眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

失われない過去

一人でいるときは曖昧な僕のかたちは

 

あなたと一緒にいるときだけ明確な輪郭をもつ

 

一人でいるときは心許ない僕のこえは

 

あなたと話しているときだけ愉快な輝きを持つ

 

一人で抱えていたたくさんの苦悶は

 

あなたの一言で全部無くなっていくようだ

 

どうしよう あなたがいなくなった世界で僕は

 

一人で生きていくことを続けていけるのだろうか

 

昨日以前の記憶が乏しい頭のなかに残っているのは

 

もっと前の記憶 あなたと過ごしたかけがえのない日々

 

もしもいつか この人生に名前をつけるときが来ることがあったら

 

一緒に名前を付けよう その時には冗談を言い合って