いた。その後も、ひたすら目を酷使する作業して、20時過ぎに仕事が終わった。こんなこと、一日でやるようなことじゃないだろ。三日に一度のペースでちょこちょこ進めていけばいいのに、なんでこんな短期間にどさっとやらなければならないのか。虚しくなったけれど、これでやっと帰れると思うと嬉しくなった。会社を出るときにこんなにうきうきするのはいつぶりくらいだろうか。それほどに最近の仕事はイージーモードすぎて、かと言っていきなりハードモードになるのは勘弁してもらいたいので、たまに波があるくらいがちょうどいいと思った。

 

 

21時前の電車でもそこそこ人間が乗っていて、この時間に帰るのが普通の人もこの中にはいるんだろうと思うと、何を生きがいにして生きているんだろうと気になった。単純に私よりも出社が遅いだけということもあるだろうし、その逆もあったりするだろう。そもそもこの時間に帰れるから御の字、普段は23時過ぎくらいの電車に乗っているよ、という人もいて、そういう人と比べたら今の私の仕事は存分にイージーモードだった。家の最寄駅に着いて、ごはんは確かあったはず、家にあるものでテキトーに食べようと思ったのでスーパーには寄らなかった。

 

 

家に辿り着き、シャワーを浴び、冷蔵庫で冷えているサッポロビールをじっと眺める。残業して苛々していたときは、「酒飲みてえ」と思っていたけれど、いざ酒が飲める瞬間になると(別にそこまで...)となってしまう現象に名前はついているのでしょうか。喉が渇いていて、その渇きを癒したくて安易に缶ビールのプルタブを開け、ぐびぐびとやってみた。結構久しぶりのお酒、喉も渇いていて、疲労もそこそこあったのだけれど、仕事があまりにも単調なものだったせいか、お酒の美味しさはそこまで感じられず、(飲まなければよかった...)と軽く後悔した。

 

 

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お酒を飲んだせいで眠くなってしまい、ちょっとだけ横たわろう、ほんのちょっとだけ、のつもりで床に横たわりながらTHE BAWDIESを聴いてるととても気分が良くなってきて、(アルコールを身体にぶちこむと、そういえばこんなにも愉快な気持ちになれるんだったな。人生に刺激のない人は、そりゃ毎日のようにお酒を飲みたくなるよな)と思いながら、うつらうつらしていく意識、両耳に流れ込んでくるロックンロール、それだけで至福だった。そして案の定寝落ちしてしまいましたとさ。

 

 

 

2,875歩