眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年2月10日(水)

出勤。刺激の強い本を読んで、そのままのテンションで寝てしまったので朝から変な気分だった。テレビを見ていても落ち着かないので、Echo Showで適当にJ-POPを流し、歌っていたら時間になったので外に出た。

 

 

今日は私のチームはフル出勤。それぞれが違う軸で働いているので、決して交わることはないし、その方が私にとっては都合がいい。会社の中にいると外の天気が良いのか悪いかの分からなくなる。外の様子が良く見えないような作りになっているので、会社の中にずっといると気分が悪くなってくる。名古屋の時は外に出ることが安易に出来たので頻繁にリフレッシュできたが、東京だと勇気がないとリフレッシュできないし、勇気を出したら怒られる作りになっているので、不快なまま我慢するしかない。

 

 

今日は朝から外へ行く用事があり、それが思った以上に時間がかかった。書類の不備がたくさんあったので、私が外部の人間から叱られることになった。書類を作った本人は呑気に休暇を取っていて、書類の不備があるからこのままだと今日中に提出出来ないぞ、と電話をしたら慌てていた。誰かが圧倒的に悪いわけではない、ただ中途半端な気の緩みによって書類の不備が生じ、それの負の要素を私が引き受けることになっただけだ。「もっと融通を利かせてくれればいいんですけどね」と書類の不備君は言っていたが、それはあんたの台詞ではないでしょうが、と苛立ってしまったが、こんなところで感情の発露を行っていても人生の損失なのでぐっと堪えた。改めてだけど、人生の損失ってなんだ?

 

 

そんなこんなで午前中は自分の仕事をすることなく終わってしまい、昼飯は久しぶりに弁当を食べた。近所の商店街の奥まったところにある激安スーパーで購入したハムを適当な大きさに切ったのと、だいぶ前に購入した唐揚げを食べて、もうちょっと健康的な具材を詰め込んだほうがよかったかな、と反省した。ご飯を食べ終わって音楽を聴こうとしたが、眠気がひどかったので30分ほどの時間を睡眠に充てた。

 

 

午後もゆったりとしていた。そもそも「忙しくてどうにかなりそう」という時間がここ数カ月はなくて、それは私にとって良いことなのか悪いことなのかの判断が未だについていない。自分を追い込んでくれるような環境に長い間身を浸しているとそれなりの成長が見込めるのだろうか、そもそもこの職種においての成長ってなんなんだろうか、と考え始めたら沼に嵌ってしまいそうになったので早々に切り上げた。

 

 

発表があった。去年の12月に経理に配属された女性社員がこの度結婚された、と嬉しそうに上司が話していた。最近の子は結婚するのが早いな、と思いながら、そういえば私が以前経理にいた時に後輩として入ってきた女性社員も早々に結婚していたっけ。その子はなし崩し的に退職して、同期の人事と結婚していた(順序が反対か)。今回も退職しなければ良いんだけれど。そんな発表があって、既婚組はにこにこしていて、独身組は多少気が荒ぶっているように感じられた。結婚という言葉を当分は聞きたくないような気分だった。結婚する前に、まずは一人でも人生を充実させられるようにならないといけないなと思う。結婚したからといってつまらない人生が一気に明るくなるわけではない、一人でも充実した人生を送れるような人間だからこそ結婚しても充実できるのだろう。ということをだらだらと考えていたのは、まだまだ結婚に対して未練があるからだろう。母親に、「そろそろ結婚したほうがいいだろうか」とたまに聞くことがある。「まだ30前なんだし、そんなに急がなくてもいいんじゃない」と言う。本当はどう思っているのかは知らないけれど、ゆくゆくは結婚して欲しいとは思っているんだろうな、ということは表情の些細な機微で察せられる。なんでこんなことを書いていたんだろう、今は仕事のことを書かなければいけないではないか。というわけではない。特にすることもなかったので、定時に帰った。 

 

 

新宿へ行き、仕立てが済んだスーツを引き取り、紀伊国屋書店でちょっとだけぶらぶらしてから帰った。明日あたりに尾崎の小説を読もうか。 

 

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家に帰って、乗代雄介の「旅する練習」を読んで、読み終わった。相変わらずなかなか頭に入ってこない感じが乗代雄介の感じがした。今回の作品は今までのと比べるとちょっと微妙かな、最後にあんな展開にするのも謎だったし。もうちょっと明るい感じの物語を読みたいので、来年くらいに出してくれるかもしれない作品に期待しています。

 

私しか見なかったことを先々へ残すことに、私はー少しあせっているかも知れないがー本気である。そのために一人で口を噤みながら練習足らずの言葉をあれこれ尽くしているというのに、そのために本当に必要とするのはあらゆる意味で無垢で迷信深いお喋りな人間たちだという事実が、また私をあせらせる。

乗代雄介「旅する練習」p97

 

旅する練習

旅する練習

 

 

そのあとも本を集中して読んでいた。静かな夜だった。明日は久しぶりの祝日で、でもそこまで嬉しくなかった。明後日は会社から強制的に取らされた休みで、だから4連休になるのだけれど、そんなに休みが続くならどこかに旅行に行きたいと思う。でも今はそんな雰囲気ではないことは重々承知しているから、面映ゆいというか、地団駄を思いっきり踏んで周りにアピールしたい気分だった。最近は素直に眠気がやってくる、それに抗うことなくすっと寝ることが出来た。