眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年2月15日(月)

24時間のうち8時間は仕事のことだけを考えていてもおっけーな環境が整っている今日という日が愛おしい。一週間、全力で恋愛に臨んだ私はだいぶ疲れ、女性からメッセージが来ることにちょっぴりの恐怖を感じている。疲れた、一カ月くらいは自分の好きなことだけを考えていたい。小説を頭からけつまで一気にどばーっと読みたい。興味のない、面白みのない話題をえんえんと続けたくない。返信のタイミングとか考えたくない。デートの場所を考えたくない。返信が来ないからとやきもきしたくにない。ああ、ええいしゃらくせえ、と思っている私は恋愛に、結婚に至るまでの過程を楽しめない人間だろう。すぐに結果を求める、努力したらそれ相応の結果が返ってこないことに苛立ちを覚える、もうなんというかめんどくさい人間なんですよ。だから朝起きてご飯食べて電車乗って会社に着いて、「よっしゃ仕事やるぞー」というところで私はようやく水を得た魚のように元気になった。聞きなれた同僚の声が聞こえる、意識を集中するとその会話を楽しめる。集中したいと思ったらとことん集中して仕事に取り組めるのもおっけーだった。もう全てがおっけーな状態で、「婚活って、もうやめたほうがいいんじゃない?君には合っていないよ」と内なる自分が囁きかけてきた。うん、それについてはちょっと考える必要があるだろうけれど、今は仕事に集中したいから話しかけてこないでくれる?と強気な私は、次々と溜まった仕事を潰していった。コピーも井戸端さんもいない、おジイさんが横でちょこちょこ作業しているだけなので気楽な時間はずっと続く。作業をすると成果物が生まれ、自分は仕事をしている、今は意味のない時間ではないのだ、ということを手っ取り早く感じられて、午前はだいぶおっけーな気分だった。

 


爆弾低気圧が関東を襲っていたので、昼は馬鹿みたいに強い雨が降っていた。今日は近所のスーパーでパンを買って、それを食べて幸せを感じていた。油でまみれたカレーパンは私の胃袋をぎっとぎとにしてくれたし、チキン南蛮の油はカレーパンの油とうまく混ざり合って、最高んおハーモニーを奏でていた。で、ご飯を食べ終えてKindleで本を読んでいた。「異性の心を上手に透視する方法」という本で、どっかのだれかが薦めていて、「面白そうだな」と思って読み始めたら面白かった。今は生身の人間とぶつかり稽古をするよりも、本を読んで知識を蓄えたい時期であった。本は面白い、しかし眠気もあって、眠気を優先して30分ほど居眠りした。最高である。午後も午前と同じ感じで、より緩い感じで仕事を進めていく。一秒一秒が着実に前に進んでいる感触は私の心をときめかせてくれる、これこそ疲弊しきった私が求めていたオアシスである。何の事件も起きない、ただ人がいて黙々と仕事をしているだけの空間が全力で肯定されてほしかった。ああ、職場で仕事をすることの快適さたるや。今日を出勤日に決めた過去の自分に感謝した、明日も出勤したいんですけれど、駄目ですかね。コロナのほうもだいぶ落ち着いてきている。人出はそんなに変わっていないのに、何が原因で減っているのか。早急に調べて欲しいところである。

 

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このまま良い感じで新規感染者数が減っていき、春を終える頃には何の気兼ねもなく旅行に行ったりライブに行けたりしたらいいのにな。

 


充実を身体中に感じながら、定時で退社する。一人の部屋に戻るのが堪らなく寂しいのである。家に帰って興奮していた私は、安直な行動に出てしまった。冷蔵庫で冷やされた500mlの缶ビールを、ベーコンをおつまみにぐびぐびとやってしまった。久しぶりの労働で疲れた体に注ぎ込むアルコールは最高で、喉ごしの格別さがそれを証明していた。嫌なことなんてお酒を飲めば全て忘れるだろう、というダメダメ人間モードになってしまっていた。アルコールで気が緩んでしまい、最近の婚活のつらいことを思い出していた。二人とデートして、二人から二回目のデートのお誘いを無視されて、すっかり傷心していた。あー、なんで人生ってうまいこといかないんだろうな、と項垂れていた。そのときにふと、前の彼女のことを思い出していた。

 


愚行は後先かえらず。まあ返事は来ないし、冷静になっている今では会って何を話すんだよ、もう会いたくないよ、と勝手気ままなことを考えている。こんな風にお酒のせいで人生を破滅させたくないので、お祝い事以外にはお酒を飲むことを禁止します。家にたくさん転がっている缶ビール、全部中身を捨てないとだな......。