眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年10月13日(火)

「運命なら過去に置いて来たから今になって大事そうに語らないで
これ以上は耳鳴りがしそうなんだよ」

 

いい塩梅に暇を乗りこなして、今日もほどほどの速度で時間が流れていった。昨日の仕事は昨日のうちに終わらせておいたので、今日は昨日の成果物をじっくりと見直すか、毎日出てくる共有の仕事をゆったりとこなしていった。穏やかな時間が流れていて、ついつい眠ってしまいそうなほどに気が緩んでいた。これでいいのか、という声は今日は無視しておこう。この間の嘘みたいな忙しさをなんとか耐え抜いたご褒美の穏やかな時間だと思おう。無理して、「暇なんて嫌だ。もっと自分を成長させられるような環境に身を置きたい」と無理してあがくほど私はもう若くはないのだ。こんな時期に転職して今の所より良い会社に入れるとは到底思わないし、もし良いところに採用されたとしてもいろんなことを一から始めるのが、特に人間関係を一から構築していくのが非常に面倒なので、よっぽど神経を削られるようなイベントが発生しない限り転職することはないでしょう。落ち着いた環境にたどり着くことが出来て本当に嬉しい限りである。営業にいた頃は毎日が殺伐とした心持ちで、一時たりとも気が抜けない時間が流れていた。先輩は癖が強くてコミュニケーションを取っているとごりごり体力を削られるし、仕事は仕事で意味不明なのに優しくフォローしてくれる先輩はいなかった。正確にはいたんだけれど、そんな優しい人は他部署にいる、というのが私の運命なんだな、と悲観的に考えていた。今だって面倒見のいい先輩に恵まれているわけではないけれど、攻撃的で害を与えるような人が周りにいないだけ感謝するべきなんでしょう。昨日は中途半端に夜更かしをしてしまったせいで朝はゆるーく眠気が漂っていたけれど、職場の空気を存分に吸い込んでいるうちに少しずつ目が覚めた。はっきり言えば今日は出勤する必要のない1日で、出来ることなら自宅で簿記の勉強を詰めていきたかったところなのだけれど、そんなうまい話はないよな。午前中で思いつく限りのことをしてしまったので、午後はなかなかハードめな暇に見舞われた。昼飯は近所のスーパーで買ったパンをむしゃむしゃ食べて、あとはマカロニえんぴつの音楽を存分に堪能した。そしてこれはいよいよちゃんとCDを購入して、Walkmanに入れてより身近で聴きたい気持ちが強くなって、今更だけれど買いそびれていたアルバムをようやく買った。Walkmanにありったけのマカロニえんぴつをぶちこんで、それを耳に流し込みながら気持ちの良い緑道を歩き続けたい気分である。でもそんなことをしてしまったらマカロニえんぴつのライブに行きたくなってしまうのは自明なので、ちょっと自重しないといけませんな。それよりも明日はユニゾンのライブである、ということが未だに現実味がなくて、もう、本当に明日彼らに会えるのか、と半信半疑あっちこっちです。そんなことをうだうだ考えていられるほどに暇だった。3年前、隣の部署に所属していた時のこの時期はほぼほぼ憔悴しきっていた。しておかなければいけないことを処理しておかなくてその対処に追われていたことと、普段の業務の過酷さが増し、残業を積み上げてもなかなか終わりが見えず、仕事を完璧に終わらせることは出来ないんじゃないのか、と一人焦っていた。心理的不安を少しでも軽減するためにジムに行って必死に運動をしていたが、ふと我に返って仕事のことを考えるとこんなことをしている場合じゃないんじゃないか、と余計に不安になって気が気ではなかった。あの時にあんなにしんどかったのは分からないことを「分かりません。教えてください」と頼れるような先輩が身近にいなかったことで、素人で太刀打ちできないようなことを一人で悶々と抱え込んでいたからだろう。本当にあのときはしんどかったし、あの時の経験から、「仕事は早いうちに対処する。とにかく知識と経験を積む。分からないことはどんなに考えても分からないので早めに先輩に相談する(責任を分散させる)」ということを痛いほど学んだ。だから今回の激務に備えてそのようなことを心掛けながら業務を進めていたが、実際にその時が来たら拍子抜けするほどに楽で、狐に化かされている気分になった。まだ責任の重い仕事を任されていないから当然のことと言えばそうなんだけれど、1年に1度の祭りだったのでちょっと寂しい気分になった。ほんのひと時だけれど、「これぞ激務」といった時間があって、その時はまるで自分が大層な仕事をしている気分になったが、終わってみればそこまで大したことをしていなかったんだな、と冷静になって熱くなっていた自分を少し恥じた。そんなわけで、今日は定時に大人しく帰った。他の人々は忙しそうに自分の仕事をしていたけれど、今更手伝えることはないし、手伝ってほしいようだったらあちらから言ってくるので、何も言わずにそっと職場を後にした。家へと向かう電車に乗りながら、今日もサイン本情報を収集していた。しなければよかった。青山ブックセンターという、渋谷駅から遠く離れた場所にある本屋さんで近藤聡乃さんの「A子さんの恋人(7)」(なんと最終巻!)のサイン本が入荷している、という情報を見てしまった。6巻まで揃えていて、紙の媒体で買うほどには愛着のある作品だったので、それも最終巻ということでどうしてもサイン本が欲しくなって、急遽渋谷へ向かうことになった。火曜日19時の渋谷は若者で溢れかえっていて、でも私が目指す青山ブックセンターへの道のりは人通りが少なかったので、快適に歩くことが出来た。前回青山ブックセンターへ行ったのはいつだろう、なんの目的があって訪れたのか忘れてしまった。保坂和志トークイベントで訪れたことがあったけれど、あれは前回だったのか。そのときに通った道とは違う道を歩き、駅から15分ほどとことこ歩いてようやく店に着いた。急ぎ足で漫画コーナーへ行き、新刊が置かれているところに「A子さんの恋人(7)」が平積みされており、サイン本は......あった!「サイン本」という目立たない小さなシールが表紙に張られているだけだったので、うっかり見落とすところでした。サイン本の在庫を調べたら残り2冊しかなく、そのうちの1冊は私の後に入店されたお客さんがすかさず手にしていたので、絶妙のタイミングで入店できたことを嬉しく思った。あんだけ歩いたのにサイン本がなかったら、絶望で打ちひしがれていただろう。定時に帰れたことに感謝しながらレジへ向かおうとしたら、1冊の本が大々的に平積みされており、それは池辺葵さんの新連載である「ブランチライン(1)」であった。まさか池辺葵さんのサイン本が置いてあるなんて思ってもいなかったので嬉しくなって、こちらのサイン本もすかさず購入してしまいました。これで10月の本の購入は自分が設けたボーダーを越えてしまったようで、でも本との出会いは一期一会なので、その出会いを大切にしようと思った(戯言に過ぎませんね)。で、満ち足りた気持ちでこのまますっと帰るのも勿体ないので、店内を一通り見て回る。他の本屋さんでは置いてないような、面白そうな本が平積みされていると「ここの選書はセンスがいいな」としみじみ思い、そのなかで文庫本コーナーのとある1冊に目が止まった。大型書店では見かけたことがない表紙、どうやら一般流通はしていないような出版社から出ている本らしい。浅生鴨、という洒落の効いたペンネームも素晴らしいし、どうやら中身はエッセイのようである。試し読みをしてみたいが全部サイン本なので中身を見ることが出来ない。でもこれ、絶対面白いよと直感が訴えかけて来るので、暫しの逡巡の後に購入しました。「雑文御免」と「うっかり失敬」の2冊を購入しました。2冊で2,000円弱でしたが、これは間違いなく面白い作品だと思うので、それくらいのお金を払っても充分にお釣りが来るだろうと予想しています。4冊のサイン本を鞄にぶち込んで、ほくほくした気持ちで駅へ向かいました。ああ、早く購入した本を読みたい、けれど家に帰ったら簿記の勉強をしなければいけないのでそんな暇はないんだよな、残念。

 

 

<購入した本>

近藤聡乃「A子さんの恋人(7)」(サイン本)
池辺葵「ブランチライン(1)」(サイン本)
浅生鴨「雑文御免」(サイン本)
浅生鴨「うっかり失敬」(サイン本)

 

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渋谷は大きなビルがたくさん並んでいて近未来を感じて歩いていて楽しいのだけれど、治安はあまりよろしくないので(新宿ほどではないけれど)そそくさと退散。ついでにTSUTAYAに寄ってCDを借りたかったけれど、4冊の本はなかなかの重たさだったので諦めました。

 

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家に着いたのが21時前、そこからシャワーと夕飯のたらこマヨパスタを済ませ、録画されているであろうバラエティ番組を見ようとしたら今週はやっていないようでした。でもこのまま勉強を始める気分にはなれなかったので、NHKで放送している「シュガー&シュガー」を見る。殆どの企画がつまらなくて失笑すら漏れなかったけれど、唯一、山口と欅坂の平手が話しているのは興味深く拝見しました。序盤は山口の一問一答ぷりの質問の仕方が下手過ぎて目も当てられませんでしたが、途中から良い具合に話が転がっていき、2回だけではちょっと物足りないような気分になりました。その番組を見終わって、もうちょっと何かを見たい気分だったので、「おそ松さん」の3期の1話を見ました。相変わらずの狂いっぷりで、これは毎週安心して見られる作品になるだろう、と嬉しくなりました。遊びを十分に満喫したので、ようやくロフトに上がって簿記の勉強を始める。と思ったのですが、Amazonプライムデーが気になって仕方がなく、迷って迷って迷った末にKindle Oasisを購入しました。3万円弱の決して安くない買い物でしたが、これを機に溜まりに溜まった電子書籍を一気読みしてやろうかという算段です。でもそれは11月の試験が終わってからのことなので、しばしの辛抱です。といっても発送がされるのが11月の序盤なので、そこまでやきもきすることもないかと。ようやく勉強する気分に仕上がったので、商業簿記税効果会計連結会計を再度復習して、どんなことをその分野が問うているのか、どんな問題が出るのかを少しずつ理解していく。この2つの論点には多くの時間を割いてじっくりと勉強しているので、そろそろ過去問を解いてもいいのではないか、過去問を解いていて分からないことがあたらその都度テキストに戻って理解を深めるのが効率のいい勉強の仕方なのではないか、と思っているので明日からはごりごりと過去問を解いていく所存です。といっても明日は夜遅くにユニゾンのライブがあるので、勉強はほとんで出来ないだろうけれど。と思っていて、23時を過ぎ、まだもうちょっと勉強がしたくて、でも目蓋が徐々におりてくることを意識しながら、でも勉強したい気持ちはあって、でも眠たいのも事実で、そうか、ちょっとだけ休息を取ればいいのか、と誤った判断をして、中途半端な姿勢で目を瞑っていたら眠ってしまいました。明日、体の節々が痛むやつだな。