眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

東京に帰ってきた

一人、人の話し声のしない部屋でのんびりとしていることがこれほどまでに安らぎを与えてくれるものだということを私はすっかり忘れていた。家族と過ごす時間はかけがえのないものであるが、それをたくさん摂取してしまうとどうやら疲れてしまう体になってしまったようだ。空調の音だけが聞こえる部屋で、本を読んでもいいし、音楽を好きにかけてもいいし、なんならロフトに上がって寝てしまってもいい。自分の裁量で物事を決められることに安心感を覚えると共に、もしパートナーが出来て同棲するようになったらこの自由が失われてしまうことを心のどこかで恐れている。束縛の強い女性であったら、このような自由はなくなってしまうのではないか。それならば無理して婚活をする必要はなくて、今のままで、無理しない心でのびのびと生きている方がいいんじゃないか、私は誰かと手を取り合って生きていくことが出来ない、あまり得意ではないのではないかということに今更ながら気づいてしまった。どうしよう、このままずっと一人でいてもいいような気がしている。さっきまで躍起になってマッチングアプリでちょこちょこしていたけれど、あまり楽しくなかったし、そんなことをしている時間があるなら自分の趣味に時間を費やしたい。読みたい本、観たい映画がたくさんあって、それらを存分に味わうことこそ、誰にも邪魔をされずに満喫することこそが私の幸せなんじゃないかと思っていて、それをどうにかこうにか肯定し続けられるメンタルを持てればいいのだけれど。歳をとってしまうと一人でいることが寂しく思えるのかな、私は今のところ一人でいても寂しいとは思わないし、寧ろ清々しい気分に包まれている。会社での少しだけ心をすり減る人間関係だけで十分だと思う私は、人と触れ合うことは必要としていないいきものなんじゃないかと思った次第です。明日で休日が終わってしまうけれど、出来る限りたくさんのものを摂取して、悔いのない休暇にしよう。東京に帰ってこれたんだから、悔いのない人生を送ろう。