眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年4月19日(月)

また一週間が始まった。今週と来週を乗り越えれば待ちに待ったGWがやってくる。しかし待望のGWは、去年から続いているコロナ騒動のせいで雲行きが怪しい。大阪では過去最高の新規感染者数を連日叩き出していて、東京でもそろそろ1,000人を越えるのではないかと戦々恐々としている。去年は100人くらいで一喜一憂していたのが、今年は桁一つ増えたくせにそこまで恐怖を感じないのは、何度も繰り返される自粛の要望、そして身近に新型コロナに感染している人がいないせいで、コロナが世界を破滅させようとしていることに現実味が湧かない、本当にこれ日本、そして世界で繰り広げられていることなのということであった。パラレルワールドの話じゃないの?くらいに新型コロナは他人事で、そんな緩んだ神経だから彼女と外食なんてしているのだ。昨日もすごい人出で、でもそれを口に出すほどのことでもないような感じで、これ、いつになったら収まるのだろうか。私のような緩んだ人間が存在する限り、ワクチンが全国民に行き渡らない限り、いつまでも同じことを繰り返すのではないか。もし県を跨いでの移動は禁止となったとしても、現状はホームシックには掛かっていないので、そこまで影響はないんだけれど、でも今回帰省しなかったら今度帰省できるのは兄の結婚式、それは7月で、それまでにはある程度は収まって欲しいと強く願う。兄の結婚式は、当初は去年の12月に開催する予定だったが、状況を鑑みて延期することとなった。もし2回も延期することになってしまったら、兄も、そして兄の奥さんのメンタルはやられてしまうのだろうか。とっくの昔に籍は入れているはずだけれど、兄はまだ実家で暮らしていて、週に一度、土曜日だけ彼女と会っているそうです。

 


昨日の夕方から夜、そして朝にかけて馬鹿みたいに睡眠を貪っていたのに、いつもと同じ時間になってもなかなか起きられなく、3度目のアラームでようやく布団から脱出することができた。当分は晴天が続くので、天気のせいで頭痛に悩まされることはないだろう。今日もテレビをつけることはなく、THE BAWDIESをかけながら呑気に朝飯を食べる。そのあとは椅子に凭れながら昨日の、彼女とのデートのことをだらだらと書き散らして、そうしたら家を出なければいけなくなってしまい、いそいそと準備をして外に出る。眩しすぎる太陽の光に照らされながら出社するのは非常に気持ちが良い。電車は相変わらずぎっちぎちに人間が詰め込まれていたが、それもまあしょうがないな、緊急事態宣言といううわっつらなものが発令されない限り、在宅ワークを率先して導入しようとしない企業が日本にはわんさか存在するんだから。従業員の命よりも利益を重視するのか。そんな嘆きが、満員電車に乗っている兵どもの心から漏れ聞こえてきて、悲しい気分になる。私もその兵の一人であった。会社に着き、仕事を始める。仕事、なかった。始めようとしたが、なかった。暇だった。暇だったけれど、仕事をしている振りをしていないと上司に頭を叩かれるので、ぽんぽんぽんぽん叩かれるので、それが嫌だったから仕事をしている振りをした。私だってバリバリ働きたい年頃だった。あと少ししたら30歳になるのに、月の半分が暇で、暇だけれど仕事をしている振りをしているのは惨めだった。真剣に転職を考えようかしら。

 


午前はそんな感じだったので時間が過ぎるのがものすごく遅く、悲しい気持ちでお昼休みに突入した。外食する元気もお金も持ち合わせていなかったので、いつものスーパーで、いつものチーズパンとカレーパン、紅茶を買った。先週の金曜日も確かチーズパンを食べたはずだけれど、その時食べたチーズパンよりも50%ほど小さくなっていて、採算度外視したあの大きなチーズパンは期間限定だったのかもしれない。しかし小ぶりになったチーズパンとカレーパンでも十分にお腹が膨れたので、こちらのほうが体には良いのだろう、多分。そもそもチーズパンとカレーパンなんて、カロリーの化け物みたいなものを毎日のように食べているくせに、仕事が終わってからも運動をしない私の体が健康なわけがなかった。近々に控えているであろう健康診断が恐ろしい。それよりも、夏になって薄着で彼女と会うことの方がよっぽど恐ろしく、まだ猶予のある今のうちにお腹のポッコリをなんとかしないといけなかった。なんとかしないとと思うだけで、運動なんてこれっぽっちもしたくなかった。秒でお昼休みが終わるのに、午後の仕事も亀の歩みの如くゆっくり、ゆーっくりと、前に進んでいるのか止まっているのか判断できかねた。午後もすんごく暇で、特にすることもなかったので会社の周りを散歩して、それにも飽きるとExcelを開いてマクロの勉強をした。それにも飽きると、いよいよすることがなくて、いや出社した時からすることはなくて、極端なことを言うと先週の金曜日から暇だったような気がして、だから欠伸をしていたら運悪く上司に見つかって、頭をぽんぽんぽんぽん叩かれた。「仕事しないとだめだよー」と上司は言うけれど、上司のパソコンがずっとスリープ状態であり、デスクには何も置かれていないことをチームのみんなが知っていた。

 


新しい人がやってきた。育休を存分に活用してからの復帰だそうで、私が以前経理にいた時に、たまに顔を見かける女性だった。「私、計算だけは得意なんで」と挨拶するときに自信満々で言っていたのがおかしかった。コピーロボットはここぞとばかりに、なんと呼ぼう、育児さんとでも呼ぼうか、その人の身の回りの世話をしていた。パソコンの設定であったり、職場紹介であったり、職場での暗黙の了解であったり。そういったことを午前中と午後の一部を費やして教えていて、育児さんは「はい、はい」と震える声で応対していた。彼ら(彼女ら)は息の合った夫婦みたいに会話が弾んでいて、もしかしたもしかするとかもしれなかった。途中、上司が口笛を鳴らして、女性が彼らを囲んで、何やら楽しそうに談笑しており、コピーロボットも満更ではなさそうな顔をして、それをZが睨んでいた。Zは体の凝りがひどいのか、重ための軟膏薬を就業時間中に、首に塗り塗りしていた。前も書いたかもしれないが、毎日のように午前3時ごろまで、奥さんとお酒を飲み散らかしているZ、彼の健康状態がちょっとだけ心配だった。

 


午後4時を過ぎても仕事が押し寄せてくる気配がなかったので、ああ、これはもう今日は終わったわ、と思いながら共有の仕事をぽんぽんこなしていった。それをしてても暇潰しにはならない、もはやこのままでは会社の穀潰しになってしまうのではないか、と怖れ慄いた。子どもを迎えに行かなければいけないのか、育児さんは午後4時過ぎに退社して、コピーロボットは帰っていく育児さんの姿を名残惜しそうに眺めていた。彼にも日々の活力が生まれて良かった良かった。午後5時、共有の仕事がだいぶ溜まっているのに誰も手を付けようとしないのは怠慢ではないか。もういっそのこと等分して皆に割り振れば、少しは危機意識を持ってくれるのではないだろうか。まあそうだろうなとは予想がつくが、井戸端さんが率先して、自分の意思で共有の仕事をすることは一切なく、仕事の優先度も狂っていた。暇だったので井戸端さんの様子をちらちら眺めていたが、パソコンをただ眺めているだけの状態が10分以上続いていて、(えっ、フリーズしてしまったのか)と心配になったが、少ししたら動き出したので、(ああ、生きてたんだ)とホッとして、カッとした。それからは緊急で整理しなければならない書類ではなく、今年中に整理しておけばいいんじゃないの?レベルの書類の整理に精を出していて、20年選手でこれだったら、そりゃ上司も不平不満を漏らしたくなるわな、と納得した。私はもう出来る限り井戸端さんとの関わりを持ちたくないので、些細な疑問でも自分で考えるようにした。そうしたら自分で解決できることが多く、今までの私に足りなかったのは自分で考える時間なのかもしれなかった。明日ものんびりした一日であってほしい。

 

 

 

4,420歩