眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年9月29日(火)

「本当は弱さは強くて 涙こそ道しるべ
その目を離さないで さあ 次はどこへ、どこへ行こう?」

 

ニゾンの8枚目のアルバムのフラゲ日である。そんな日に会社に行くなんて、正気の沙汰ではなかった。忙しい時期にぶつからなければ有給休暇を取るつもりであったが、残念ながら9月末~10月序盤は1年のなかで一番忙しいそうなので、仕方なく会社に行くことになった。会社に着いて、仕事をしていてもずっとうわの空で、「もう家のポストにCDが投函された頃合いだろう。ああ、一刻も早く新曲が聴きたいよ」という気持ちでいっぱいいっぱいだった。昼休みどうしたんだっけ、それすらも曖昧な記憶に成り果てるくらいに私はユニゾンの現在進行形を知りたがっていた。どんな風に仕事をしていたのか思い出せないくらいの気概で仕事をしていて、定時を過ぎてちょっとして会社を出た。ちょっとフライング気味だったのかもしれないけれど、2年と8カ月ぶりの新作を聴くためだ、それくらいの犠牲を払う価値はあるだろう。

 

 

家に帰ればアルバムがポストに届いているのですぐにCDを聴けるのだけれど、今回の新作リリースを盛り上げるために、幾つかのタワレコでユニゾンのコーナーが出来ているということで、新作を早く聴きたい気持ちを抑えて、新宿のタワレコへ向かった。なんというか、東京に住んでいて良かったと思える瞬間だった。配信ライブの際に発売されていたTシャツが置かれていて、テンションが上がって買ってしまった。ついでに限定発売のポスターとクリアファイルも購入して、まさかの散財に、でもユニゾンだからと完全に気は緩んでいた。新宿のタワレコでは「春が来て僕ら」のPVの衣装が飾られていて、夢中になって眺めていた。至福の時間だった。でも一刻も早く新曲を聴きたい気持ちがどんどんと胸を叩いたので、適当な時間で切り上げて、急いで家へと向かった。

 

 

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家に帰ってすぐに「Patrick Vegee」を聴いた。

 

bigpopmonster.hatenadiary.jp

 

結成15周年を経てユニゾンが出すニューアルバムにはまた新たな匂いが漂っている。
これまでと同じようで、これまでとどこか違う。
1つはっきりしているのはユニゾンが元々そういうバンドだということだ。
誰もが解読できるわけでも、理解できるわけでもなかった。
バラバラに見える12曲が不思議な繋がりを見せる1枚。
これ、食べられるのか?

 

公式HPより

 

 

圧倒された。ユニゾンのアルバムには毎回圧倒されるのだけれど、今回もいつもの例に漏れず圧倒された、最高のアルバムだった。なんというか、アルバムの流れが素晴らしくて、シャッフル再生なんてありえない。序盤の畳みかける感じもいいし、中間のしっとりした感じもたまらないし、終盤の感情に訴えかけてくる感じ(歌詞が全ての曲で最高。それ毎度おなじみのことなんですけれど)が素晴らしい、とにかく全部が最高なアルバムだ。何回も繰り返し聴いていたらそろそろ寝る時間になってしまっていて、「Patrick Vegee」の良さの10分の1も理解できていないであろうことがもどかしかった。でも明日も元気な体で「Patrick Vegee」を聴きたいので、聴きたい気持ちをぐっと堪えながら目を瞑ったらあっという間に眠ってしまった。興奮して、疲れていたんだろうな。