眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

暇が戻ってきた

暇が戻ってきた。優雅な暇なら大歓迎なのだけれど、遅々として時間が進まない、苦痛を伴う暇なので、仕事が終わる頃にはすっかりくたびれてしまっていた。

 


することがなかった。新しい仕事の担当日なので、それを1時間もかけずに終えてしまうと、あとは何も残っていなかった。暇で暇で、つい井戸端さんの担当になっている書類の整理に手を付けてしまいそうになり、(危ない危ない、こんなことをしたら上司に叱られてしまうよ)としょうもないことで頭を悩ませて、でも本当にすることがなくて、途中で現世を離脱してしまいそうになるくらい悟りそうになってしまった。今のチームに配属されたての頃は今日のような暇よりももっと酷く、(なんで自分はここにいるのだろうか......)と苦しくて仕方がなかった。それに比べたら今の暇はまだましかもしれないけれど、それでも苦痛であることに変わりはない。

 


することがないので周りの音に耳を傾けていたら、みなさん、存分に私語を楽しんでいらっしゃって、それはそれは贅沢な時間の過ごし方をしているものだよな、私も仲の良い同期が近くにいたら仕事の話に見せかけた雑談をかまして、小1時間は時間を潰すのに。そして雑談でリフレッシュした心でもって、心を新たに仕事に取り組めるのにな、と思っていて、本当に暇で暇で、頭がどうにかなってしまいそうだった。することがない日は休ませてほしい、会社だってなにもしていない人間にお金を払うのは無駄な行為であるし、することがない人が暇を持て余して会社にいるのも無駄な行為であるので、ああ、もう休ませておくれ。いっそのこと1週間に1度だけの出勤だとしても片付けられるような仕事の量なので、そうしてほしいよ。

 


変な話を仲の良い同期から聞いたのだが、それがどうか虚構であってほしい。今いるところから無理やり剥がされて、やりたくもない仕事を行きたくもない場所でするくらいだったら、転職してしまうだろう。彼女との恋を着実に育んでいるけれど、もし地方に飛ばされて遠距離になったら、多分途中で駄目になってしまう。まだそこまで強固な関係を築いているわけではないので、悲しい結末を迎えてしまう。

 


暇なとき、テキトーにExcelファイルを開いて、テキトーな数値を打ち込んで悩んでいる振りをしているけれど、分かる人には分かるので、ただただ今の時間が辛い助けてくれ。そもそも書類整理が進んでいないのに、書類整理をしてはいけない雰囲気になっているのも馬鹿馬鹿しいし、そういうところの流れをカイゼンするのが上司の仕事なんじゃないの、と毒づきたくなってしまった。