眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年4月14日(水)

戻ってきました在宅勤務。外は雨が降っていて、外に出なくてもいいのはちょうどよかった。朝も普段より遅めに起きても大丈夫で、口喧しい先輩上司がいないのもとびきり気分が良かった。仕事の時間になっても仕事が始まった気分にはならなくて、ああ、これが在宅勤務の醍醐味ですわと嬉しくなる。今回の在宅勤務は週に1回、4月いっぱいのしょぼい、ただただ外部へのポーズにしかならないものではあるが、昨日の暇に精神が病みそうになっていたのでちょうどいいタイミングで在宅勤務が来てくれて、気分は良かった。BGMにクリープハイプの音楽をかけながら、昨日はあえてやらないでおいた仕事を淡々とこなしていく。曲と曲の間の無音の時に、雨の音が聞こえてきて、今日は在宅勤務日和ですな、しかし仕事が終わったら諸事情で東京駅へ向かわなければならないので、それまでには雨が止んでほしいと思うけれど、多分難しいだろうな。

 

 

お昼休みになって、わざわざ外へ出てご飯を調達するのは面倒だったので、炊いていたご飯に、だいぶ前に買ったレトルトのキーマカレーをかけて食べた。なかなかに美味しい代物で、これで全て合わせて200円もしないのなら、外で美味しくもないカレーを食べるのは時間と体力とお金の無駄であるな、未だに私はお金に見合ったカレー屋さんをほとんど見つけられていない。東京のカレー屋は、軽く1,000円を超えるところが多く、だからといってその値段に見合った味をしていないので、何度もズッコケて酷い目にあっているので、最近は新しい店の開拓をしていない。ラーメンばかり食べてる。そういえばこの間食べた汁なし坦々麺が美味しくて、久しぶりに新宿の西の方にある坦々麺のお店に行きたくなった。そんなしょうもにいことを考えていて、まだお昼休みは終わりそうになかったので、DMMブックスで読みたい漫画を物色していた。漫画は出来れば紙の媒体で持っておきたいのだけれど、70%OFFなんてことをされたら、ついつい買ってしまうよね。ずっと読みたいと思っていたけれどなかなか手が伸びなかった漫画を買おうかな、どうしようかな、と考えている時間がこの上なく幸せで、このままこの幸せを噛み締めながら何も買わないのも一興かもしれない、とまで考えてしまったところでお昼休みが終わった。

 

 

午後ものんびりと、クリープハイプを聴きながら仕事を進める。好きな音楽が流れている、私しかいない部屋で仕事をしていると、ずっとこの状況が続けばいいのに、と思うけれど、在宅勤務が頻繁にあった頃は、「早く出社させてくれ」と一人の時間をしんどく思っていた。それも、家族が出来たらそんなことは思わなくなるだろうな。彼女とは今度の日曜日に映画を観に行く約束をしていて、そのスケジュールをさっきのお昼休みの時に確認したけれど、映画が終わる時間が14時過ぎで、さて、この時間に映画が終わって焼肉が間に合うだろうか、はてさて、どうしたものか、映画館の場所を変えた方がいいのか、それともランチタイムが長い場所に変更した方がいいのか、それともこんな事態のときなのだから、彼女の家に遊びに行ってもいいんじゃないんだろうか、どうしたものか、はてさてさてはて、と考えあぐねていた。デートの悩みは自分一人で考えるのではなく、もう一人の主人公である彼女にもお伺いを立てた方がいいのだろうか。でも今日は私には夕方に予定があり、それが終わった時間には彼女は夢の中、それでは明日の仕事が終わった時間、例えば18時過ぎとかそれくらいに電話をかけた方がいいだろうか、しかし彼女は4月になってから残業を、それもけっこうしんどめの残業をしているので、平日の夜、くたくたになった精神と体の時に電話という負荷を掛けるのはどうなんだろう、それはちょっと彼氏として配慮が足りないのではないかと思うのだが、どうなんだろう。私も疲れ切っているときは誰とも話したくない、一人で無音の状態でぼおっとしていたい性分なので、とかいろいろ考えるけれど、でも金曜日の夜に彼女の家に友達が泊まりに来る、だったらどうなんだという話ではあるのだけれど。私は勘違いをしていて、今度の土曜日、彼女はどこかの世代の友達といちご狩りをすると思っていて、確かどこかの会話の中でそんな話をしていた記憶があって、昨日のLINEで、「土曜日はせっかくのいちご狩りなのに、雨で残念だね」といったLINEを送って、彼女からは、「えーとね、金曜日に友達が泊まりにくるから、いちご狩りはせーへんよ」と返ってきて、そうだったそうだった、私の記憶が混線を満たしているのは先週まで馬鹿みたいに忙しかったからだ、とテキトーに結論付けてみる。さて、日曜日のデートなんだけれど、正直まだそこまで観に行きたいと思う精神に至っていなくて、観たくもないものを観に行くのは作品に対して、そして一緒に鑑賞する彼女に対しても失礼なんじゃないかと思っているけれど、じゃあ代替案を出してみよ、と言われたら、「えっとえっと、なにしたらいいんだろ」とすぐに迷子になってしまうので、私がしなくてはいけないことは、話題をいくつか準備しておくことも大切なんだけれど、デートのプランをいくつか準備しておくこと、天気がいい日と天気が悪い日両方の準備をしておくことが大事じゃないか、とか思っていた。もちろん、仕事が始まる前に、ですけれど。

 

 

午後のお仕事も恙無く終わる。急いで家を出て、大手町へと向かう。今日はよみうり大手町ホールで、奇跡的にチケットを取れた「坂元裕二 朗読劇2021」があるのです。途中、強い雨に降られながら、ちょっぴり道に迷いながら、なんとか会場に着く。席はぎっしりと埋まっていて、私の席は真ん中より少し後ろの方。今日の朗読劇は『忘れえぬ 忘れえぬ』で、千葉雄大芳根京子が朗読する。ほぼ定刻で始まる。ネタバレになるので内容についての言及は避けるが、濃密な1時間40分だった。ずっと二人の朗読を聴いていたかった。途中、芳根京子が泣いてしまい、そのせいでそのあとに鼻を啜るのだが、観客もつられて泣いている人がいて、この空間がとてつもなく愛おしかった。ずっとずっと、この空間で二人の朗読を聴いていたかった。帰りに物販で坂元裕二の「またここか」(2018)を買って帰った。雨脚はより強くなっていた。

 

 

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家に帰るぐっと疲れが押し寄せて来て、それは1時間40分、ずっと集中して朗読を聴いていたからだろう。今日が出社の日でなくて良かった。簡単な夕飯を食べて、先ほどの朗読劇の余韻に浸っているとあっという間に24時を過ぎてしまったので、無理せず寝た。最高の朗読劇で、来年も開催してくれたらいいのに、チケットが取れるかどうかは分からないけれど、という思いがあった。 

 

 

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