眠たげな猫の傍で

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世界の果てで眠っていたいな

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2021「Normal」@ぴあアリーナMM(2021.3.24)感想

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やっぱりユニゾンはユニゾンしか出来ないことを淡々と成し遂げる、化け物みたいなロックバンドであることを再確認出来た、最高で最高なライブでした。

 

 

開演時刻を少し過ぎて、暗転。SEが流れ、3人が現れる。これだけで私は興奮を抑えきれそうにありませんでした。1曲目は「Phantom Joke」。「Phantom Joke」のリリースツアーの意味合いも込めている今回のライブの始まりに相応しい。この曲は前回のツアーである「USG 2020“LIVE (on the) SEAT”」でも演奏されていて、今までたくさん演奏しているので、かなり難易度の高い歌なのだけれど、斎藤さんはそれを難なく歌いこなしていた。演奏も音源に比べて何ら劣ることはない、寧ろライブだからこそ鬼気迫るものがあり、もうこれだけで今日のライブは優勝したも同然だろう、とニヤニヤしてしまった。間髪を置かずに演奏された「オリオンをなぞる」で、既に大団円を迎えてしまった感があるのだけれど、ここからどんな展開を見せてくれるのだろうか。コロナのせいでライブをすることが難しくなった時代で鳴らされる「オリオンをなぞる」はやはりユニゾンを代表する曲であるし、アリーナという大きな箱でたくさんの人と一緒にこの曲を楽しめるという事実がたまらなく嬉しかった。隣に立っていた人もノリノリでこの曲を堪能してて、ああ、ライブって本当に素晴らしい、素晴らしすぎて涙がもう溢れてしまいそうでした。で、次に演奏されたのは、まあ誰も予想出来ないですよね。この曲を演奏することを予想出来た人、今日のライブに参加した人の中で果たしていたのだろうか、というくらいにレア中のレア曲であるまさかの「meet the world time」。「JET CO.」の曲はライブで滅多に演奏されることがないのですが、その中でも「meet the world time」は10年前から彼らのライブに通っている私ですら一度しか聴いたことのない、超超超レア曲なので、イントロのぶぶんを聞いても、「はて、こんな曲あったっけ?新曲?」くらいにぽかーんとしてました。演奏されている曲が「meet the world time」ということはすぐに認識出来たのですが、でも、でも、でも「Normal」と銘打たれているのに全然「Normal」じゃないよ選曲が、え、どういうこと?とはてながたくさん頭の中に浮かんでいて、なかなか曲に集中出来なかったのが本当に悔しい。

 

何十億の喜びを背負って
メリーゴーランド メリーゴーランド
楽しいには楽しいが、目が回る
一周して太陽とめぐり合う
メリーゴーランド メリーゴーランド
これが夢ならとっくに覚めてるから 

 

というぶぶん、ライブで聴くとめっちゃ楽しいな。楽しすぎて、思わず前の席に飛び込みそうになってしまうくらいに興奮してしまった。メジャー2ndの段階でこれほどまでに世界観が構築されているの異常だし、それらの曲をライブで全然演奏しないのもなかなかに変態だと思うよ。「meet the world time」を今の盤石な演奏で聴くと本当に本当にかっこよくて、お願いですから今後もちょくちょくライブでやって頂けませんかね?「Normal」だけの限定にしないで、今後もじゃぶじゃぶやってくれないかなー、と思って、身体をたくさん動かしすぎて、この曲が終わったらちょっと休憩しようと思っていたら、雪崩れ込むように演奏が始まった「アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")」だったので、休んでいる暇はありませんね。こんな暗い時代だからこそ、とびっきりキラキラしているこの曲が放つ力は凄まじいのよ。終始ぴょんぴょん飛び跳ねている人がたくさんいて、みんなこの曲を待ち望んでいたよね私も待ち望んでいたのよ、と嬉しくなった。

 

 

ここで休憩。マイクの性能がいいのか、メンバー間の会話がちょっとだけ観客席にも聞こえてきて、思わずにやけてしまう。普段はあまり聞こえない貴重なぶぶんなので、何を言っているのかまではわかりませんでしたが、貴重な場面に立ち合えているのだということをひしひしと感じました。

 

 

休憩が終わって演奏されたのは、まさかまさかの「メッセンジャーフロム全世界」。えっ、今日は「JET CO.」祭りでも開催しようという腹づもりなのかい、とセトリおじさんである田淵に問い詰めたくなるくらい、何が起きているのか瞬時には把握出来ませんでした。あれだけ今まで出し惜しみしてきたくせに、「Normal」だなん銘打ったツアーで、なんでもないよーみたいな顔をしてさらっと「JET CO.」の曲をやるのはあまりにも卑怯だよ。卑怯すぎて、もうニヤニヤが止まらなくて、どうしたらいいのか戸惑いました。

 

僕なんて ダメ人間なんて本当は思ってない
少しぐらいのシアワセ運べる力持ちなんです
メッセンジャーフロム全世界の声が力になる
急に偉そうになりやがって それはどういうシステムなんですか?

 

というぶぶん、今でも痛いぐらいに刺さるし、この時から田淵のセンスはピカピカに光っておることを改めて認識しました。アルバムの流れだと次は「コーヒーカップシンドローム」だよなとぼんやり思っていたら、アルバムの流れがそのまま再現されて、ああ、今日は祭りじゃ祭りじゃ!と嬉しくなった。今の彼らの演奏で聴く「コーヒーカップシンドローム」はキレッキレで、どんな素材でガードしたところでこの曲の前では無力です、というくらいに激しい演奏でした。

 

まわるまわるコーヒーカップの上 深呼吸をひとつして
まわるまわる世界も もういっそ 混ざり合ってしまえばいいのに

 

というぶぶんで思わず腕をぶるんぶるんとしてしまうのは身体が曲に素直に反応している証拠で、私はまんまとユニゾンの沼に落ちてしまっていたのでした。ちょっともう、ライブが始まってからどきどきがずっと止まらなくて、これ、ライブが終わる前に息していない可能性が出てきてしまい、怖くなった。このライブに立ち会えていることが心底怖くなった。「Normal」というタイトルなんだから、初心者にもやさしいセットリストで、例えばシングルのオンパレードとかそういうことを予想していたのに、良い意味で、本当に良い意味で裏切られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

<セットリスト> 

01.Phantom Joke
02.オリオンをなぞる
03.meet the world time
04.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

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05.メッセンジャーフロム全世界
06.コーヒーカップシンドローム
07.BUSTER DICE MISERY
08.instant EGOIST
09.10% roll, 10% romance

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10.RUNNERS HIGH REPRISE
11.キライ=キライ
12.ぼくたちのしっぱい
13.流星のスコール

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(ドラムソロ〜セッション)
14.パンデミックサドンデス
15.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
16.君の瞳に恋してない
17.桜のあと(all quartets lead to the?)
18.mouth to mouse (sent you)

EN
19.さわれない歌

 

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