眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年2月9日(火)

先週の木曜日ぶりの出勤なので、少々の緊張が燻っている。電車はそこそこ混んでいた。会社に着くとそれなりの人間が出勤しており、窮屈さを抱えがら仕事を始める。先週の頭にZ君の手下から仕事の依頼があり、それはZ君の手下とZ君が上司から任された仕事であったが、二人では到底こなせる量の仕事ではないことでこちらにも飛び火した。「諸君に告ぐ」と偉そうなメールが来て、これこれこういうミッションがあるから、何日までに遂行せよ、とふざけたメールが来て、こいつら頭大丈夫か、と怒りを通り越して心配になった。面倒な仕事ではあったが、仕事が遅延することでZ君らにぐちゃぐちゃ言われるのが鬱陶しかったので、さっさと終わらせて提出した。次の日、「これこれこういうぶぶんがおかしいぞ」というメールがZ君から来て、こいつ、本当に大丈夫なのかよ、とさすがに苛立ちを覚えた。まずこの仕事は私が上司から直接的に依頼された仕事ではない、お前が依頼されてそれを私に「お願い」したんだから、まずは「手伝ってくれてありがとう。でもちょっと間違っているぶぶんがあって、修正してほしくて......」くらいのテンションで来るべきではないのか。ろくに説明もしないで不躾に仕事を押し付ける、その方法がおかしい、そのあとのフォローも腐っている、こいつこんな感じで6年間も仕事をしてきたのかよ、自分のことしか考えていないのかよ、と怒鳴りつけたくなった。そんなことをしてあげるほど私は優しくないので、間違っていたぶぶんを迅速に修正し、再度提出した。その後、仕事を手伝ってくれたことに対するお礼はメールでも対面でもなかった。そういう人間は、もうそういう人間のままで生きていくんだろう。お疲れ様でした。

 

 

むしゃくしゃしていたので、昼ご飯は安直に外食してしまったこんちくしょう。いつもの海鮮丼のお店で海鮮丼を食べる。最近は異常に混んでいて、人が常に入り口で待機している状態。緊急事態宣言とはなんぞや、と思うくらいに人の行き来が激しい。今日のフロアの人は新人なのか、店長と上手く意思疎通が取れていなくて、非常にテンパっていた。海鮮丼は安定して美味しかったが、あまりにも贅沢な食事なので、月に一回がせいぜいだろう。会社に戻って音楽を聴いていたら昼休みが終わった。

 


午後ものんびりと仕事を進める。今日は元々在宅勤務をする予定であったが、コピーが「一人は嫌だ」とごねるので、仕方がなく昨日を在宅にして、今日は出勤にした。ぼおっとしているのか、コピーはいくつかの失敗をしてしまっていたし、それを悪びれる様子もなかった。ふ~ん。そんなことをいちいち意識するのは人生の損失なので、自分の仕事を集中して進めていった。定時になるまでのんびりとしたペースで進めた。定時になったらさっさと帰った。帰りにちょっとだけ新宿を散歩して、日中の運動不足をちょびっとだけ解消したつもりになった。家に帰っていつも通りのキムチ鍋を食べ、高石宏輔さんの「あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知」(2015)を読んでいた。

 


読んでて自分がどれほど鈍感な人間であるかを思い知ったし、これからどうしていけば人と深いところで繋がれるのだろうか、ということを真剣に考えたくなった。多分この本は私の人生を変えうるほどの力を持っているし、これからの人生の中で何度も読み返して自分を律することだろう。こういう本に出会えることは読書家冥利に尽きる。たくさんの本と触れてきて本当に良かったと思っているよ。

 


上記の本は読んでいて非常に神経を使うので、途中途中で道楽を演じてほどよく心身をリフレッシュさせていた。マッチングアプリで興味のない人と何回かやり取りしていた。異性とのコミュニケーションの練習を兼ねて、こんな風に答えたらこういう風に返って来るだろうか、とか、こういう風に質問したら心地よく感じるだろうか、とか、そんなことを考えながらやり取りした。驚いたのが、お世辞で「編み物が上手なんですね。すごい」と上っ面なことを言ったら、「そうなんです」と返ってきたことで、こういった感性の人もいるんだな、自分とは合わないだろうな、といい勉強になった。

 


Catfish and the Bottlemenを聴いて躍っていたら眠くなったので、布団の上で横たわっていた。寝ていた。