眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年12月6日(日)

「僕らは孤独な惑星だから お互いにきっとそうだから
理由はうまく言えない方が たいせつの理由になれそうだ」

 

貴重な休日なのに昼まで寝てしまう、その鈍感さに呆れかえる。日常を楽しむより日常と戯れていたいという気持ちが最近の私には強くて、だからこそライブという非日常でくたびれたあとはただただ日常に寄り添っていたいだけ。

 

 

誰も私を必要としない休日ほど自由なものはなくて、何時まででも、なんなら夜まで寝てしまっても誰にも何も言われることはない(一人暮らしだから)。それなのに中途半端な時間に起きてしまったので、録画されていた番組を見ていた。テレビを捨ててしまえば私の人生は拡張されるだろう、その時間に今まで読みたくても読んでこれなかった(読みたいと思うならすぐにでも読むのが世界の道理なので、本当はそこまで真剣に欲していなかったのだろう)本をたくさん享受できるだろう。私は結構な時間を生きてしまって、残された時間はもしかしたらあと少しなのかもしれない。そう思うと一刻も早くテレビを捨ててしまったほうが正解の選択肢なのかもしれないが、Netflixでたまに観る、名作といわれている映画のためだけにでも取っておいた方がいいような気がしている。それならば下らない番組を垂れ流しているテレビ局が映らないように設定すればいいだけ、そんなことをすることが面倒なほどに日常が差し迫っていた。

 

 

昼飯の時間だけれどそこまでお腹は空いていないのでフルーツグラノーラで済まして、なんだか今日も生きていたくない、窮屈な気分に苛まれる。寒いことで体が縮こまって、体が縮こまるせいで心も縮こまって、暗いことばかり考えてしまうようだ。このまま椅子に下品に凭れながら一日を終わらせたくなるが、昨日の充足度は低く、今日はこのまま凭れかかってしまったら昨日以下の充足度になってしまい、それだと明日からの労働に差し支えるので、一念発起して起き上がって、準備をして、外に出た。昨日とは打って変わって、気持ちいいほどの青空が広がっていた。

 

 

休日のこの時間の電車は平和で、乗客各々が軽いコミュニケーションをしているような、そんな緩さを感じられる。私は音楽を聴きながら、今日はなかなか音楽がしっくり来ないことに嫉妬していた。いつもであれば興奮するような音楽でも、今の私にはちっとも響いてこなくて、これはいよいよ本格的に私は堕落していくことを予感していた。電車は目的の場所へとたどり着く。本来の私であれば新宿へ寄るだろうが、昨日行ったばかりだり、PARCOで最果タヒ展が開催されているので、それのためだけに渋谷へと降り立った。コロナ騒動が遠い過去の出来事であるかのように、人でごった返すスクランブル交差点で、他の人にぶつかることなくただただ目的の場所へと向かう。これで4回だろうか、未だに渋谷の新しくなったPARCOは私にとっては取っつきづらい場所で、日常を充実させている陽の人間がたくさんいる気がしている。エスカレーターで4Fまで上がり、最果タヒ展を満喫する。

 

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

 

せっかくPARCOに来たのだから、とPARCOをただたどしく歩いて行く。たくさんのキラキラしたお店を行ったり来たりして、ここに居て誰かに嫌味を言われないだろうか、と不安になる。こんな格好ではこの場所で不釣り合いで、どう考えたって家でゴロゴロしているほうが居心地がいい。それでも我慢していろんな店を歩いていて、6Fに着くと「楽しみ」がぎゅっとつまっていた。子供の頃に大好きだった任天堂のキャラクターやポケモンや、ロックマンとかストリートファイターとか、とにかく「楽しみ」がそこらじゅうで爆発していて、私はそれだけで満足してしまった。子供の時にここに来ていたらはしゃぎ倒して、帰りの電車でぐっすり寝ていたことだろう。大人になった今でも、ゲームのキャラクターが狂おしいほど好きなのです。先ほどのでお金はたくさん使ってしまったので、何も買わずにあとを去るのはとても寂しい気分になった。SFCのパッケージのラムネが一番欲しかった、これはちょっとズルい商品だよ。

 

 

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PARCOを出て、まだ時間に猶予があったのでHMV&BOOKS SHIBUYAへ。久しぶりだ。本があるフロアへ行ったら、本の並べ方がだいぶ変わっていて、ちょっとげんなりした。延々と本を並べるだけでは収益に繋がらないのだろうか、今の本の並べ方は押しつけがましい雰囲気があって、広いスペースにたくさんの本が並べてあり、他に客がいないような空間を一人で呑気に歩くのが大好きだったから、寂しくなった。こんなことになってしまうのも本が売れないからで、でも池袋のジュンク堂書店へ行くといつもいつも、レジにはたくさんの人が並んでいるので、「本当に本は売れていないのか?」と不思議に思うが、スマホで時間を潰してしまう人がたくさんいて、そのような人は本を読める時間にスマホで時間を浪費してしまっている、別にそれが悪いことだとは言っていない、人それぞれ楽しいものは異なっていて、それは時代とともに変遷していくのが普通である。でも本がたくさん売れてくれると、「もしかしたらあまり売れないかもしれないけれど......」といったニッチな本が発売される可能性がぐんと高まるので、本がたくさん売れて、たくさんの本で溢れかえるような世界で生きていたい。ふと目についた吉田篤弘「おやすみ、東京」が気になったので、ちょっとだけ中身を見て楽しいだろうと確信、購入した。音楽のフロアではレジに人が並んでいたが、本のフロアはレジ前が閑散としており、それが郷愁に拍車をかけた。そうして家に帰った。

 

 

昼ごはんが中途半端なものだったので、18時なのにお腹がとても空いていた。パスタを茹でている最中にサラダを食べて、ついでにシャワーを浴びて汚れを落としきった。11分でパスタは茹であがる、またもたらこマヨパスタにしてしまう。結構な頻度でたらこマヨパスタを食べているけれど、一向に飽きる気配がない、マヨネーズは麻薬に近しい存在である。お腹が満たされると急激に眠気がやってきて、朝と同じように下品に椅子に凭れながらうとうとしていると寝てしまった。こんな時間の日曜日に。

 

 

ふっと起きて、「やらかした」と呟いてしまいそうなほど取り乱していた。時計を見ると「20時41分」と表示されていて、私の寿命はちょっとだけ延びた。Echo Showで洋楽を流しながら、溜めていた日記をこつこつと書いていく。聴き慣れない音楽を聴きながらここ3日間のことを書いていると、私は全然勉強をしていない、ただ労働と趣味を浪費するだけの存在になっていることに気がついた。言うのが遅れてしまったがこの間の簿記2級の試験は落ちた。ぎりぎりでもなかった。来年2月のために本格的に勉強をしなければならないのだけれど、今日はもう終わってしまうので、明日から、少しの時間でも勉強をしていかなければ、という性急の気持ちが私の心を圧迫してしまうのは嫌というほど知っているので、どうバランスを取っていこうかと悩んでいる。簿記を使う仕事に就いているのに簿記の勉強を出来る限りしたくない、というのは経理の仕事を別にしたくないということの証左であり、それは消去法で経理を選んだということ、営業が死んでもしたくない仕事であったこと、自分に合った仕事がなんなのか結局のところ分からずじまいで30歳になってしまうということ、それが私の人生の限界であったということ。たくさんの向き合いたくない事実がどんと積み重なって、でもそのような事実を一つずつ消化していくことで私は人生を実りあるものに変えていけるはずだという確信、その確信を現実のものにしていきたいという決意がまだ揺らいでいた。23時前で、The Beatlesが私の部屋を満たしていた、なんだか気分が良かった。先程飲んだ発泡酒のせいで、思考がうまくまとまらなくて、中途半端に眠ったせいで、全てが面倒に思えた。明日仕事に行くのはだるい、せめてあと2日は休暇をくれ。その2日間の休暇で徹底的にだらだらしてみせるから。本を読む気分にはならず、はてな匿名ダイアリーをだらだらと呼んでいた。「ぶつかってくる女」という投稿が面白かった。確かにごちゃごちゃしている道でぶつかる率が高いのは男性より女性である(勝手な意見)。これからは意識しながらごちゃっとした道を歩こうと思う。そのあとも過去の伝説的な投稿をだらだら読んでいたら24時30分を過ぎていた、眠かったのでロフトに上がって布団に包まった、今日は良い夢が見れそうだ。