眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

SIX LOUNGE「9-Ball」TOUR(× Special Thanks)@F.A.D YOKOHAMA(2021.3.23)感想

SIX LOUNGE「9-Ball」TOUR、2回目の参加。 SIX LOUNGEのツアーに2回以上も参加するのは一昨年に開催されたワンマンツアー「SIX LOUNGE TOUR 2019 "in LOVE"」以来。「SIX LOUNGE TOUR 2019 "in LOVE"」の時はライブごとにセットリストが変わっていた気がするので、今回も変えてくるだろうと予想していました。

 

 

今回のライブハウスは、横浜は石川町にあるF.A.D YOKOHAMA。今回のライブで初めて訪れたのですが、ちょうどいい大きさの箱で、音響もそこそこ良く、ドリンクは缶のハイネケンビールが用意されていたので、お気に入りの箱になりそうです。

 

 

対バン相手であるSpecialThanksがライブを終え、19時ちょうど頃にSIX LOUNGEのライブが始まる。いつものSEが流れ、メンバーがステージに登場する。1曲目は渋谷の公演と同じ、最新曲「いつか照らしてくれるだろう」で来るだろうか、それとも......。配信第三弾「無限のチケット」でライブが始まる。今日、初めて「無限のチケット」のMVを見たのですが、高校の、あのときしか味わえないような郷愁を感じさせるMVで、見ていてぐっと込み上げてくるものがありました。

 

無限のチケットで
飛び出していけ
カラッポのアタマ抱えたまま
無限のステップで
どこまでもいけ
かまわないなら、君を連れて

 

サビの歌詞が本当に素晴らしくて、もちろん音源で充分に曲の素晴らしさは伝わってくるのですが、ライブお化けであるSIX LOUNGEは、ライブではそこまで演奏していい曲を軽々と音源のレベルを超え、圧倒的なまでのパフォーマンスを見せてくれました。そこまで激しくないサウンドだけれど、気付くと無性に身体を動かしたくなるような、そんな最高な曲を演奏し終え、次は何だ次は何だと待ち構えていたらまさかの「Lonely Lovely Man」。レコ発ツアーではないからこそシングルの地味な方のカップリング曲を、それも私の大好きすぎて仕方ない曲をぶちこんでくれるのだろうか。SIX LOUNGEのライブにたくさん行っているわけではないのでこの曲がどれほどのレア曲なのかは知りませんが、私はもうこれでライブが終わっても良いと思えるほどに興奮しておりました。今日は時間があったのでSIX LOUNGEの曲を改めて聴き直していて、この曲を聴いているときに「ああ、またどこかのライブでこの曲を聴きたいな」と思っていたので、まさかそんなことを思った当日に聴けるなんて思ってもいませんでしたありがとうございます。決してそこまで派手な曲ではないけれどしっかりとした存在感を持っている曲なので、この曲を演奏している間、ぼおっとSIX LOUNGEの演奏を見ていました。ステージが低いので、ドラムのシンタロウの姿は全然見れません。二人の姿はしっかりと視認でき、二人のパフォーマンスをしっかりとこの目に焼き付けることが出来たので悔いは一切ございません。ああ、選曲が素晴らしいなと思っていたら、ほとんど間を置かずに演奏されたのが「DO DO IN THE BOOM BOOM」って、「天使のスーツケース」教に入信している身としては、こんな素晴らしい日に立ち会えるなんて、もうちょっとどうしたらいいのだろう、くらいに興奮してしまい、渋谷の時よりもぶんぶんと腕を振り回して調子に乗っていました。かっこいい、ただただかっこいいよ、と馬鹿みたいな感想を抱きながら、それぞれの音を集中して聴いて、やっぱり音源以上の演奏をしてくれるよな、ライブお化けは、なんてことを思っていたらもう3曲も演奏してしまっていたんですね。時間が流れるのが早すぎて困るな。

 

色々と制約がある中で、皆は頑張っているよ。普通に喋っているときは喋っているんだから、ねえ

 

とユウモリが話した後の曲で「愛の荒野」を持ってくるのは確信犯的過ぎやしませんか?きっとこの曲の「いえーいいえーい」のとき、声を出していた人いたでしょう。それくらいにこの曲を演奏してくれることの有り難さを痛感しています。去年、「THE BULB」のライブがコロナのせいでとんでしまい、「THE BULB」の曲をライブで存分に味わえていない身としては、今回のツアーでのおそらく固定曲である「愛の荒野」、「ラブポップ」、そして「ナイトタイマー」を聴けることに非常に感謝しております。ああ、「THE BULB」を狂っていたように聴いていたあの時の自分が今日のライブのセットリストを知ったら、発狂してしまうくらいに興奮するんだろうな、と思いながらもライブは進んでいく。新曲「トゥトゥトゥ」は今回のライブで3回目に出くわしたのですが、聴くごとにどんどんとはまっていく曲で、早く音源で何回も聴かせてくれ、と飢えている状況です。そして「THE BULB」からの愛の曲である「ラブポップ」(超大好きすぎて辛い)が演奏され、ノリノリになっていて、まだ6曲しか演奏していないのに、身体を動かしすぎたせいで既にへろへろになっていました。ユウモリが髪を振り上げるたびにものすごい量の汗が飛び散っていて、それだけ身を削ってライブをしてくれているのだから、私だって本気でライブを楽しまなくちゃ、お金を払って見ているのだから、とかそんなことを考えていると、またもや休憩タイム。ああ、休憩タイムが非常に助かる。休憩タイムはすぐに終わってしまったので、もうちょっとだけ休憩させてほしい気分はあったけれど、早く次の曲を欲していたので特に異論はございません。

 

 

配信第四弾「IN FIGHT」で激しめのSIX LOUNGEを見せつけ(まだこの曲の良さを十分に分かっていないので、そこまでノリきれなかったのが残念。ただ演奏は完璧すぎるほどに完璧だったので、なんでそんなすぐに自分たちのものに出来るの、だいぶ前から存在していた曲で、何度も何度もスタジオで演奏しているのかい、というくらいに新曲たちの演奏の仕上がりが尋常ならざるほどに高かったです)、続く「ナイトタイマー」で一気に場内の空気が熱くなっていく。SIX LOUNGEの激しい演奏に呼応するかのように、場内の客の殆どが必死になって腕を振り上げている姿を見て、(ああ、なんて素敵な景色なんだろう。私が心底落ち着ける場所はやはりここライブハウスであり、去年の半分以上がその景色を見られなかったことが本当に悔しかったよな悔しかったぜ)とか思って、ぐっと涙が零れそうになる。涙なんて零している場合じゃないので、自分も演奏に合わせて必死になって身体を動かしてSIX LOUNGEの演奏に呼応する。幸せだな、ずっとこの時間が続けばいいのに。と思いつつも、ちょっと疲れてきたな、次は落ち着いた曲だと助かるが、とか呑気なことを考えていたら配信第二弾「スピード」という、新曲の中で一番激しい曲が来て、この曲が来てのんびりと突っ立っている場合じゃないだろ、と自分を奮い立たせて曲とともに身体を動かす。ライブで聴くのは2回目だけれど、もうしっくりと来ている、また次のライブで聴きたいと思える新曲を次々に作ってくれるSIX LOUNGEは、やはり最高のロックバンドである。このパートは激しめの曲で攻めまくる、というテーマがあるのかしらんけれど、「LULU」からの「トラッシュ」で白目を剥きそうになったし、「ピアシング」3連続で思わず身震いしてしまいました。「ピアシング」は、

 

「ドラム、シンタロウ!」

 

「ベース、リク!」

 

「ギター、俺!!」

 

とユウモリが曲の前に叫び、そのあとにあの激しいイントロが流れる、そして汗でぐっちゃぐちゃになりながらも身体を動かし続けることをやめることは出来ない、最高の時間をありがとうございました。

 

 

コロナがはちゃめちゃになってからのライブで一番汗をかいたんじゃないかくらいの量の汗が身体中から噴き出てきて、マスクをしているのが本当にしんどかったです。でもちょっとの休憩を挟んで次に演奏されたのが「幻影列車」だったので、本当に救われました。シングルなのにそこまで聴きこんでいないので、演奏が始まったときは、(えっと、これなんだっけ......?)と思ってしまった私はファン失格なので、「幻影列車」のCDを買うことに決めました。今月はCDを買いすぎたので、来月にはなんとか入手する。CDも勿論聴くんですけれど、初回限定盤に付属しているDVDが今更になって観たすぎる、くらいの素敵な選曲のライブなので、早く見たい見たいな。さすがにここまで文章を書いてくると気分が変な方向に突き進んでしまうのですけれど、この調子で最後まで書き通します。

 

 

ちょっとの休憩を挟んでから演奏された配信第一弾「カナリア」が今日の曲のなかで一番きらきらと輝いていたように私には感じられました。

 

“きっとアナタをこえる人はいない
けどアナタよりもひどい人はいない
ピアスをあけたのアナタと同じの
痛かったけれど 涙は…”

 

静のSIX LOUNGEの旨味をこれでもか、と詰め込んだ名曲である。音源も勿論素晴らしいのですが、ライブでの演奏、特にユウモリの生歌声はちょっとあれですね、超えてはいけないところを超えてしまっている感が強すぎて、「これって聴いても良い歌なんだっけ?合法的な曲なんだっけ?」と不安になるくらいに素晴らしい。この曲をここまでの名曲に仕上げられるのはユウモリのあの声しかないのです。ニューアルバム「3」で先行配信されている曲の中では一番好きな曲なので、「3」のレコ発ツアーが終わった後もライブの定番曲として定着してほしいと切実に願っています。ここまで心が震えあがる感じを覚えたのは「天使のスーツケース」以来かも、と思っています。本編最後は「僕を撃て」の、安定の盛り上がりを見せて大団円を迎えました。

 

 

ちょっとの時間を挟んでメンバーが再び現れる。

 

「Special Thanksのメンバーが好きって言ってくれたので。好きって言われるとやっぱり嬉しいですよね、嫌いって言われるよりも」

 

とユウモリが簡単なMCをして演奏されたのは「天使のスーツケース」。人生観を良い意味で変えてくれた、私にとってとても大切な曲だったので、Special Thanksが「天使のスーツケース」を死ぬほど聴いてくれたことに感謝するとともに、やっぱりライブで聴いたときのこの曲の破壊力は凄まじいものがあるよな、とつくづく痛感しました。

 

綺麗事ばかりだから
嘘みたい もう泣きたくはない
あなたの身体で染めてよ
真っ赤になってとろけるまで

 

のぶぶんが好き過ぎて辛い。ずっとこの曲だけを聴いて生涯を終えても後悔しないレベルに、とても大切な曲。渋谷のライブではしてくれなかったので、とても嬉しかったし、これでシングル「天使のスーツケース」に収録されている曲は全て演奏された、そんな奇跡的なライブに立ち会えて私はまたもや涙が溢れそうになりました。

 

「最後にたくさん踊って帰ってくれ!」

 

ということで、今回のツアーではおそらくアンコールで必ず演奏されるであろう、これも私が大大大好きな曲「SWEET LITTLE SISTER」で今日のライブは終了しました。

 

 

対バンでもものすごくボリュームのあるライブをしてくれるSIX LOUNGEがより好きになった夜。私的には渋谷のセットリストよりも横浜のセットリストの方が好きかな、でも渋谷では「ふたりでこのまま」と「ラストシーン」をやってくれたので、手放しに横浜を褒めたたえることも出来ないんだよな。まあ、両方のライブに参加出来て本当に良かったと思っている。今日のライブで思ったのは、コロナ前に見たSIX LOUNGEのライブよりも更に演奏が激しくなっていたし、ドラムのシンタロウがとても成長しているように見えたけれど、それはコロナで全然ライブが出来なかったときに滅茶苦茶練習をした成果とかなのだろうか。彼らのインタビュー記事は一切読んだことが無いので、そのへんの事情はよく知らないし、MCでもその辺には触れていないので実際がどうなのかはよく知らないけれど、どんどん凄みを増していくバンドに対しては尊敬の念がものすごく湧くし、今まで以上に素晴らしい景色を見せてくれるんだろうな、と思うと「一生ついていきます!!!」としか言いようがない。そんな風に信頼してもしきれないほどにかっこいいバンドがSIX LOUNGEで、そんなかっこいいバンドに出会えたことを誇りに思っています。あと1ヶ月足らずで発売される「3」がとても楽しみですし、それを引っ提げてのツアーには3本参加する予定なので、今回はコロナでライブが吹き飛ばないことを必死になって祈りながら、「3」とそれ以前の曲をえんえんと聴き続ける日々がやってくることでしょう。2021年も、楽しい年になりそうです。

 

 

 <セットリスト>

01.無限のチケット
02.Lonely Lovely Man
03.DO DO IN THE BOOM BOOM
--------------------------------------
04.愛の荒野
05.トゥトゥトゥ
06.ラブポップ
--------------------------------------
07.IN FIGHT
08.ナイトタイマー
09.スピード
10.LULU
11.トラッシュ
12.ピアシング
13.ピアシング
14.ピアシング
--------------------------------------
15.幻影列車
--------------------------------------
16.カナリア
17.僕を撃て
EN
18.天使のスーツケース
19.SWEET LITTLE SISTER

 19:00-20:10

f:id:bigpopmonsterpro:20210323220232j:image

f:id:bigpopmonsterpro:20210323172613j:image