眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年12月28日(月)

「おそらく君が真ん中な世界とかがあって
それはきっと誰だって見れないから信じらんなくて
重ねられない今日と明日もこの手で描けるのなら」

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

深夜に酒なんか飲んでいたくせに、寝る寸前まで顔が赤かったくせに、寝るとすぐに眠りに就いてしまった。あれほどまでに寝たのに、私にはまだまだ眠りたい欲望があって、それはこの長期休暇の間に尽きることはないだろう。たくさんの夢を見たあとに、陽の光を感じて起き出した。またたくさん寝てしまったと残念に思いながら時計を見ると10時で、なるほど確かにたくさん寝てしまったけれど昨日に比べて1時間早く起きられたことはちょっとだけ賞賛に値するだろう。起きたところで何かしたいわけではないので、のんびりと時間を過ごしていく。地元に帰ってきた喜びというものはもう薄れてしまい、ただ目の前には生活が横たわっている。そうなってようやく馬鹿みたいに嬉しくなることはなくなり、いつも通りの自分を取り戻すことが出来る。しょうもないことに敏感に反応することもなくなり、目の前の出来事、より遠くの事象をじっくりと見据えることが出来る。そうなってからのほうが生きやすいと分かっているのに、何事も初めの頃は嬉しくて、衝動だけで生きている時期があって、でもその時期を経るからこそなんとか私は生を繋いでいるのかもしれない。

 

 

朝ご飯は家族がコンビニで買ってきたおにぎりと、あとは漬物とかパンを食べていたらそれなりにお腹が膨れていた。母と姉は今日、祖母の家に行って大掃除の手伝いをする。私も久しぶりに祖母の顔が見たいので行きたかったが、万が一のことがあったら怖いので、「行きたい」とは言えなかった。2人が家を出て、兄もどこかへ行ってしまうと、静かな家で一人、本を読んでいた。4日前くらいから読んでいた増田みず子の「小説」という小説を読んで、ようやく読み終わった。完全なる私小説で、自分には小説を書く才能というものがないと思っていたが、とある人に認められて、それからなんとか小説を書くようになった、という感じで、終始あまり明るい小説ではなかったが、老年を生きる小説家の気合というものが感じられた。まだ小説を書きたいそうなので、これから彼女がどんな小説を書いてくれるのか気になるし、機会があれば今まで書いてきた小説を是非とも読んでみたい気分になった。

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今日のお昼ご飯は久しぶりではないけれど、「からみそラーメンふくろう」で食べようと決めていた。今年最後のラーメンは、ここのからめそラーメンで締めようと思っていた。昼の部の営業時間ぎりぎりに行ったのに、外に5人くらいの人が並んでいて、改めてその人気ぶりを思い知った。 20分ほど待って、15時過ぎに入店。そこからちょっと待って、ようやく今年最後のラーメンである「からみそラーメン(850円)」が届く。いつもは大盛りにしているが、大盛りを食べるとその日の夕飯が入らなくなるので、断腸の思いで普通盛りにした。まずはスープを啜る。熱くて、味噌がこれでもかと凝縮されているスープを飲んでいると、まるで熱々の温泉に浸かっているときのような安心感に包まれる。麺を啜り、今年最後のラーメンをここにして良かったと心から思えた。一心不乱に麺を啜り、スープを啜り、チャーシューを食べ、また麺を啜る。最高の食事の時間だった。私が最後の客になっていた。「御馳走様でした」と伝えると、「ありがとうございます。来年は1月4日から営業しております」と店員さんが言った。もう当分はここのラーメンを食べられないのか、と思うと寂しい気分になるが、東京で新しい、美味しい店を見つけようとここに誓う。

 

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家に帰ってから、満腹のお腹をさすりながら、特に何かをするでもなくのんびりと時間を過ごしていく。急いで何かをする必要もない、せいぜい大晦日に上げる文章をそろそろ書かないといけないな、と思うくらいで、私を悩ませるようなことはひとつもなかった。夕飯はかっぱ寿司で、家でのんびりと食べた。100円の寿司でもこれだけレベルが高いのは本当に嬉しい、私の東京の家の近所にも100円寿司があればいいのに、と思いながら11貫をあっという間に平らげてしまう。そのあとも何をするでもなく、リビングでだらだらし、それが飽きると自室に戻って音楽を聴く。今日は山中さわおの音楽が聴きたい気分で、今年リリースされた音源を片っ端から聴いていた。特に「Nonocular violet」がお気に入りで、その中に収録されている「ノスタルジア」を聴いていると今年一年の事が思い出されて、ちょっとだけセンチメンタルな気分になる。the pillowsでの活動はなかったが、ソロでたくさん作品を出してくれたので満足しかない。ライブに行けなかったのが残念だけれど、来年のライブのチケットがなんとか取れれば、今の彼の歌を存分に堪能したいなと思う。25時を過ぎ、26時も過ぎて、家族はすっかり寝静まってしまったが、眠れない私はただただ山中さわおの音楽を聴いて、心を癒すばかりだった。今年も残すところあと3日、特にやり残したことはございません。

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