眠たげな猫の傍で

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世界の果てで眠っていたいな

「佐々木亮介の夜遊び天国 2020」@新宿LOFT(2020.10.1)感想

 

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最高の夜から2年が経ちました。まさか2年後にまた夜遊び天国に参加できるとは思っていませんでした。まずコロナ。こいつのせいでこのライブが開催されるかどうかが不安だったんですけれど、なんとか開催してくれました。次にチケット。「夜遊び天国 」は超がつくほどのプレミアムチケットで、運が良くないとなかなか手に入らないんですよ。最後に仕事。10月は1年の中でもなかなかに忙しい時期なので、当日まで行けるかどうか不安でしたが、なんとか行けました。若干ずるをしたんですけれど、一日ぐらいは見逃しておくれ。ということで18時30分にLOFTに着いて、一通りの手順を踏んで中へ。既に70%ほどの人が入っておりました。番号がなかなかよかっただけに、定時ダッシュ出来なかったのが悔やまれる。6番目の真ん中に座り、ライブが始まるのを待つ。ライブ前のBGMはとても優しい音楽が流れていて、今からヒーリングミュージックのライブが始まるのかと思っていた。

 

 

氏原ワタル

 

配信の関係か知らないけれど、ほぼ定刻に客電が落ちてDOESの氏原ワタルが現れる。大学生の頃から数多くのバンドのライブを観たけれど、DOESは観る機会に恵まれなかったので、今回が初氏原ワタル。若干強面な顔をしているので怖い人なのかな、と思っていたらMCがあまりにもおもしろくなくて、これが平常運転なのか、禁酒(4日間継続中、鼻炎で辛いとのこと)していて頭がおかしくなっているのかが分からない。話が本当につまらなくて、逆につまらないことを言うのが彼の中で流行っているくらいに思ってしまうくらい、聞いててしんどかった。演奏はさすがとしか言いようのないものだった。選曲の大半はDOESで、学生の頃に何度も繰り返し聴いていた曲ばかり演奏してくれたので大満足。でも演奏された曲のなかで一番ぐっと来たのはRCサクセションの「スローバラード」だった。良い人なんだろうなということは伝わってきたけれど、絶望的に話が面白くなかった。あとは雑感を起こしておきます。

 

 

・拍手をすごい求めてくる(拍手はマイナスイオンとのこと)

・今年の4月にDOESとして動き出す予定だったが、コロナのせいで予定が狂った

・MCのたんびにコロナコロナとうるさい

・来年にはDOESとして動き出す準備をしている、といったニュアンスのことを漏らす

・最後のコロナ収束の三三七拍子はちょっと意味不明過ぎて笑えた

・今度は弾き語りではなくて、DOESとしての演奏で観たいと思いました

 

 

<セットリスト>

01.君の好きな歌
02.今を生きる
03.曇天
04.色恋歌
05.スローバラード(RCサクセション)
06.バクチ・ダンサー

 

 

佐々木亮

 

王者の風格すらある、佐々木亮介の登場。片手に大きな鬼殺しを持っている。DOESのヤスに貰ったとのこと。それを結構のスピードで飲んでいたので、途中から顔が赤くなっているのが可愛かった。1曲目に「スーパーハッピーデイ」を持ってくるのは彼のなかで流行っているのであろうか。バンドバージョンで聴いたときは聞き流してしまったけれど、弾き語りでギターと佐々木の声というシンプルなものになるとぐっと曲の良さが伝わってくる。それは今回演奏された他の曲でもそうで、「Trash Blues」や「Wink Song」はそこまで印象に残らない曲であったのに、今日で一気に好きになった。1曲演奏するごとに短いMCをするんだけれど、そのMCが凄く響いて(チープな表現だけれど、本当に響いたんだからこう書くしかない)、毎度のことながら勇気づけられた。

 

「もう秋か。フラッドには夏の曲と冬の曲はあるんだけれど、秋の曲はないんだよな。夏の終わりにこの曲を」

 

ということで演奏された「Trash Blues」は格別にかっこよくて、たくさん惚れてきたのに今回も佐々木に惚れ直した。

 

「お次は冬の曲を」

 

と「ホットチョコレート」を演奏。「GOLDEN TIME」は自分の中ではあまり聴きこんでいないアルバムなんだけれど、良い曲があるんだなということを再認識させられた。それにしても佐々木の歌声は唯一無二のもので、それは配信ライブで観ても感じるんだろうけれど、やっぱり生で聴きたい、生で聴いて鼓膜が震え、それが身体中に行き渡っていくときのぞくぞくっとする感覚を起こしてくれるボーカルって、最近のバンドではそこまでいないので本当に貴重な存在で、そんな彼がこんな時期だけれど、否こんな時期だからこそ積極的にライブをしてくれるのは有り難すぎる。

 

「今日はフラッド尽くしでいくんで」

 

ということで、ラストの中島みゆきのカバー以外は全部フラッドの曲で大満足。普段の弾き語りライブでは知らないアーティストのカバーを結構していて、そのときはちょっと真顔になってしまうので、今日は終始にこにこしてました。「月に吠える」はいつぞやの弾き語りライブで聴いたはずなんだけれど、こんなにもかっこいい曲なんだってことに今更気付いた。

 

孤独という名の猛毒を
吐き出してる 空に 吐き出してる ああ

 

というフレーズがキラー過ぎて、自分自身に置き換えて妄想してみて震えた。最後に演奏した「ファイト!」はもう佐々木のものとして認定してもいいくらいに歌いこなしていて、その切迫した歌声に隣に座っていた人はすすり泣いていた。最初のパートではギターを演奏していないけれど、歌声があまりにも鬼気迫るもので、ギターの存在なんて忘れてしまうくらいに曲に没入していた。「Honey Moon Song」を演奏しなかったことだけが気になったけれど、フラッド尽くしだったので大満足。

 

 

アンコールでは氏原ワタルと一緒にDOESの曲を演奏。佐々木が「発明」と評していた「明日は来るのか」と「修羅」という最高の選曲を、最高の歌声で堪能。曲の間のMCが本当に、もう、氏原さんが酔っぱらいすぎてしまったのかより面白く無さに拍車がかかっていて、佐々木が思わず、

 

「酒以外になんかやったんすか?」

 

と苦笑する始末。氏原さんの頓珍漢な話に、うんうん、う~~~んという態度を取っている佐々木が可愛い。先輩だから「つまらないっすよ」と言うことが出来ず、オブラートにオブラートを包んだ表現で揶揄しているのがなんともほっこりした。「修羅」をなかなか演奏しないので、関係者席にいたヤスが「おい酔っぱらい、早くしろ」とヤジっているのが最高にツボりました。もはや夜遊びではなく「夜しゃべり」になっていましたね。

 

 

いっぱい楽しくなって、いっぱい笑って、ちょっとしんみりした、そんな最高の夜。改めて佐々木亮介は偉大なるロックンローラーであることを思い知りました。早く彼のライブをまた観たい。そして、来年も夜遊び天国が開催されるような状況になっていて、チケットもなんとか入手できて、仕事もそこそこに忙しいくらいの状況だったらいいな、と思う次第です。本当に最高の夜でした、ありがとうございました。ライブはやっぱり最高ですな。

 

<セットリスト>

01.スーパーハッピーデイ
02.Trash Blues
03.ホットチョコレート
04.ロックンロールバンド
05.理由なき反抗(The Rebel Age)
06.月に吠える
07.Wink Song
08.ファイト!(中島みゆき)
EN(with氏原ワタル )
09.明日は来るのか
10.修羅

 

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