眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年12月2日(水)

「偶然の可能性とか もしや嫌われてしまうだとか
無駄が過ぎる想像も目の前で鳴る旋律で無理やり解をつける」

 

午前3時にはっと目を覚ます。冷たい床に体を横たわらせていることに気付く。少しだけ体が軋んでいて、だいぶ眠気が残っていたので歯を磨いてからそそくさとロフトに上がる。羽毛布団に包まって、しばし眠たさのなかでふわふわしていると、なんだか夢見心地になっていき、幸せな気分になれる。気づいたら眠っていて、まだまだ眠たくて、でも起きたら7時20分。ぐっと決意を込めて起き上がり、朝の諸事をこなしていく。まだ体と心は眠気が染み渡っていて、フルグラを食べる手がちょっとだけ卑しい。具材を弁当に詰めて、ちょっとだけテレビを見て(コロナしかやることがないのか!)、家を出る。今日は雨が降るかもねとテレビが言っていたので、荷物になるが傘を鞄に詰め込む。このままどこか、今まで行ったことのないような遠い場所へと行きたいな。現実はそんな甘いものではなく、いつも通りの満員電車に乗って、乗って乗って、歩いて会社に着く。始業して、朝礼で新しい研修生が挨拶をする。今日から新しい研修生も加わって、大所帯での研修となる(あほくさ)。新しい研修生各々が抱負を語っていく、そのどうでもいい言葉を聞いているうちに、この会社の研修制度について割と深刻に考えてしまい出しそうになって、慌てて思考を切り替えた。そして旧研修生の中で営業以外に配属される子たちは今日が本配属の日で、営業の子たちはあと1カ月だけ研修をする、もういっそのこと本配属してしまえよと思うけれど、それも会社が決めたことなので仕方がない、私がぶうぶう言ったところで何も変わらないし、関わりたくもない。新しく経理に配属された子は私と全然接点がない子で、別のチームに振り分けられた、これからも接点はないだろう(別にそれでいい)。朝からやることが結構あって、ほくほくとした気持ちで仕事を進めていく。私が仕事をしている隣で新しい研修生たちがベテランの先輩方から経理の手ほどきを受けている。彼らは永久に研修生に経理のさわりを教え続けるのだろうか、それはなんだか可哀そうだな、と思えるのは私は研修の蚊帳の外にいるおかげである。どうせ2カ月もしたら営業とかどっか、経理に関係のないところに配属されるような子たちにわざわざ経理のことを教えるなんてほぼ無意味な行為であるし、教える側に立たなくて本当によかった。今後も私を研修のグループに巻き込まないでください。おジイさんは休み、コピーロボットは在宅勤務、井戸端さんは常に誰かと電話をしはてあははと笑っていたので、一人すくすくと仕事を進めていった。突如、「書類をくれ」と他の部署の方から要求され、せっせと書類探索に励んでいたのだが、私の管轄外なのでどこにあるのかさっぱり分からなかった。若手に聞いてみると、「あのへんにあるんすよね」と言うようなので、そこを重点的に探索するも一向に見当たらない。一通り見てから先程の子に、「ないんだけど」と言うと、「いっけねー。あっちだった」とあははと笑いながら違う場所へと連れていかれた。そこにあった。「ありましたね」とあははと笑うその子を不気味に思えるくらい、私はまだこの会社には染まり切れていないようだ。そんなことがあって草臥れた体、のんびりとお茶を飲みながら思索に耽る。考え事をしていても、それなりの難しい顔をしていると誰も声を掛けてこないので、これほどまでに居心地のいい職場はこの世界に存在しないのではないか。願わくば話し相手となるような存在がいてくれれば退屈を紛らわせられるのだけれど、と思うのは贅沢だろうか。あっという間に午前が終わり、昼休みに。今日も弁当(唐揚げ、ポテトサラダ、純豆腐チゲ、辛味噌)を食べる。今回初めて弁当に詰め込んだ唐揚げがあまりにも美味しくて、冷凍食品に賛辞を送りたくなった。本当にこれ、美味しいな。こんなに美味しいのなら、唐揚げを何度も何度も弁当に詰め込んで、幸せを頬張ることになりそうだ。弁当を食べ終えて、純豆腐のおかげで頭がかっかしていたのでw.o.d.の音楽でより体の興奮を高めていく。だいぶ体に沁み込んだw.o.d.は体の中で自由に飛び跳ねていて、これは明後日の代官山UNIT(一度しか行ったことのない、レアなライブハウス)でのライブがめちゃめちゃ楽しみになってきた。最後の10分間は全力で睡眠を貪った。

 


午後の部が始まって、午前中に残しておいた(意図的に)仕事をの~んびりと進めていく。誰も私を監視するような極悪人のいない、平和な職場での時間はあまりにも優雅で、うっかり居眠りをしてしまいそうになった。ふと、経理に配属された子(A)が何もすることがなくてぼおっとしているのを見つけた。今まで彼の教育係であった人は今では新しい研修生に自分の知識を教えるのに夢中で、誰もAに気を配るものはいなかった。何もすることがない状況に耐えられなくなったAは立ったり座ったりを繰り返していたが、それがあまりにも無様な行為であることを思い知ったのか、動きを止めて、ただじっと目の前のPCのモニターを眺めていた。そんな真剣に眺めていたらモニターの中に吸い込まれてしまうのではないかと不安に思ったが、それでも彼はモニターを眺めていることしか出来そうになかった。まるで経理に配属したての頃の私を見ているかのようで、ちょっと悲しくなった。私も経理に配属されたての頃は教育係から放置されていて(そもそも誰が教育係なのかすら周知されていなかった)、とても悲しい、寂しい思いをした。その思いがあるからこそ、Aにはこの苦境を乗り越えて、いっぱしの経理マンになって欲しいと願っている。わけはさらさらなく、「早く先輩に構ってもらえるといいね」と冷たく思っただけだった。午後は時間の流れるスピードが午前と比べて若干鈍くなって、15時くらいには(もう帰ってもいいんじゃないか)と不満を持つようになった。それからはちんたらと時間が過ぎていく、それを陶然とした気持ちで見守っていた。一日に8時間も働くなんて、日本人は馬鹿真面目だな。誰が一日に8時間も働くなんて決めたんだろうな。

 

 

ようやくたどり着いた定時。明日の自分のために仕事をちょこっと残して、さっさと帰りました。外に出ると、天気予報通りの雨。でも小雨なので別に傘はいらなかったかもです。満員御礼の電車に揺られて、またw.o.d.を聴く。圧倒的かっこよさ、こいつらの麻薬的音楽を生で観れるなんて、なんて私は幸運なんだろうかとしみじみ思う。明後日、無事にライブに行けますように。

 

 

家に帰りついて、Amazonから「Echo Show5」と「延長コード」が届いていた。中を開けて初めて、「Echo Show5」が実家にあるEchoと違うことを知った。二回り小ぶりではないか。でも別にこれで動画視聴するわけではないし、音楽を聴くくらいだから、別にこれで良かったというか。ガジェット欲を満たせたんだから、これで良かったんだ、と自分に言い聞かせる。今日の夕飯はカレー。レトルトのキーマカレー(パウチを箱に入れたままで電子レンジで温められる、優れた商品)を初めて食べる、まあまあだった。炊飯器に半分以上残っていた白米を全部食べてしまったので、夕飯を食べ終わるとお腹がいっぱいで、急激に眠くなってきてしまった。まだ時刻は19時を回ったところ。こんなところで寝る訳にはいかない、とYouTubeで大好きな音楽を浴びるように聴いていく。一緒になって歌っていると自然と身体が目覚めて来て、心も上向いて来て、ああ、早くライブに行きたい気分が高まってきたよ。

 

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ひとしきり音楽と戯れたあとは、溜まっていた録画番組をえんえんと消化していく作業に入る。2時間ほどであらかた観終えたので、そのあとは今日あったことを文章に変換していく作業をしていく、23時過ぎ。寒い。暖房をつけないと、この家は寒い。1Kなのだけれど、ロフトがあるせいで天井が高く、そのせいで暖房を相当強めに設定しないと効果はないんじゃないのか、ということでまだこの冬は(もう冬なのか?)暖房をつけていない。前に一人暮らししていた時はこの時期には暖房を点けていたんだっけ。2年も前のことをすぐに思い出せないなんて、私は軽い記憶喪失になっているのかもしれない。

 

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

 

上記のようなことを書いてて暗くなったが、イギリスでコロナワクチンが承認されたという明るいニュースも届けられた今日という日。

 

www.jiji.com

 

早いところ、このくだらないコロナ騒動が落ち着いて、世界の人々、日本の人々が平穏に暮らしていけますように。コロナ騒動になって一番鬱陶しいのは風邪をひいているわけでもないのに常時マスクをしないといけないこと。異物を体に装着するのが苦手な私は、普段から時計も指輪も、勿論首輪もしていないわけだが、装着すると生き苦しくなるわ、寒暖差で眼鏡が曇ってしまうわで非常に厄介なマスクを常時着けていないとマスク警察に捕まってしまい、酷い仕打ちを受けてしまう狂ったこの世の中で生きるのはあまりにも窮屈なので、一刻も早くコロナ騒動が落ち着いて、外でも深呼吸が出来るような、そんな平和な日常が一日でも早く訪れることを願っている。

 

 

24時を過ぎ、w.o.d.の音楽を聴いていた頭を起こして、歯磨きをしてからロフトに上がり、布団に包まって電気を消して眠りの体勢に入れた今日は良い一日の終わり方だった。明日も平穏な一日になりますように......。