眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年1月19日(火)

眠気の権化が居座っていて、うまく起きることが出来なかった。隣から男と女の会話がこそこそと聞こえ、眠りに集中できなかったのでArctic Monkeysのライブ音源を流していた。それのせいで熟睡できなかったと推測される。アラームが鳴っているのにそれに従って起きるのが馬鹿馬鹿しい、と思っていつまでも布団のなかでぐずぐずしていたかった。無理やり起きて、久しぶりに朝のニュースをテレビで見ていたら、あまりにもくだらない内容を垂れ流していた、でも画面の左上に表示されている時計を確認したかったので仕方なくつけておいた。晴れていたけれど外に出ると耳が引きちぎれそうなほど寒く、すぐに回れ右をしたくなった。電車はぎゅうぎゅう、会社はすかすか。やる気のなさそうな奴がこういう時にここぞとばかり張り切るのが世の常である。マウスシールドを着けていた総務の男は流石にマスクを着けていたが、ウレタンだったので油断ならない。2日間も連続で在宅勤務をしたので、出勤しないと出来ない仕事がそこそこ溜まっていて、それをこつこつこなしていくとみるみるうちに時間が過ぎていった。誰かに気を遣って話しかけることもなく、黙々と仕事と向き合っていられるのはなんとも心地良く、しかしこなしている仕事は猿でも出来るものなので「はっ」と気づくと虚しい気持ちになった。そんなこんなですぐに昼休みが来て、ぼおっとしていたら午後の部が始まった。ふと気配を感じて頭を上げると上司が立っていて、ぶつぶつと不平を漏らしていた。「あいつら本当にくっちゃべってばかりいるんだけれど。なにか任せられる仕事はないかね」そんなこと言われても......、と苦笑いを浮かべるので精一杯だった。しょうもないことに巻き込まれたくないので、めんどくさそうなことには首を突っ込まないようにしている。ふと、結婚式を断った同期にお祝いのお金、それの正確な名称は知らないが、それを贈らなければいけないことを思い出して、家に帰ったらネットで調べて早いうちに贈ってしまおうと思った。そもそも愛知でも緊急事態宣言が出ているのに結婚式を決行するのだろうか。2月の初めに解除される予定であるけれど、今の状態を鑑みると緊急事態宣言は延長されるだろう、だって1回目の宣言の時に比べて自粛している人が少ないんだから。20時までに閉店している飲食店は増えているけれど、昼に飲食店でご飯を食べていても感染するリスクはそりゃあるし、遅すぎた入国制限で変異種が猛威をふるうだろうことは安易に予測されるし、なにひとつ明るい未来が想像できない。個人個人が徹底的に手洗いうがい、密を避けることをしていくしかない。きちんと承認されたワクチンや治療薬が流通するまでコロナ以前の生活に戻る頃は不可能である。来年も再来年もマスクを着けている生活が容易に想像できるし、でもその中でなんとかライブは決行されるのだろう、そろそろ体力のないところはくたばってしまうのだ。2020年は配信ライブでなんとか持ちこたえたところもあるかもしれないが、はっきり言って配信ライブと生のライブは別物で、私は配信ライブにそこまで楽しみを見い出せなかった。生で見れないなら別にWalkmanで音楽を聴いていればいいや、と思っている。もう以前のようにライブを楽しむことは出来ないだろう、でもモッシュやダイブなど周りの人間に迷惑を掛けるような行為が徹底的に禁止されているのは非常に好ましい。そういった自分勝手な行為が許せなかった人間として、声すらも出してはいけない状況はかえってライブの質を上げてくれている。でもやはりライブに行くのは感染リスクが伴う、普段接触しないような人間が近くに長時間いるのはやはり怖い、知人同士で話しているのもすごく気になる、じゃあライブに行かなければいいだけの話なのだけれど、ライブ中毒者の私はどうしても行きたいライブがあったら安易にチケットを取って、安易に行ってしまう。もし家族と一緒に暮らしていたらそんな真似は出来なかっただろう、恋人がいたらそんなことが出来なかっただろう、良くも悪くも独身のお陰か(せいか)ライブに行けている。まだ今年に入って2回しか行っていない、行く予定だったライブが軒並み中止になった、今週の金曜日と土曜日にa flood of circleのライブのため大阪へ遠征する予定であったが、それは自粛することにした。行きたかったけれど、流石にこの時期に遠征は駄目だと判断した。英断だったと後から思うことだろう。話がだいぶ脱線してしまった。井戸端さんから、「来週の金曜日に在宅勤務になっているけれど、出勤してくれない」と懇願された。別に私は出勤してもよかったが、私が出勤するのにコピーが在宅であるならばそれは許容できないと思った。私はコピーに対して少しは尊敬の念を抱いた方がいいだろう、それは分かっているけれどコピーには尊敬したいと思えるぶぶんが何一つなく、それはとても寂しいことであった。仕事に対してそっけない態度を取り過ぎたせいで、私とコピーの間には深い深い溝が出来て、それを埋めることはもう遅すぎるのだ。時間は流れていく、在宅勤務で家にいるときよりもあっという間に時間が流れて行くのは好ましいことで、通勤時に歩くことも私の健康を維持してくれている。しかし背中の痛みは多少は和らいだとはいえ違和感がまだ残っており、左足の土踏まずが再び鈍い痛みを訴え、私はきちんとした食生活と運動を守るべきである。それで現在の不調が改善されるかどうかは分からないが。定時になって、共有の仕事があまり減っていないことに気付いた。実はもっと前から気付いていたが、Z君がどういった対応を取るのかを観察したかったので敢えて触らないでおいた。予想していた通り、あれだけのことを周りに言い散らかしていたZ君はちっとも共有の仕事をしていなかった、黙々とパソコンとにらめっこをしているだけだった、笑えない。どうせなら同期と仲良くしたかったのに。後輩たちは軒並み仲が良く、昼ごはんを一緒に食べているのを眺めていると、(なんでうちの代は仲が悪いんだろう。我が、我が強い奴が多すぎるんだよ)と自分も含めて思った。

 

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ああ、どうせ1日の3分の1は会社で過ごすのだから、仲の良い、いやそこまでではなくても話しかけやすい人がいてくれたら出社するのも少しは楽しいんだろうな、と寂しくなった。そんなことを考えていられるほどに自分の裁量で仕事を進められたし、そういう環境が整っていることは私の精神を安定させた。共有の仕事が定時になっても残っていたのでそれをちょこちょことこなしていき、30分ほど残業してから帰った。夜も耳が引きちぎられそうなほどの寒さで、早く春になってくれることを切に祈った。家に着いてすぐにシャワーを浴び、夕飯に総菜セットを温めたものを食べた。何気なくつけていたテレビで鍋特集がやっていて、去年の夏に購入した鍋の素をまだ使っていないことに気が付いた。明日は鍋にしようか、キムチ鍋とか美味しそうだな、でも鍋の具材を買うのが面倒だし、冷蔵庫が小さいので余った具材の保管場所に困るな、ということを考えていた。今日はちょっとのんびりしたい気分だったので、前のめりになることはしないでのほほんと過ごしていた。コロナの本が急に読みたくなって、8割おじさんの本を読んでいたらあっという間に25時を過ぎてしまっていたので、今日という日にピリオドを打った。