眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年10月21日(水)

「際限無いたのしいあそび 雑念無いたのしいくらし
両立なんかは望んでないが ありあまるセンスで噛んで砕きます」

 

久しぶりに「理不尽」にぶつかって、「ああ、これが働くということなのか」と感心した。苛立ちはもちろんあったけれど、こんなところでしょうもない自我を振りかざす人間がいて、その存在の滑稽さに失笑が零れてしまった。その「理不尽」をぶつけてきたのは、私が以前所属していた部署にいた人間で、当時からどこかずれている人間、自分の主張を無理やり通そうとして他人のことを全然考えていない人間で、あまり近づかないようにしていた。経理に戻ってきてからは違う部署なので接触が殆ど無く、だからそいつの理不尽さをすっかり忘れていた。そいつが不意にコピーロボットに近づいてきて、「これこれこれこれだからさあ」と私たちが誤っている、だからそれを修正しろ、そもそもそんな間違いを犯すなんてここにいる人間に取っては死活問題だけれどね、と余計な一言を添えるのも当時と変わっていなくて逆に安心した。人は簡単に変わらない。そして自分の言動が正しいと錯覚している人にとってはもうそれは超難易度高のゲームを一発目でハイスコア、ベストタイムでクリアするようなものだから、それはもう関わらないほうがいい。コピーロボットに突っかかったそいつは自分が正しいという雰囲気を充満させていて、コピーロボットは「えっ、でもそんなことマニュアルに書いていなかったんだけれどな...」とすっかり弱気、そいつが頓珍漢なことを言っているのに気が付いていないようだった。そいつがいなくなって、さてどうしたものかという空気になって、「修正できていなかった根本的な原因はそいつにあるんだから」と久しぶりに熱くなってしまった私がぺらぺらと話し、ちょっと言い過ぎてしまったかなと思っていたら、「確かにそうなんだけれどね...」とコピーロボットは浮かない顔。そんなことがあったことを上司に報告すると、「元々は元の資料を修正していなかったその人が悪かったんじゃないの。どうしてそうやって相手に言わないの?」とコピーロボットに詰め寄る。上司も普段から弱気なコピーロボットに強めの自我を持ってほしかったのだろう。「君もそう思うだろう?」と上司に聞かれたので、ぶんぶんと首が引きちぎれんばかりに振って迎合していた。上司の意見に賛同できるぶぶんがあったのでそうした、もし少し食い違うぶぶんがあってもそうしていただろう、正直を押し出して面倒なことに巻き込まれたくはないので。そういうわけで、とぼとぼと歩くコピーロボット。彼は波風を立てないで仕事をしたいのだけれど、そうも言っていられないようである。そのあと、彼はどれほどの強さでそいつに何を言ったのかは知らないけれど、「次回からは気を付けてくれるって」と弱そうな声音で話していたので、あまり無理はしないようにしてもらいたいところである。

 


序盤からしょうもないことを書いてしまったが、まあ、今日も平凡な一日であった。今週はずっと朝が眠たい状態が続いていて、それは土日にえっちらおっちらと体と心に負荷がかかったせいだろう。ぎりぎりまでアラームを伸ばして、ぎりぎりのところで起床して、流れるように出社する。それからは淡々と仕事をこなしていく。今日は溜まりに溜まった書類整理に精を出していたので、頭の中で自由に物事を考えられるのは愉快だった。上記のしょうもないことを挟みつつ、気付けば昼休みになっていた。昼休みになった段階ではそこまでお腹が空いていなかったのでパンでもいいかな、と思っていたけれど外に出たい気分もそこそこあったので軽率に外に出た。で、海鮮丼のお店に行ったら2人だけ並んでいて、すぐに入れた。あたふたした雰囲気が店に広がっていて、相変わらず繁盛しているな、自粛自粛のときのがらんとしたときの空気が好きだったのにな、と寂しくなった。海鮮丼を今日も食べて、まるで初めて食べたかのような幸せに包まれた。私はこの海鮮丼を食べるために、わざわざ遠くから出社して働いているようなものである。と本気で思っている。会社に戻って、a flood of circleの「2020」を聴いていて、どうしてこうも素晴らしい曲を毎年毎年コンスタントに生み出せるのだよ、と歓喜の嵐であった。11月に行われるライブのチケットはまだ取得していないので気が気でない。今度の土曜日の争奪戦でどうか取れますように。私を恵比寿に連れて行ってください。

 


午後の部が始まって、まだまだ書類の山が崩せていなかったので、淡々と書類整理をこなしていった。これではまるで私がこの会社の最下層にいるような気分になって、難しくて脳みそから汗がどばどば溢れ出てくるような仕事をしたい気分になった。そんな仕事は一体いつ訪れるのでしょうかね。いつもと変わらぬ平凡な時間が流れて行き、気付いたら定時になっていたのでさっさと帰った。

 

 

早い時間に家に帰り着いて、録画してあった番組を見て、宅配を何件か受け取り、21時前にようやくロフトに上がって簿記の勉強に取り掛かった。先程届いた座椅子を使ってみたけれど、座高が高くてロフトの机で使おうとするのは難儀だった、きちんと調べておくべきだった。でも返品する作業が面倒なので、このまま使い続ける。練習問題を終えて、ようやく、ようやく過去問に取り掛かる。まずは第一問の仕訳問題をしてみる。そこまで難しい仕訳はなく、基礎的なぶぶんが出来ていれば、よほど変化球でなければ満点は取れるぶぶんであるな。最近はもう試験が駄目なんじゃないかと落ち込んでいたので、少しだけれど自信を取り戻した。5回分ほど仕訳問題を解いてから、急にやる気がなくなって、それは上の階から執拗に聞こえてくる女の歌声のせいでもあるけれど、まあ今日はこれくらいで十分、今日は明日以降の簿記の勉強を進めていくうえでのブーストになるだろうからこれくらいでいいだろう。といってもまだ23時過ぎで寝るには早かったので、今日出たばかりの銀杏BOYZの新作「ねえみんな大好きだよ」を聴いていた。ノイズに塗れて聴こえてくる峯田の声がとにかく直情的で、歌詞もとにかく素晴らしかったので、布団にねそべりながら涙が出そうになった。それでも疲れが溜まっていたのか、ふんわりと眠りに包まれる感覚がしたので停止ボタンをそっと押して、今日の活動は終えることにした。

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