眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年10月22日(木)

「絶対とかないよ そんなきれいごと聞けるならここまで生きれてないんだよな
違和感とかは微塵も感じないんだよ」

 

寝坊した。遅刻した。昨日は早く寝たのに、ということは関係なかった。私の心は疲弊していて、それを治癒するにはより多くの睡眠が必要だったのだろう。アラームで何度か起きたのだけれど、「もうちょっと」がいけなかった。しんと静まり返っていて焦りを感じて時計を見ると、電車に乗っている時間で、遅刻してしまうことは確定した。朝飯を抜いて急いで家を出て、上司に遅刻する旨を伝える。「はーい、気を付けてね」という言葉だけが返ってきて、こちらの世界はあちらの世界ほど遅刻に厳しくはない、ただ私の信頼は失われていくのでもう遅刻はするまい、遅刻しないためには二度寝をしない、二度寝したくなるほど疲れを残さない、ということを固く誓った。始業の時間から10分遅れで会社に着いて、遅刻した旨を上司に報告すると、「今後は遅刻しないようにね、ということくらいしか言えないけど。気を付けてね」という言葉だけが返ってきた。これを優しい世界と捉えるべきか、判断に悩むところである。日雇いおじさんのぐちぐちに比べたらよっぽどからっとしているので、これはこれでいい。もう二度と遅刻はすまい。すぐに仕事に取り掛かる。といっても大層な仕事は持ち合わせていなくて、昨日の続きで書類整理に取り掛かった。工夫して書類整理が面白くなることもないので、ほぼ無で淡々と整理していく。しかし、頭に余裕があるときはいろいろと考えてしまうもので、直近の出来事でつい考え込んでしまうことがあったので、気付いたらそれのことについて考えてしまうことが長く、そうすると次第に気分は落ち込んできた。ついでに朝食を抜いたことでお腹もすいていて、とても寂しい気分になった。東京で暮らしているけれど、自分の周りに味方がいないこと、いや話し相手すらいないことに寂しさを感じて、でも普段はそんなことを考えないくらいに趣味に没頭しているので、このまま一人を貫いていくのか、それとも努力して信頼できる人間関係を構築するのか、どっちがいいのだろうかをこれからじっくりと考えてみるのもいいかもしれない。新しい人間関係を構築したくなったとしても、今は簿記の勉強でいっぱいいっぱいなので行動に移せるのは11月の後半になるだろう。そしてこんな時代なので、知らない人と会うハードルは私にとってはとても高く、だから多分なし崩し的に一人でいることを選んでしまうだろう。一人の寂しさに耐えきれなくて押しつぶされそうであれば必死になって人を求めるのかもしれないが、残念ながらそこまで人を欲するような人間ではなかったので、多分これからも一人だろう。午前は書類整理で時間がつぶれたのでそれなりにハッピーだった。お昼はパンで済ませてもよかったのだけれど、朝食を抜いたことで尋常ならざるほどにお腹が空いていて、だから久しぶりにうどんの大盛りを食べた。味は普通だけれどこの量でこの値段ならまあまあだろう、ただ週に何度も行くような店ではないなということは舌が肥えてきてしまったからこそ出てくる感想だろう。エレベータに乗る際にぎりぎりの人数が乗っていて、それでもちょっとだけ空いていたので大丈夫だろうと乗り込んだ。乗り込めたのだが、後ろのオレサマからぐいと背中を押されて悲しい気分になった。いい歳なのに子供みたいに自分の感情を吐き出す人間が同じ社内にいることがたまらなく恥ずかしくて、例えばそれは狭い通路を歩く際に向こうからオレサマがやってきたとにも思ったことなのだけれど、オレサマは少しも隙間を空けようという努力をしないで、どんと前を向いてずんずんと歩いているのはちょっとどうなんだろう、相手が避けてくれるから、自分は何も変更しなくてもいいと思っているのだろう。この歳まで自分本位に生きてきた人間なので、もう人のことをちょっとでも思いやる気持ちが新しく芽生えることはないのだろう。そいつの言動にいちいち腹を立ててしまうのは人生の損失でしかないので、もう忘れよう。ちなみにそいつは就業時間中の私語が呆れるくらいに多くて、平気な顔してよく残業できるよな、ともう何も考えないようにしている。変な人間に近づかないのが、社会でうまく生きていくコツなのです。

 


うどんはあっという間に平らげてしまったので、膨れたお腹をさすりながら会社に戻り、a flood of circleの「2020」を聴いていた。飛ばしていくぶぶんと優しいぶぶんが上手い具合に同居していて、緩急がうまいアルバムで何度も聴きたくなる。2020年は残り少ないけれど、このアルバムを何度も聴いたことをきっと忘れることはないだろう。そして土曜日のチケット争奪戦で恵比寿でのライブチケットが買えますように。本当に、本当に行きたいのです。

 


午後の部が始まった。ちょっとだけ書類整理をして、これ以上書類整理をしていると惨めな気分になってしまうので、適当なところでケリをつけて、パソコンに向かってかたかたとキーボードを叩き続けていたらそれなりに時間が流れて行った。結構前から悩んでいた、どうしたらいいのかよく分からなかった業務があった。それをそろそろ片付けないといけないので、コピーロボットにアドバイスを頂くことにした。そういうことだったのか、それなら最初に質問した時に言ってくれればいいのに、と思いながら現状を調査したら特別なことはしなくていい、こちらでいつもの処理をすれば相手がいつもの処理をするだけということが判明して、こんなことならさっさと取り掛かればよかったなと思った。こんなことで悩んでいる時間があるなら、少しでも多くの時間を読書に費やせばよかった。読書で思い出したけれど、最近本当に読書が出来ていない。仕事から帰ってきて出来ることはテレビを見ることくらいで、体力が必要となる読書はなかなか手に付けられていないのが現状である。簿記の勉強をしなければいけない、という強迫観念のせいで時間を奪われるものをすることに抵抗があるということもある(じゃあテレビなんて見ている場合じゃない、ということは重々承知している。ただ、仕事で抱えてしまったストレスを安易に解消出来るのがテレビ鑑賞なので、ついつい楽なほうへ流れて行ってしまう、私は弱い人間なのさ)。先週末は諸々の事情で本屋へ行けなかったし、今週も本屋へ行くのかどうかはまだ決められていないので、今月の本の購入数は抑えられているだろうと思っていて、記録を見返してみたら月初に馬鹿みたいに本をたくさん買っていて、だからそろそろ私は安易に本屋へ行くのをやめなければいけないのかもしれない。一カ月のうちで食費以外にお金を費やしているのは本なのだけれど、購入した本を全然読めていないのに買う意義とは、ということをそろそろ本気で考えなければいけない場面に差し掛かってきた。そんなことをぼんやりと考えていられるほどに今日の就業時間には空白、余白がたくさんあって、そんな私に対してコピーロボットは何も言ってこなかった。暇している後輩が気にならないのだろうか、自分の仕事に夢中なのだろうか。骨のある仕事に取り組めるのは、一体いつなのだろうか。

 


定時に会社を出る。なんのかんどうもない一日だったな、と思いながら駅へと急ぐ。肌寒くなってきて、そろそろジャケットを羽織らないといけない季節になった、と10月で何回思ったことだろう。ということで昨日書き忘れてしまったのだけれど、昨日クリーニング屋へ行ってきて、カビが生えてしまったスーツ上下をクリーニングに出してきた。2,500円も取られてしまったが、来週からジャケットを羽織れると思うとそれだけでちょこっとだけ元気が湧いてくる。家に帰ってテレビを観て、落ち着かないので親と1時間ほど電話で話して、ようやく勉強をする気分になったのでロフトに上がった。上からは相変わらず生活音がじゃんじゃん聞こえてきたので、Taylor Swiftの「Folklore」をBGMにしながら簿記の勉強を進めていった。一問目の仕訳の問題を過去問は全て解いて、自信がついた。もっと難しい問題が出るのかと想像していたけれど、同じようなことを繰り返し問われていることに気付いて、それを反復練習すれば本番でも対応できるだろうと嬉しくなった。よっぽど意地悪な問題が出ない限り、ここのぶぶんは点数を稼ぎたい。まだまだ時間はあるので、第四問と第五問、つまり工業簿記の過去問を解いていく。久しぶりに工業簿記に触れるので忘れているぶぶんが多くて最初は焦ったが、基礎を理解していれば解けるので、問題を解いていくうちに解き方を思い出して、あまり苦に感じることなく進んでいった。この調子で工業簿記のパートも完璧にして、5日間ほどで過去問題を全て解き終えておきたいところである。でも日商簿記二級の一番の難関であろう第二問、第三問はまだ解いていないので、そこでの手応え次第で私の自信は再び失われていくことだろう。税効果会計連結会計は難しい難しいと思われているけれど、仕組みさえ理解すればそこまで難しくはない、要は反復練習をどれだけ繰り返したかで本番で差が出ると思うので、時間の許す限り問題を何度でも解いて、仕組みを体に染みわたらせていき、本番では時間内に問題を解き終えるほどの余裕をもっていきたいものである。一通りの勉強が終わって24時を過ぎていたので、そろそろ寝ることにする。2日連続で遅刻なんて、さすがに社会人としてまずいので。ふりではないですから!

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