眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年3月6日(土)

先々月にも行ったが、会社の同期と箱根温泉に行くのは2019年の2月ぶり。ようやく叶った。当初は、「緊急事態宣言が明けてからにしよう」と同期に言われて、まあそうだよなと思っていたが、先々週に同期から「3/6(土)に行かないか?」と打診があり、予定が入っていなかったので快諾した。新宿駅8時発のロマンスカーに乗るので、6時ごろに起きる。新宿駅に着き、同期と久しぶりに会う。思い切ってかけたパーマはブロッコリーだった。道中は今まで会えなかったぶんを埋めるかのように、ひたすら喋り倒した。会社のこと、婚活のこと、その他他愛のないことを話していたら箱根湯本に着いた。先々月に来た時よりも人が増えていたが、相変わらず多くの店が閉まっていて、閑散とした印象を受けた。お腹がやけに空いていたのでコンビニでおにぎりを買って、無心で食べた。そのあとはお目当ての温泉宿までだらだらと歩き続けた。30分ほどで宿に着いた私たちは、日頃の運動不足のせいですっかり息が上がっていた。5分後に温泉宿が開いて、一番乗りで手続きを済ませた。30分後に温泉に入れるようになるというので、休憩室にあるマッサージチェアにしばらく揺られていた。そのあまりの居心地の良さに、隣からは奇妙なうめき声が聞こえてきた。転職はもう考えなくなった、と同期は言っていたが、苦労は絶えないのだろう。今回の温泉で日頃のストレスを発散させて欲しいと切に願う。1時間ほどマッサージチェアに揺られてから、温泉へ向かった。当初、今日の天気は雨だったので露天風呂はどうなんだろうと思っていたが、蓋を開けてみると快晴とまではいかないが晴れていて、だから気分が良かった。露天風呂に入ってからもしばらく会話をして楽しんだ。そのあとに寝湯でぐうぐうして、私は茹蛸になってしまう前に上がった。同期は気持ちよさそうに横たわっていた。早々に退散した私は宿の自販機で購入したスポーツドリンクをぐびぐびやりながら、またもやマッサージチェアに揺られていた。今日来て良かった、としみじみ思いながらアナログフィッシュをぼおっとしながら聴いていた。しばらくして同期も温泉から上がり、お互い無言の状態でマッサージチェアに揺られていた。14時を過ぎて、どちらからともなく「お腹が空いたから、昼飯を食べに行こう」と言い出して、宿を後にした。狭い道をしばらく歩き、お目当ての店へ。先々月にも伺ったお店だが、一番安定しているのでここでいいやということになった。前回と同じ蕎麦を注文した。同期は生ビールをぐびぐびやっていて、日頃の鬱憤を晴らしていた。蕎麦は値段相応の味と量ではなかったが、まあ旅先の蕎麦なんて大抵がこんなものでしょう、と諦めていた。蕎麦を食べ終え、でもまだ東京に帰りたくなかったので、目についた喫茶店に入った。何回も箱根に来ているのに、今まで認識していなかった喫茶店だった。中は広く、芸術作品が所狭しと並べられていた。店内は香ばしい珈琲の香りで満たされていて、席の大半はカップルが占めていた。自分が掬った甘味を相手の口元まで持っていく所作、そのときの相手の潤んだ瞳が印象的だった。私はアイス珈琲とレアチーズケーキ、同期はアイス珈琲とベイクドチーズケーキを食べた。既にたくさんのことを話していたので、今日中に話さなければならないような話題はもう残っていなかった。ストローをコップの中でぐるぐる回して、氷がコップにぶつかる音が心地よく喫茶店に響いていた。1時間弱ほどそこで過ごし、そこを出るとあとは電車に乗るだけになった。帰りの電車のためにお茶とお菓子を買ったが、お菓子の方は一切手を付けなかった。同期は気持ちよさそうに眠っていた。18時過ぎに新宿駅に着いた。お腹が空いていたらどこかで夕飯を食べようかと思っていたが、お互いのお腹はそこまで空いていなかったので解散となった。このまま家に帰るのはもったいない気がして、西口のいつもの本屋へ行った。欲しいと思える本がいくつか補充されていたので、夢中になって購入した。本屋を出るとそのままの勢いで電車に乗って、家に帰った。 

 

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<購入した本>

石井恵梨子「僕等はまだ美しい夢を見てる 〜ロストエイジ20年史〜」
辻村深月かがみの孤城(上・下)」(サイン本)
住野よる「麦本三歩の好きなもの 第一集」(サイン本)
柳美里「JR高田馬場駅戸山口」(サイン本)
眉村卓「静かな終末」
C・キャシディー「とんでもない死に方の科学」
あずまきよひこよつばと!(1)」

 

家に着いて、今日のことをぼんやり思い返しながら、また来年のこの時期に同期と温泉に行けるような世の中になっているといいな、と思った。帰りの電車でたくさん寝てしまったので、眠たさは霧散してしまっていた。