眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年11月4日(水)

「こんな世界が楽しすぎる る る」

 

25時過ぎになり、読んでいた本を閉じた。ちょっとだけ眠気が訪れていたので、それが無くなってしまわないうちにさっさと眠ってしまおう。電気を消して目を瞑る。......一向に眠たくなる気配がない。すると頭は勝手にテキトーなことを考え始めて、それが盛り上がってきて余計に眠れなくなる。でも明日は仕事なので寝なければならない。ずっと目を閉じていたら意識が薄れていった。しかしすぐに目が覚めてしまう。頭がズキンズキンと痛んでいるのが分かる。急いでロフトを降りて、体の中に入っているものを吐き出す。夕飯を食べたのが18時頃だったのでその殆どは消化されてしまい、胃酸だけが悲しく流れ出てくる。出せるだけ出してもまだまだ気持ち悪いし頭が痛い。ロフトに戻って布団の上に横たわる。眠れる気配がない、ただただ体がしんどい。なぜこんなにもしんどい思いをしなければならないのか。この数日でたくさんの睡眠を取ったせいで体が馬鹿になってしまったのか。なんでこんなにも頭痛が酷いのか。どうしたらいいのか分からなくて、もう寝るしかないと思い目を瞑る。眠れない。頭が痛い気分が悪い、それをなんとかやり過ごして眠りに落ちるも、何度か目を覚まして、朝7時になって起きるも眠たくて仕方がなかった。頭痛や気分の悪さは多少落ち着いたとはいえ、いつこれらが爆発するか分からないような、不安定な状況だった。テレビではアメリカの大統領選を大々的に放送していて、その音が鬱陶しく感じられた。出来ることなら今日休みたい、なんでこんなにも体がくたばっているのかが分からない、苦しい辛いしんどい、でもそろそろ家を出ないといけない。

 

 

いつもより早く家を出たのに、電車にはたくさんの人が乗っていて、その人いきれにうんざりした。頭が多少痛む、それが肥大化しないように余計なことは考えないで会社の最寄駅に着く。会社に着いて、上司に忌引で木金休んだことを改めて報告する。「心の方は大丈夫か」と深刻そうな顔で聞いてくるので、「大丈夫です」と空元気で答える。全然大丈夫ではなかった、心もそうだが体の方も大丈夫ではなかった。誰か、私をこの体の苦しみから助け出してくれ。コピーロボットにも忌引で休んでいたことを報告すると、「おっおっ、はい」とテンパっていた。そんなことすらも気にかけることすら出来ないほどに私は体がくたばっていたので、休んでいる間に溜まっていた仕事を淡々とこなしていった。井戸端さんが休んでいることに気づき、朝会が終わると上司から井戸端さんの近況が報告されたのだが、上司の声があまりにも小さかったので何を言っているのかよく分からなかった。たぶん介護をしている親の関係で今日休んでいるのだろうけれど、途切れ途切れの話を聞いているとどうやら先週の金曜日から休んでいるようだった。どれくらい休むのかはそこでは明らかにされなかった、もしかしたら上司が話していたのかもしれないけれど、声が小さ過ぎて聞き取れなかった。仕事をちょっとこなしていると外出をしなくてはいけない時間になったので、仕方なしに外に出た。今日からジャケットを羽織って出社しているのだけれど、それは正解だった、外は日が差しているのに寒かった、風が寒かった、3年ぶりの木枯らし1号だったそうだ。歩いていても頭痛はおさまる気配はなく、爆発しないように慎重に歩を進めた。何時間か歩いていて、久しぶりに体を動かしているな、体を動かしているとやっぱり気持ちいいものだな、と思った。気づいたら吐き気は治っていて、頭痛もだいぶ和らいでいた。ふっと息を吐いた、お昼ご飯には早いかもしれないけれど、まあいいだろう。いつものようにつけ麺を食べた、そこのつけ麺はとにかく麺がつるつるで、つけ麺の汁がすぐに冷めてしまうことがそこまで気にならないほどに美味しかった。相変わらず人がたくさん並んでいた。

 

 

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頭痛がだいぶ治まって、でも仕事をする気分にはならなかったので用事を終えたらそのまま家に帰りたい気分だった。そんな大それたことは出来ないので、仕方なく会社に戻った。人が無造作に動いていた、もう少し頭を使えば作業量は減るのではないかと思われた。たくさんの人間が並んで、あっちへ行ってこっちへ行って書類を並び替えている、それを「研修」と呼んでいる会社の図々しさに相変わらず腹が立った。再来週の日曜日に簿記の試験があり、研修生は皆受けなければいけないはずだった。簿記の勉強をしたくない輩がこういう時は2人位いるもので、隣から大きな声が聞こえてきたのつい聞き耳を立てていたら「申し込むの忘れました」とテンプレの言い訳をしている奴がいた、もうちょっとマシな言い訳はなかったのか。彼女(あるいは彼)は何度も何度もその子に「早く申し込みをしなさい」と言っていた、まるで彼のお母さんのようであった。ずぶずぶと緩い生活を許容されているくせに、試験を受けて合格して、少しは研修の意味があったことを証明することすらも出来ないのか......と書いてみて、そういえば彼らの一日の大半は書類整理なので、仕訳とかその他の簿記の知識が必要ないことに気付いた。それでもしょうもない言い訳で試験から逃れようとする魂胆は正直なところ、他の人の目にはどう映ったのだろうか。自粛期間の時、彼らは簿記の勉強を1日中していたはず、それらが無駄になってしまうということ、自分が安易に犯したことの、ことの重大さに早く気付いてほしいけれど、この職場は平和ボケしているから、私がどうこう言ったところで何も変わらないだろう、こんなくだらないことはこの辺にしておく。時間の無駄だった。

 

 

外出がそこそこ時間を要したので、会社に戻ってきたらくたくたで、今日は早い時間に帰らなければいけないので巻きで仕事を進めた。井戸端さんがいないので、共有の仕事はどうなっているのか気になって覗いてみると、井戸端さんの管轄なのに私が責任を持っていることになっていて、「それはないだろう」と吐き出したくなった、でも井戸端さんはいなかったので誰にも吐き出せずに仕事の鐘が鳴った。終わった。一目散に帰った。そのまま電車に乗って家に帰ろうとしたが、紀伊国屋で本を予約していたことを思い出して、新宿駅で降りた。寄り道をしないで紀伊国屋へ行き、サイン本コーナーを眺めていたら気になったものがあったので、2冊見繕ってレジへ向かった。取り置きしておいてもらった下村敦史「同姓同名」のサイン本も無事に購入できた。久しぶりに本を買った気がした。本を買うことが日常になってはいけない。

 

 

<購入した本>

下村敦史「同姓同名」(サイン本)
村山由佳 「燃える波」(サイン本)
彩瀬まる「眠れない夜は体を脱いで」(サイン本)

 

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家に帰ってもまだ早い時間帯で、心が救われる思いだった。お昼に食べたつけ麺がまだお腹に残っていたので、家に居ない間に録画されていたバラエティ番組を観て、渇いた笑いを連発した。体は完全には回復してはいなくて、笑うたびに頭の端っこが「ズキッ」っと痛む、それは生きているということなのだけれどなんだか寂しくなった。家には私一人、じっと黙っているのが今日は心地よく感じられた。ここ数日実家に居たけれど、家族といるとくだらないことばかり話してしまって、口が疲れてしまっていたので、何も話さなくても良いこの空間、静かなこの空間の居心地は良かった。改めて、一人暮らしの快適さを思い知った。20時を過ぎてちょっとお腹が空いてきたので、久しぶりのたらこパスタを食べた。久しぶりに食べたくせに、「昨日も食べましたよね」といった表情をしているのが妙におかしかった。ご飯を食べ終わったあともだらだらとテレビを観ていて、長時間観ていたのでさすがに飽きて、音楽を聴いたりなどした。それに早々に飽きると、ロフトに上がって、えんえんと文章を書いていた。このブログの投稿数がそろそろ2,000記事を越えるので、それに関する文章をちまちま書いていた。それを一通り書き終えて、今日の分の日記をつらつら書き続けた。そうしたら寝る時間になったので、寝る準備をして、電気を消した。眠れなかった。

 

17,394歩