眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年11月16日(月)

「君がここに居ないことであなたがここに居ないことで
回ってしまう地球なら別にいらないんだけどな」

 

今日からいろんなことを新しく始める気分になっている。それは簿記二級の試験を昨日終えて、自分の至らなさに気付かされたことが大きい。あれだけ勉強したのに(どれだけ時間を費やしても、中途半端な勉強だったら何の意味もない)歯が立たなかった、それに対しての憤り、それは私自身にまっすぐ突き刺さった。いい加減な勉強をして時間を無駄にした、それが一番納得のいかないことだった。1日は24時間しかない、そのうちの3分の1は労働に奪われる、そのうちの3分の1は睡眠に奪われる、残りの3分の1をどのように使うのか。今までの私は時間の管理がなっていなかったと恥ずかしい。ついついネットを眺めてしまう時間は本当に自分に必要なものか、そこから何かを得ることは出来たのか。大抵はどこの誰だか知らないような人間の支離滅裂な主張に一時的に興奮するだけ、少ししたらそんなことは忘れてしまう、そんなものは私の人生には必要のないものだ。そんなしょうもないことに時間を割き過ぎてしまって、私はこれまでの人生のほどほどの時間を損失してしまった。それを今後悔するのではなく、「今気付くことが出来た」と前向きの捉えることでこれからの人生を無駄にしないという意志が生まれ、その意志が私を突き動かしていく原動力となる。無駄な時間を作らない、どんなときも有益な生産的なことを考える。後悔する暇があるのならば、今後後悔しないためにどうすればいいのかを考えてすぐに実践する。そうしていくことが私の中で決まりました。今日から本気で、自分の人生を好転させていく。時間を無駄にはしない。

 


そんなことを一日中考えていたわけでは勿論なくて、ほどほどに適当に生きている時間もあった。ずっと背筋を伸ばしているのは疲れる、それは多分長続きしなくて、適度に休憩を挟みながら進んでいくのが私には合っていると考えている、今までの経験上。そういうことで、新しい自分になるべく、意識の高い一日が始まった。眠気のない、ほどほどの体で朝は動く。最近はずっと晴れ、それも外はあったかい温度なので、体が不調を訴えてくることはなく、任されていることを粛々とこなしていくだけ。暇は先週から持続しているので今更あがくことはない、ただこの暇な時間に生産的なことを出来ればいいのにな、と思う。ぼおっと座っているわけではない、今までの成果物を見直して、「もっと効率的に出来る方法はないか。そもそもこの方法で合っているのか」と模索したり、溜まっていた書類をこつこつ整理していったりする。それと共有の仕事をちょこちょことこなしていくだけでそれなりに時間は過ぎていくようで、気付いたら午前の部は終わっていた。昼休み、昨日さんざん散在をしてしまったので今週は節約の週としていて、だからおにぎり(梅)とカップ麺(蕎麦)という貧弱な昼飯で済ます。久しぶりなのでそこまで惨めな気分になることはなかった。食べ終えて、特にうたた寝したい気分でもなかったので来月の頭にライブを控えているw.o.d.を聴きながらネットサーフィンをしていた。この時間は本当に無駄だった。有名人の、どうでもいいようなことを糾弾しているような記事を読んで一体何になるのだろう。ゴシップ物が好きな人にとってはストレスを解決する方法だろうけれど、私はゴシップを嫌っていて、それは他人のしょうもないことを知ったところで私の人生に何も有益なことがもたらされないからだ。時間は過ぎてしまった。後悔している暇はない。明日からは有益なこと、簿記のテキストをじっくり読んでみるとか、買っておいて読めていなかった科学書を読んでみるとか、そういったことに時間を費やす。そんなわけで不完全燃焼のまま昼休みが終わった。

 


午後の部が始まる。穏やかすぎて、自分が「ここ」に存在しているのかどうかが疑わしくなってくる。本当に俺は、ここに存在しているのか。誰も声を掛けてこないし、先程鏡を見たら体が若干透けていた。外出する際に声を掛けても返事が返ってこないし、周りに存在しているはずの誰とも目が合わなかった。ただ、帰る前に上司に「お疲れ様です」と言ったら、「おつかれー」と返って来るので、その瞬間だけは存在しているのだろう。存在しているのかいないのか曖昧ならば、いっそのこと在宅勤務させてくださいお願いします。在宅勤務よ、もう一度。

 

 

こんな日なので勿論定時になったらすぐに会社を出た。家に帰る間にスーパーへ寄ってサラダやお惣菜を買う。家に着いてシャワーを浴び、無性に刺激を欲していたので、とても久しぶりに家でお酒を飲んだ。キリン一番搾りだろうか、そのビールをぐびぐびとやっていたら、仕事をしっかりとしたあと特有のビールのうまさが体中に広がって、(いやいや、今日全然仕事していないんですけれど)と遠慮してしまった。ぽかぽかとした気分を抱えてだらだらとサラダを食べたり白菜に味噌をつけて食べていたらそれでお腹が膨れてしまって、当初食べる予定だったパスタは食べないことにした。ぽかーんとしたお腹を抱えながら、ドラマ「35歳の少女」5,6話を観る。1話もだれることのない脚本、それぞれの演者が織りなす演技の妙。そいて、このお話のゴールはどうなっているのか、という最大限の関心。成長著しい望美が破綻していた家族や同級生を救済していく、「救い」を主眼に置いたこのドラマの終着点はどこなのか。それが希望であれ絶望であれ、中途半端な感じで終わらないことを祈る。お話のズイショで人物が発する言葉には力がこもっていて、ついついメモしたくなってしまう。今期のなかで一番面白いドラマ(他のドラマを観ていないので、こんなことを言うのは烏滸がましいけれど)、最後までこのペースで突っ走ってほしい。

 

 

 

「35歳の少女」5話より

 

 

ドラマを観終えて趣味の欲望は満たされた。いよいよ勉強する時間がやってきたのだ。21時を過ぎていて、1カ月前に購入して、簿記の勉強があったせいでなかなか近づくことが出来なかった読書猿さんの力作「独学大全」を初めて読む。読む前に予想していた内容とは少し違い、なんというか、独学をする者全てのために書かれた作品で、これを真剣に読み込めば必ずや独学を続けることが出来、思っていた以上の効果を発揮出来るのではないかと期待させてくれる。1時間ほど読んで、久しぶりの読書に頭が興奮していた。そのままの熱量で商業簿記に取り組む。今日は先日の試験で見事に躓いてしまった「有価証券」の項目をテキストで読み込んでいく。丁寧に読み進めていくと、今までの読み方がどれほど杜撰であったかを思い知らされた。有価証券で出題される仕訳をしっかりと覚え、明日以降に実践問題を解いていくつもりである。もう二度と悔しい思いはしたくない、そしてせっかく勉強するのであればただ暗記するだけでは物足りない、しっかりと理解して前へ進みたい。そう思って体がふっと疲れを訴え始めた24時30分、眠たさが徐々にこびりつき始めたので無理はしないで寝ることにした。明日もどうか、平和な一日でありますように。

 

 

<簿記勉強>

「有価証券」1時間20分

 

<読書>

「独学大全」p1〜p125