眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年12月25日(金)

「不器用で小さすぎる願いを叶えるように歩いていこう
それが僕のやり方だからさ この地面が続く限りは
悲しいなら泣いたらいいし 楽しいなら笑えばいいし
難しく考えるのは良くないから 僕はこの形でいいや」

 

そこそこの分量の文章を書いたのにデータがぶっ壊れて、同じことを一から書き直すのは面白くないので、先程書いたのとは違ったことを書き連ねることにする。今これを書いているのが新宿の東、怪しげな店がたくさん蔓延っているところなのだけれど、そこにいるのには訳がある。あと少しで今年最後のライブが始まる、その場所が新宿LOFTという、最高にかっこいいライブハウスだからである。コロナが存在しない世界線だったらあと3つのライブに参加する予定だったが、2つは中止になり、1つは参加を諦めた。悲しい気持ちを未だに引きずっているけれど、でも今日のライブのチケットを取れたことが嬉しいし、2020年最後のライブがフラッドというのも最高である。早く中に入りたいが、2部の開場は19時30分なので、じっとしているしかない。

 


今年何十回目か分からないくらいの寝落ちをして、それの処理を淡々と行って、寝て朝が来た。フルーツグラノーラに豆乳をかけるのはもう飽きた、さっさとオーブンを買って食パンにバターを塗りたくって食べたい、ついでに苦いコーヒーなんか飲んで優雅な朝にしたい。そんなことを考えながら、無意識に諸事をこなしていき、いつも通りの時間に家を出て、いつも通りの時間の電車に乗る。これが幸せだとは思わない、でも不幸だとも思わないよ。今日はぎゅうぎゅう詰めじゃなかったから、ちょっとだけ気持ちにゆとりがあった。会社に着き、仕事を始めていると、居心地の良さにうっとりする。これが自宅だったら今頃眠気と戯れていたことだろう。さすがに社内で寝ることは出来ないので、淡々と仕事をこなしていくしかない。在宅では出来なかった仕事を中心にこなしていくとリズムが生まれ、そのリズムに乗りながら仕事を進めていくとなんだか気分が良くなったくる。今日で仕事納めなのに、別に明日も仕事があっても不平を漏らさないような、なんだか良い気分で時間が流れていた。

 


午前中はあっという間に過ぎ去り、昼休みが訪れた。今日くらいは、という緩みが命取りになるのかもしれない。海鮮丼を1カ月以上ぶりに食べた。相変わらず店は混んでいて、テーブル席に案内された男連中は酔っぱらっているかの如く声を大にして話していた。少しだけ待って海鮮丼が来た。やっぱり美味いよ。こんな美味しいものを週に3回とか食べていたなんて、ちょっと前の私は、弁当尽くしの今の私には考えられないくらいの贅沢をしていたんだな。ネタ一つ一つのクオリティが非常に高く、一口ごとに幸せが体に広がっていく、その素晴らしさに歓喜したくなった。混んでいたので、食べ終わったらそそくさと店を出て、会社に戻り、音楽を聴いていた。フラッドの大好きなアルバムが今日、全曲演奏されるだなんてどうにかしているよ。+αでどんな曲が演奏されるのか楽しみで仕方ない。最後の10分は惰眠に費やした。

 


午後の部が始まって、それでも尚手持ちの仕事はたくさんあり、共有の仕事もたくさんあり、コピーロボットがいなかったので、時間の流れる速度は今年イチくらいに早かった。あっという間に過ぎていく時間の中、こんなにも穏やかな仕事納めは初めてなんじゃないかと、ふと思った。ここ数年は焦燥感に煽られながらの仕事納めだったと記憶している。のんびりと、ただのんびりと時間が流れていくのを眺めていた。時間は過ぎていき、定時になったらそこかしこで部署の人は歓喜しながら帰っていった。うちの部署は仕事納めの日が妙に忙しく、誰も帰ろうとしない。私はとっくのとうに仕事を終えていたので、さっさと帰りたかったが、新入りも帰ろうとしていなかったので、帰りづらいな、と感じながら来年の事をぼんやり考えていた。少しして新入りが帰り、このままここにいても仕方がないので上司の所へ行き、一連の挨拶を済ませた。帰る際に全体に向けて、「お先に失礼します。来年もよろしくお願いします」と挨拶したら、皆がざっと振り向いて「よろしくねー」と返してきたので、まあ来年ものんびりと時間が過ぎることだろう、とのんびり考えながら会社を出た。

 

 

新宿で降りる。ライブまではまだ時間があるので、西口の本屋へ向かい、今年最後の本の購入を行う。先日行ったばかりなのでそこまで欲しい本はないだろう、と思っていたが、注意深く観察していたら買いそびれていた本がいくつかあったので、それらを購入した。今年はたくさんの本を買ってしまった。来年は出来る限り購入量を減らさないと。

 

 

<購入した本>

近藤聡乃「ニューヨークで考え中(2)」
近藤聡乃「ニューヨークで考え中(3)」
荒木飛呂彦ジョジョリオン(25)」
「rockin'on 2021年1月号」
岡本太郎岡本太郎の眼」
西尾維新新本格魔法少女りすか(3)」
宮澤伊織「裏世界ピクニック5 八尺様リバイバル」(サイン本)

 

 

本を鞄にたくさん詰め込んで、東口へ。今年最後のライブのため、新宿LOFTへ向かう。

 

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

 

もうこれ以上ないほどに興奮して、その興奮が食欲を刺激して、ラーメンを無性に啜りたくなっていた。二つの選択肢で迷っていたが、歌舞伎町の奥まで来ていたので、「利しり」でオロチョンラーメン三倍の大盛り(1,100円+110円)を夢中になって啜る。約3カ月ぶりのオロチョンラーメンはそれはそれは美味しくて、大盛りなのにスープもしっかりと堪能した。途中、あまりにもお腹が満たされたせいか、暴力的な眠気に襲われて、このまま突っ伏して寝てしまったらどれほどに気持ちいことだろうか、と一瞬の迷いが生じた。入店した際は客が一人しかいなかったが、客がぽつぽつと入っていき、私が出る頃にはほぼ席が埋まっていた。歌舞伎町の、孤独な人を受け入れる最高のラーメン屋さんだと思う。来年もことあるごとに訪問して、オロチョンラーメンを飽きるまで啜りたいと思う。来年もよろしくお願いします。

 

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家に帰りついて、もうなにもすることもないので、椅子に凭れてうとうとしていることがこのうえない幸せで、この平穏がいつまでも続けばいいのにな、と願うばかりでした。