眠たげな猫の傍で

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世界の果てで眠っていたいな

chiba LOOK presents “#staystrong!” The Cheserasera ワンマン特別公演『Random Jukebox』vol.1@千葉LOOK(2020.11.14)感想

大好きなロックバンドの最高のライブはあっという間に終わってしまう。4枚目のフルアルバム「幻」以来のThe Cheseraseraのワンマンライブを、宍戸君の地元である千葉のライブハウスの聖地「千葉LOOK」で観てきました。今日のライブは「Random Jukebox」ということで、とあるアルバムの曲を丸々やってくれるという、デビュー初期から彼らのことを追えてなかった私のような人間には素晴らしい企画でした。今日のライブはその企画の第一弾ということで、1stフルアルバム「WHATEVER WILL BE, WILL BE」をやってくれるのではないかな、と勝手に予想して今日まで聴き込んできました。

 

 

18時を少し過ぎて、客電が落ちる。SE「Que Sera, Sera」が流れて、「ああ、今からThe Cheseraseraのライブが始まるのだな」と実感する。メンバーが現れて、いよいよライブが始まる。1曲目は「FLOWER」。ということは、「WHATEVER WILL BE, WILL BE」を丸々演奏してくれるということですね、嬉しい。この頃の曲はライブではあまりやってくれないので、今日のライブではそれが確実に聴けるのだ、と無性に嬉しくなり小躍りしたくなりました。「FLOWER」という曲は対バンライブで持ち時間が少ない時はなかなかやってくれないので、聴けるのが非常に貴重。久しぶりのワンマンライブだからなのか、普段以上に熱量のこもった演奏を1曲目から仕掛けてきて、そのままの熱を持続しながら「東京タワー」へと流れ込む。美代さんの華麗なドラミングについつい夢中になってしまい、彼のドラムばかり見てしまう。初期の頃から良い曲がたくさんあり、その曲を今の彼らの演奏で聴けるのが何より嬉しい。「さよなら光」を演奏し終えてMCコーナーに入る。

 

宍戸「西田は『FLOWER』をめちゃくちゃやりたがっていたんだよね」

 

西田「とても好きな曲なんですけどね。対バンのライブなどで持ち時間が少ない時は、どうしてもMVのある曲を中心にセットリストを組まなければいけなくて。だからなかなかライブで演奏できなかったんですよ。セットリストにしれっと組み込んでも、『これは違うか』ということになってなかなかセットリストに入れてもらえなくて。だから今日演奏出来て、とても嬉しいです」

 

と嬉しそうに話す西田さんを見ていると、メンバーも「FLOWER」を大事に思っていたんだな、そういう話を聞けるのもライブならではだよな、と今日来れたことを嬉しく思う。序盤3曲でそうなんだろうな、と思っていたけれど、4曲目に「白雪」が演奏されたので、今日のライブはアルバムを曲順に演奏していくという、なんとも嬉しい企画のライブであることが判明した。アルバムの曲順なので、次は「Yellow」が演奏されたし(宍戸さん曰く、切ない曲)、その次に「BLUE」が演奏されたのが今日のライブのハイライトでした。「WHATEVER WILL BE, WILL BE」のなかでもこの2つの曲が特に好きで、しかも大好きなアルバムの流れで演奏してくれるなんて、長年The Cheseraseraのファンをやっていて、こまめにライブに通い続けてきて良かったな、と思えた瞬間でした。宍戸さんが今日のMCで言っていた通り、今日のライブ、もとい最近のThe Cheseraseraは非常に調子がいいことは今日のライブではっきりと分かりました。各々の演奏がとにかく力強く、でもお互いの良さを潰すのでは無く相乗効果でより良くなっていくような、バンドとして演奏するならこんな演奏が理想だよな、というのを地で行っているような状態でした。今日演奏している曲は初期の頃の曲なので、音源ではまだ荒々しいThe Cheseraseraを堪能できるのですが、ライブで聴くとこんなにも彼らは成長しているのだな、ということをしみじみと実感しました。「whatever will be, will be」という超レアなインスト曲を演奏し、「カゲロウ」(これもまた大好きな曲なんですよ。本当に幸せだよ)を演奏して再びMCへ。

 

宍戸「美代さん、どうですか。この頃の時の思い出とか」

 

美代「そうだね、まあなんというか、闇だよね笑。あの頃は本当にしんどい時期で。これって話してもいいのかな笑。とにかく大人に楯突いていて。だから、あの、うまく話せないな」

 

宍戸「『WHATEVER WILL BE, WILL BE』はいろいろとありましたよね」

 

西田「僕の盲腸が爆発して、ツアーファイナルのWWWのライブが飛んでしまったりしてね」

 

宍戸「だいぶはしょりすぎでしょ。でも今日、こうして『WHATEVER WILL BE, WILL BE』の全曲を演奏出来て、本当に感慨深いです。美代さん、他に話すことはないですか。別に最近のこととかでもいいよ」

 

美代「最近も、暗いんだよな。特に明るいことはないんだけれど。これってどうやって締めればいいの」

 

宍戸「しんどい時を過ごしてそれを乗り越えたから今があるってことでいいんじゃないの」

 

という、美代ファンとしては美代さんがとても長く話していたことが嬉しくて、本日2度目のハイライトとなりました。普段はMCでも殆ど話さない美代さんがこうして話してくれるのはとても貴重なので、今日の記憶が薄れないうちにこうして文章に残しておきます。

 

宍戸「今日はアルバムの曲を丸々やるというライブで。実はもう一つのアルバムも披露するんだけれど、それは演奏してからのお楽しみ」

 

ということで、今日のライブはまだまだ残されているという事実に泣きそうになる。とても久しぶりのワンマンライブ、しかも企画ライブなので長い時間観ていたい気持ちが強くて、それがどうにか叶いそうだったんで少しだけれどうるっと来てしまいました。「No.8」「消えないロンリー」を演奏して、

 

宍戸「次の曲は、アルバムを知っている人は分かっていると思うんだけど」

 

西田「俺と美代が必要ない曲です。なのでステージからはけますね」

 

と卑屈になっているのが少しおかしかった。

 

宍戸「そんな言い方をしなくてもいいのに」

 

と言って、しっとりと演奏された「コーヒー」。普段のライブではなかなか演奏されない超レア曲で、とても大好きで何度も何度も聴いてきた曲だったので、聴けて幸せです。サビのところの、声を上擦らせながら歌うところは難しいと思うんですけれど、そこも上手いこと歌っていて、なんだか今日は幸せで包まれていて、こんな最高な時間が過ごせるとは思っていなかったからとにかく最高です。

 

宍戸「これで一部は終わりという感じで。ちょっと疲れたと思うので、5分ほどの休憩を挟みます」

 

と宍戸君がはけて、5分ほどの休憩。このタイミングでサッポロ黒ラベルを貰ってきて、二部のライブに備える。

 

 

宍戸「今日は2枚のアルバムを丸々やろうと思っていて。2枚目はミニアルバムです」

 

と言って「月と太陽の日々」が演奏されたので、2枚目のアルバムは「WHAT A WONDERFUL WORLD」という、これまた私の大好きな初期の作品。これを丸々やってくれるということは、私が愛してやまない「でくの坊」をやってくれるのだと嬉しくなる。とにかく激しい演奏で今の調子の良い状態を表していた「月と太陽の日々」を演奏して、宍戸君が何かしらを言って、「でくの坊」へ。大好きな曲で、動くことすらままならなくなって、じっとメンバーの演奏を観ていた。あまり演奏されないけれど好きすぎる曲なので、今日のライブで演奏してくれるのか、もう幸せすぎるだろ俺、と嬉しさが爆発しそうになった。今の調子の良い時だからこそ見れる美代さんの華麗なドラミングさばきがかっこよくて、ちょっとどうにかなってしまいそうでした。次に「ラストシーン」を演奏して、一旦MCへ。

 

宍戸「もう3曲もやってしまったよ」

 

と宍戸君が言うように、今日のライブは時間の過ぎるのがあっという間で寂しくなる。でもまだ本編で4曲演奏してくれるし、激しいことをすればまたステージに出てきてくれて演奏が観れるかもしれない。そんなことをぼんやり考えながら、「彗星」という、これまたレアな曲を堪能しながら、今日のライブに来れたことを幸せに思っていた。千葉駅は私の住んでいるところから結構遠く、1時間以上も電車に乗っていなければならないのでそう簡単に行けないけれど、久しぶりに彼らがワンマンライブをしてくれる、ということで思い切ってチケットを取って良かったよ。で、アルバムの曲順だったら次は「goodbye days」で演奏されるはずだったんですけれど、「思い出して」を演奏していて、(あれっ?)と不思議に思いながら演奏を眺めていました。そして「SHORT HOPE」で本編終了、「また会おう」と言って、(大人の事情があって「goodbye days」がカットされたのだろうか)とモヤモヤしながらアンコールが始まるのを待つ。

 

 

すぐにメンバーが出てきて、宍戸君が笑いながら、

 

宍戸「気付いていた人もいると思うけれど、『goodbye days』を演奏するのをすっかり忘れてしまっていました」

 

美代「ぽんこつのジュークボックスじゃん」

 

宍戸「ほんと、ぽんこつのジュークボックスですね笑」

 

と自虐しながら、本編では演奏されなかった「goodbye days」を演奏。これもまた、かっこよくて素晴らしい曲なんだよ。

 

宍戸「こんな時期なんですけれど、新しいアルバムが出来ました。なかなか近づけない時期だからこそ、音楽では近い距離で、ということで『Mouse to Mouse』というタイトルをつけました。次はそこから『ひとりごと』という曲を演奏します」

 

と、先日のクアトロでは弾き語りで演奏したい「ひとりごと」のバンドバージョンを初めて聴きました。弾き語りでは分からなかったけれど、この曲、凄く大人っぽい感じの曲で、The Cheseraseraがしっかりと経験を積んできたからこそ演奏できるような曲だよな、早く音源で何回も繰り返して聴きたい、ほどに素晴らしい新曲でした(美代さんも新しく出来たアルバムがお気に入りで、よく聴いているということです)。

 

宍戸「さっきステージからはけて配信の映像を見ていたんですけれど、1曲目の『FLOWER』のときに映像がバグっていてうまく配信されていなくて。もしよろしかったら最後にもう一度『FLOWER』を演奏したいんですけれど、皆さんいかがでしょうか」

 

と言うと、温かい拍手が。

 

宍戸「西田、良かったじゃん。好きな曲を1日に2回も演奏出来て」

 

西田「別に『FLOWER』を1日に2回演奏したいわけではないんですけれどね」

 

と照れながら話している西田さんを見ててとても和みました。ということで、「FLOWER」でライブが始まって、「FLOWER」でライブが終わると言う、なんとも貴重なライブとなりました。

 

 

約2時間のライブがあっという間に過ぎて、大好きなバンドのライブに来れたことが幸せだよな、いつまた自粛が強化されてライブが開催されなくなるような時期が来るか分からないから、今のうちに行けるライブには出来る限り行っておこうと思いました。次にThe Cheseraseraのライブは来年の2月、『Mouse to Mouse』e.p.のリリースツアーでのライブです。その時に日本が、世界がどのような状況になっているのかは分かりませんが、どうかライブが出来るような穏やかな状況でありますように。今日のライブ、本当に最高だったよ!!

 

 

<セットリスト>

01.FLOWER
02.東京タワー
03.さよなら光
04.白雪
05.Yellow
06.BLUE
07.whatever will be, will be
08.カゲロウ
09.No.8
10.消えないロンリー
11.コーヒー
12.月と太陽の日々
13.でくの坊
14.ラストシーン
15.彗星
16.思い出して
17.SHORT HOPE

EN
18.goodbye days
19.ひとりごと(新曲)
20.FLOWER

 

 

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