眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

感想を書くという難儀な行為

ブログに本やドラマの感想を書こう書こう、と思って作品に向き合っていると、作品が醸し出している細やかな機微に気付き辛くなり、大枠だけを捉えて、「この作品はこんなことを伝えようとしている」なんて大層なことを書いてしまいたくなる、難儀だ。感想なんてものはプロかそういった類の文章を書くのが得意な人に任せておけばいい、私は感想を書けるほどの技量は持ち合わせていないので、「面白い」「つまらない」くらいでいいとする。どうせだらだらと感想を書いたところで後で読み返したら恥ずかしい思いをするだけだし、誰かが書いた文章を読んでくれるわけでもない。これが適切な場所へ提出するという話ならば何度も何度も作品を読み込んで、うんうんうん、と不必要に頷いているかもしれないけれど、所詮は素人が始めたブログの中の一場面、誰も気にも留めないだろう。なので感想を書こう書こう、ということは考えないで作品に向き合いたい、ということを多和田葉子の本を読んでいて思った次第。久しぶりにこの人の本を読んだけれど、掴みどころが無いように見せて、よ~く見ると骨太なぶぶんがそこかしこに散らばめられているの、本当に好きです。