眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年11月19日(木)

「徐々にスピード上げる季節の中 少しだけでいいから 見つけてみて
自分の心を加速させる様な確かな事」

 

昨日の夜、負荷の高いPC作業に加えアルコールを摂取してしまっせいで、今日は朝からぽかぽかしてて、どうでもいいことに溢れかえっているんだね人生というものは、と達観していた。集中して作業していたせいか、昨日は全くと言っていいほど上からの生活排水の音や隣からの孤独の声が気にならなかった。そんなわけで起きるのが馬鹿馬鹿しく感じて、もういっそ寝坊してしまっていいかもなと思う自分がいたが、「遅刻したら面倒なことになるよ」と注意してくれる自分もいて、後者の自分が優勢だったのでなんとか起き上がることが出来た。起きたらそこまで疲労は残っていなくて、でもどうでもいい感じになっていたのは続いていて、いつもは丁寧に行っていることを雑に済ませてしまった。雑に家を出て、雑に電車に乗って、雑に会社に入った。早目に来たせいか人が少なくて、これくらいの人口密度ならば安心して仕事に励めるのに、はよ在宅勤務を導入してくれ、来週には500人を優に超えてしまうから、ともやもやしていた。今日は月に一度の、私だけの仕事が支給される日で、それが来た時には歓喜を通り越して涙ぐんでいた。やっと来たよ、私が求めていたほど良い仕事が。しかしながら、その仕事は集中すれば1時間もかからないものだったので、ゆっくりゆ~っくりと進めるつもりでいた。しかし、仕事を進めていくうちに仕事が進んでいくのが嬉しくて、手を緩めることを忘れてしまった。その結果、1時間15分で仕事を終えてしまい、(ああ、もっと引き延ばすことが出来たのに。でも充実した時間だったな)としみじみとした気分になった。さて、また昨日のような状態になってしまったので、お願いをしているのに返信すらよこさないたわけを探していた。仕事のお願い(ただ書類をPDFで送るだけ、ものの数分で終わるだろう)をしたのに、返信すらよこなさいたわけがいたので、催促のメールを送り、「この日までに返信を頂けないようでしたら、上に相談します」と脅しをかけた。私がぺーぺーだから舐められている、それが非常に腹立たしくて鬼電をしてやろうかと思った。今日は非常に安直に、大袈裟なことをしでかしてしまいそうで怖かった。月に一度の仕事のお陰で、午前があっという間に過ぎ去ってしまって、昼休み。今日も先日から続いている食事を繰り返した、おにぎり(明太子)にカップ麺(うどん)、それと今後の布石としてごぼうサラダも併せて食べた。満腹感はあったけれど満足感はなくて、急に外食をしたくなってしまった、美味しい美味しい海鮮丼を食べたくなった。でも今迂闊に外食をしてしまうと新型コロナに感染してしまうおそれがあるので、安直に行動することは出来ない。食事を15分ほどで済ませ、無性に暴れ出したい衝動に駆られたので、大好きな音楽を爆音で聴いていた。それでも荒ぶった心が落ち着かなかったので、ジャルジャルアイランドの電話のコント(もはやドキュメンタリー)を聴いて落ち着きを取り戻した。そしてちょっとだけ睡眠を取ったら昼休みが終わった。

 


午後の部が始まる。すべきことは終わったので、のんびりと構えながら仕事をしている感じを演出していた。どうせ人間として生きるということは何かしらの人格を「演じる」ということなので、仕事をしている感じを演出しても罰は当たらないだろう。ふと皆は仕事をしているのか気になって周りを見渡してみると、それぞれが難解そうな仕事に取り組んでいて、じゃあ私が今置かれている立場はイレギュラーなものなんじゃろか、どうしてこうなってるの、ちょっとコピーロボット教えてくれよおい!と唸りたい気分だった。コピーロボットは粛々と仕事をしていて、たまにタブレットをぼりぼりして恍惚の表情を浮かべていた。ああ、暇だ、暇だった、暇でしたな。途中、厄介な出来事に巻き込まれて、働いているとこういうこともあるよね、とうんうん頷きながらその場からさっと抜けたい気分になった。いつだって体は休息を求めているのだ。15時頃に昨日に続いて社内が騒いでいて、それはコロナ関連のあれだった。今さら何を、こうなることはだいぶ前から推測出来ましたよ、だからあれほど在宅勤務を導入しろと何度も何度も思っていて......ん、思っているだけじゃなくて実際に声に出してくれって?そんなことをしたら自分の発言に責任を持たなければいけなくなるので、そんな無責任な真似をするわけないじゃないですか、何調子のいいことを言っているんですか。これでもぺーぺーの若手なんで、いつクビになってしまうかとびくびく恐れているのに、そんな大胆なことをするはずがないじゃないですか!それくらい察してくださいよ、私たちの上に立つような人間であるならば。と自分と自分が話し合っていて、いよいよまずい状況になってきたので、定時になったらそそくさと退散した。

 

 

赤松利市の新作が出る、しかもサイン本だよ、と言われたら行かずにはいられない。その前にマスクの買い足しをしておきたくて、歩いていて目についたドラッグストアに入る。確実にマスクは減ってきていた。3箱を買い足して、その足で東口の本屋へ。赤松利市、赤松利市と呟きながら2階に上がり、そうしたらモーリス・ルヴェルの「夜鳥」が大々的に取り上げられており、ちょっと中身を読んだら、「もう......」となってしまったので、それを持ってサイン本コーナーへ。赤松利市、赤松利市と呟きながら本棚を見回して、「風致の島」という、これまたかっこよさそうな本があったので購入。そのあとはぐっと息を詰めて家へと直行。の前にスーパーへ寄って、今日と明日のご飯を買う。

 

 

 <購入した本>

赤松利市「風致の島」(サイン本)
モーリス・ルヴェル「夜鳥」

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家に帰って、シャワーをさっと浴びてから、サラダ、ひじきと食べていき、久しぶりのペペロンチーノツナパスタを食べる。普通だ。ちょっと微睡んでいたら宅急便が来て、待ち望んでいた弁当箱が届けられた。想像していたよりは小ぶりで、これからこいつが私の昼の食生活を支えてくれるのか、と思うと感慨深くなった。長い付き合いになりそうだな、これからよろしくね。そのあとは図書館で借りていた多和田葉子の本をようやく読み始めて、「ああ、やっぱり本を読むことは快楽だわ。悦です」と馬鹿な感想を抱きながら、こんこんと読み続ける。最近の私は元気がなかったけれど、それは読書をしていなかったことが原因だったんでしょうね。

 

 

気付いたら寝てた。