眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

「安達としまむら」に癒される

人といることはほんの少し苦痛を伴う
理解できないこと、面倒なこと、関係のこじれに伴う修復、解体への労力
だけどそうした負の面の隙間に幸せは転がっている
子供のときになくした小さなボールをふと見つけるように
安達と出会ったことがよりよい未来、そのものであると信じたい

安達としまむら」2話より

 

観ていてほっと和むようなアニメである。特別なことが起こるわけでない。ただ、当たり前の存在だと思っていた「友達」がかけがえのない存在だったことに気付く、その過程がこの上なく愛おしい。安達がしまむらに対して向ける愛情、そこには恥じらいが生じるのだけれど、それが画面越しに観ている私にも狂おしく映って、「ああ、いつまでもこんな日常を眺めていたい」と思える空間になっている。誰も傷つかない、誰も傷つけない「優しい世界」がいつまでも続いて欲しいと願うような、そんな素晴らしい作品です。