眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年3月18日(木)

出勤。昨日一昨日と引き続き晴れ。3日も連続で出勤するのはちょっと飽きる。飽きるし、出勤してもそこまでやることがない、「明日はやることがないので在宅します」と前日の帰りに言えるような職場環境が望ましい。朝ギリギリまで寝てもまだ眠い。本格的にちゃんとした睡眠を多めに摂取する必要がある。いつまでも中途半端な睡眠を取っていると、心身共に悪影響である。早くこの負の状態を断ち切りたい、今日こそは途中で居眠りすることなく、早い時間帯に眠りに就くのだという意識を新たにする。

 


出勤時の通勤電車はすっかすかだった。来週の月曜日からぎゅうぎゅう詰めが戻ってこないといいんだけれど。会社に着き、仕事が始まる。上司がふっと近づいてきて、2枚の紙を提示してきた。「この紙を見てちょ。(わたし)さんはこの2日でこんなにも書類整理に時間を割いているのに、一方井戸端さんは予定欄にすら書類整理という文言を記載していない。これが何を意味するか分かるかな?」と、久しぶりの「分かるかなおじさん」が発動され、ちょっとテンションが上がった。今日も書類整理をして時間を潰そうと思ったが、上司の命で当分の間は井戸端さんに書類整理を押し付ける形を取ることになった。では私は今日、何をすればいいのでしょうか。不意に路頭に迷った私は、共有の仕事をのんびりと処理していった。でもこういう時に限って共有の仕事はそこまでなくて、だから空白の時間がいつもより多くなり、人生に倦んだ。

 


お昼、お腹は空いていたけれどお金をそこまでかけたくなくて、近所のうどん屋でうどんを食べた。久しぶりに食べたそれはなかなか美味しかったが、食べ終わる頃には飽きていた。私はうどんよりもそばが好きです。職場に戻り、マカロニを聴きながら寝た。眠たかったので、途中から無音の状態で寝た。おやすみなさい。

 


午後の仕事、空白の時間の方が何かをする時間よりも多かった。暇だった。帰りたかった。家に帰って、久しぶりに韓国ドラマを観たかった。家に帰りたい、家に帰りたいよー、という気持ちを遊ばせて、あーーー、あーーーと項垂れていた。明日在宅なのは救いである。何かすることがあればいいのだけれど。

 


ほぼ定時で帰り、刺激、刺激を欲していた。久しぶりの感覚だった。長らく死んでいた精神がようやく復活したのだった。精神が死んでいた時は会社帰りにどこかへ寄りたいという気持ちなんてなかったが、今日はどこかに寄って散財をかましてやりたい気分だった。しかし、この1週間でライブが4回あるし、日曜日にはデートもあるので、散財している場合じゃない、と自分に言い聞かせて大人しく帰宅しようとして、そういえばちょっと紙が伸びてきて鬱陶しくなってきたな、今日髪を切るか、というテンションで美容院へ行った。いつもの2,000円カットのところではなく、表参道にあるようなおしゃれな雰囲気の美容院で切ってもらうと、良い感じの髪形になるのだろうか。いつものところは人間が2人髪を切られていて、人間が2人待っていたので、そこでの散髪は諦めた。南口の、同じ系列の美容院で切る事にした。そこは切られている人間が1人いて、待っている人間はいなかった。椅子に座ってスマホを弄っていると店の奥から女性が出てきて、「シャンプーはないですけれど、いいですか?」と聞いてきたので頷いた。「1ヶ月ぶりくらいに切るので、伸びた分だけを切ってください」とお願いすると、美容師は思った以上にざくざくと髪を切っていった。地元の、うまい美容師はサクサクサクと軽やかに髪を切るのだけれど、そこの美容師はザクッ、ザクッと一辺倒に切るので、仕上がりが不安になった。20分ほどで散髪が終わった。切った量が少ないのでそこまでのダメージは受けていなかったが、微妙だった。次回以降の散髪はきちんとした美容院で切ってもらうことを密かに決意した。

 

 

帰り道にミスドがあったので久しぶりにドーナツを買って、その足で商店街を歩く。途中、ラーメン屋があって、欲望を抑えることが出来ずに入店した。店員同士の会話、会話の中でも私語の比率が多いお店だったが、店員が変わってもそれは相変わらずで、こんな状況なんだから少しは仕事に関係のない会話は慎めよな、と思った私は心が狭かったのだろうか。先客で女2人を引き連れた女がいて、まるでファミレスのようにわいわいがやがやしてて、ああ、これなら家でパスタを食べた方が良かったと後悔した。出てきた塩ラーメンを無心で啜った。あまりにも存在感がないので、食べ終わって10分もしたら塩ラーメンの味を忘れてしまった。異様に背の高い椅子も、私を苛立たせていた。2種類のチャーシューが美味しいのが唯一の救いだった。

 


帰宅。もう暖房をつけなくてもなんとか生きていける温度になっていた。久しぶりに精神が地獄から帰還したので、韓国ドラマ韓国ドラマ、という気分だった。だが韓国ドラマを見ることはせず、村上春樹の小説を読んでから、SIX LOUNGEを聴いていた。明日、彼らのライブに行くということがまだ実感のないことで、でもそれは現実だった。ふっと気を抜いたら意識が落ちていて、だから一瞬にして時間がワープしてしまったので、でももともと眠たかったのでちょうど良かった。明日は休みだ。