2020-12-07 永久に吐露する 詩 コップから溢れ落ちる 伝統文化の残骸全てを忘れてしまったのは きっと全てを覚えていたいから痛いすらも打ち解けられない 周りにいる人は全員他人なけなしのお金をはたいた 残ったのは血みどろの虚栄心なくしたのは後から気付く いつだって今日は昨日の複製永遠よ応答せよ 永久に応答せよ命の灯が絶えて尚 その艶やかな声が愛しい扉を閉め切って 一人になる心の底壁の隙間から漏れ出る 光の粒を解析する秋は果ててしまった その追憶を墓標とする