眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2021年1月5日(火)

設定したアラームよりも早く起きてしまった。あと20分ほど寝ていられるが、寝過ごしてしまいそうで怖く、起きると寝るの中間でうたうたしていたらアラームが鳴った。一日が始まった。そろそろ朝ご飯は焼きたての食パンを食べたい。食パンの表面にバターをこれでもかと塗りたくって焼き、バターが食パンに浸み込んでいるのをしめしめと思いながら頬張る、そんな朝食を食べたら贅沢な朝になるだろう。現実の私はまだもそもそとフルーツグラノーラを食べている。買い過ぎてしまった豆乳はまだまだ無くなる気配はなく、豆乳に縛られる人生はあまり心地の良いものではなかった。一人でご飯を食べていると実家の時には鬱陶しかったテレビの音が恋しくなる。徐にテレビをつけるが、コロナコロナコロナ剽軽コロナだったので、音量を小さくして内容が頭にこびりつかないようにした。

 


行きの電車はそこまでぎゅうぎゅうという感じではなかった。昨日の「週末には緊急事態宣言を出すからな」というのが効いたのかもしれない。このほどよい空間がしばらく続いておくれ。電車に乗っている時間は細切れなので、読書に没頭することも出来ず、朝から下世話な話題を見たくもない、結果目を瞑って音楽を聴いている。明後日にライブを控えているCRYAMYの去年出た音源を聴いていて、ようやく体に馴染んできてくれて嬉しい。「GUIDE」「YOUR SONG」とまるで彼らを知るにはうってつけのようなタイトルがつけられていて、彼らの代表曲の再録も入っているが、「死体」なんて、うっかり聴いているとどん底に落とされるような曲もあるので身構えていなければならない。果たしてライブは開催されるのか。去年の3月に開催されるはずだったライブの延期の延期だったはず、これもダメだったらもうダメなんじゃないか。多分ライブを観れるとしたらこの日のライブが最後で、当分はまた観れなくなってしまうだろう。ももクロもフラッドも、観れなくなるのはあまりにも残酷です。

 


在宅がちらほら見受けられ、空気は昨日より澄んでいた。30分ほど仕事をしたら「殆ど終わってしまった」ので、急激に退屈な気分になった。私の仕事における今年のピークは昨日だったのかもしれない。暇すぎるだろ、と悲しくなりながらも屑になっている仕事を拾い上げては燃やし、それを何度かしているうちに愉快な気分になって、でもすぐにまた虚しい気分になった。適度な難易度の仕事を、適度な量欲しい。適度な難易度の仕事を、適度な量欲しい。それが叶わぬのが現実で、異常に忙しくててんやわんや or 何もすることがなくて呆然としているのどちらかを迫られるのはストレスであった。現在の私を苦しめるのはそれくらいの不愉快で、以前経理にいた時や営業の時に比べれば生ぬるいストレスで、ストレスと呼ぶのは憚られる、むしろ「軽微な負荷」と言ったほうが適切であろう。そんなことを考えていても一向に時間が進むことはなく、だから早く在宅勤務の日が来てくれれば起死回生になるのにな。

 


パソコンの画面を見ている時間が長いせいか、途中から頭が痛くなった。2021年に入ってから初めての頭痛で、自力で治すのは早々に諦めて、頭痛薬を服用した。ブルーライトを浴びているせいで体に負荷がかかり、肩が凝って血流が悪くなり、頭に適切な量の血液が供給されなくて生じる痛みなのか、それならパソコンなんて見て時間を食い潰すのではなく、紙の本を読みながら未来のことに思いを馳せている方がよっぽど有意義なように考えられた。前は寒い中をずんずん歩いていると頭が痛くなったが、昨日はそんなことはなかった、むしろ一日中社内にいてパソコンと友達になっている方がストレスになった。別に進んでパソコンと友達になりたいわけではなく、その気配が相手にも伝わっているからか、パソコンの具合はあまりよろしくなかった。スリープ状態を解除する動作を行ってもなかなか起動しない、Excelを開くとぐんと動作が遅くなる、それらの些細な積み重ねがストレスになっていた。

 


なんとか午前から解放されて、すぐに近所のうどん屋へ向かった。昨日はご飯を炊く元気が残っていなくて、昨日のうちに「明日はうどんを食べよう」と計画していた。早目に会社を出たからかうどん屋は空いていた。普段なら「大盛り」を注文するのだが、「大盛り」だと午後の業務に支障が出るくらいにお腹が膨れてしまうので、初めて「中盛」を頼んだ。外が異様に寒かったので、いつもは「冷」のところを「温」で注文した。すぐにうどんが出てきて、好き勝手天かすを載せて、一心不乱に麺を吸い込んだらあっという間に食事が終わってしまって、「こんな食べ方をしていたらそりゃ太るわな」と自分で勝手に納得していた。すぐに会社に戻って、暫くはCRYAMYを聴いていたが、猛烈な眠気に襲われたので、イヤホンをそっと外して目を瞑っていたらあっという間に昼休みが終わって、でも中途半端に見ていた夢がへんちくりんなものだったので、目が覚めた時に叫び出しそうになっていた。私は負荷に対する耐性が低すぎる、どうにかならんものだろうか。

 


午後の部も暇で、見て見ぬ振りをしていた業務に着手してもすぐに終わってしまった。周りはカタコトコトカタとキーボードを打鍵していて、どこか嬉しそうな顔をしていた、それがちょっと羨ましかった。こういう時に自分自身を価値のないものだと見做し、自己を肯定する力がどんどんと減退していく。どうしたらいい、妄想でも「自分は求められている」と思えばいいのか。それとも自分を求めてくれるような環境へ移動すればいいのか。今の環境が別に悪いわけではない、ただ暇すぎていろいろと面倒なことを考えてしまうのだ。あぁ、私がどんどんと小さくなっていく。

 


時間が流れてくれて、定時になり、さっさと帰った。家に帰ってすぐに図書館へ向かった。返却しなければいけない本と、借りなければいけない本の狭間に立たされていた。図書館は相変わらずどんよりとした空気に包まれていて、気分が滅入りそうだったので手続きを手短に済まして、すぐに外に出た。途中、スーパーマーケットで物資を調達しようとしたら既に荒らされたあとで、欲しかったものが諸々売り切れていた。お惣菜を何点か購入して、家に帰った。外は寒すぎて頭がどうにかなってしまいそうだった。だから家の中は暖かくしてやろうと、がんがんに暖房をつけた。いつもの癖でお湯を茹でて、さてパスタはどこだろうと辺りを見回したがどこにも見当たらなかった。仕方ないので、だいぶ前に購入していた蕎麦を茹でた。蕎麦つゆはどこだろう、と探し回ったがなかった、そういえば東京へ越してから蕎麦つゆなんて買っていなかった。仕方ないので醤油を水に薄めて啜った。茹で時間が1分間短かったので、蕎麦が堅かった。なんでこんなものを食べているのだろうと虚しくなった。ああ。頭が痛くてしばらく椅子に座ってぼけっとしていたが、治る気配がなかった。頭痛が治るのは諦めて、CRYAMYの音楽をしっかり聴いていた。「♯2」から「YOUR SONG」まで、手許にある音源を全部聴いた。明後日彼らにライブを観たら、私は泣いてしまうかもしれない。現状ではなんとか開催してくれるということなので、明後日は何が何でも万全の状態でライブハウスに向かいたいと思う。24時過ぎ、まだまだ頭は痛くて、この痛みは頭痛薬を飲んでも緩和されるものではないものだと悟り、それでは今後この痛みに襲われたときに私はどうすればいいのだろうかと途方に暮れた。電気を消したらあっという間に眠っていた。

 

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