眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年9月12日(土)

「まだ幼い君の心に合わせようとしゃがみかけてさ
ちょっと かかと 浮かすよ すぐ大きくなるだろうから」

 

朝早く起きて、バラエティ番組が溜まっていたのでそれを黙々と消化していく。バラエティ番組を見ていて日々の鬱憤が一瞬だけ晴らされるが、これらを見たとて問題が解決するわけではない、それよりも簿記の勉強をして少しでも合格率を上げたほうがいいのではないか、という考えがもたげた。しかし、本やドラマを観る体力がなくなってしまった今、私の日々のストレスを解消してくれるのが音楽とバラエティ番組で、それを強引に引っこ抜いてしまったらメンタルが不安定になって、どれだけ時間を用意したところで簿記の勉強に身が入らないんじゃないかな、とか思ったのでバラエティ番組は今楽しんでいる分量をそのままにしておくつもり。それらを楽しんでいたらお昼に差し掛かろうとしていて、今日は2カ月ぶりの病院なので、まだ家でごろごろしていたい気分ではあるが、仕方ないけれど外に出る。電車を乗り継いでようやく病院へ着く。前回は患者がそこまでいなくて閑散としていたけれど、今回は満員御礼で、椅子が足りなくて立って待っている人もいるくらいだった。なので自分の番が来るのも当分先だろうと見越して簿記の勉強をしていると奇妙な音が左から聞こえてきた。加湿器の水がなくなってしまったのだろうか、と不審がっていると看護師がやってきて、「まずは息をしっかりと吐いてくださいね」と言っているので、患者が順番を待っている間に辛くなって過呼吸を起こしているようだった。久しぶりに人が苦しんでいる姿を間近に見てしまったので、こちらもちょっと辛くなってしまった。私は人が苦しんでいる姿を見るのが本当に苦手なんです。45分ほど待っていて、ようやく自分の番が来る。「どうですかね」「順調で、特にストレスになるようなことはありません」「では薬を減らしていこうと思っているのですが」「来月が決算なので」「では来月は前回の薬の量を維持しましょう。以上です」ということで、薬は前回と同じ量を維持することになって、処方箋を渡されてすぐに病院を出る。すぐれない天気で気分が晴れない。その足で電車に乗って銀座へ行く。最近では恒例になっている、病院→寿司屋の流れを今回も踏襲します。ネットで予約しておいたので店に着いたらすぐにカウンター席へ案内されたのですが、注文してからなかなかお寿司が出てこない。私の前に来店しているお客さんの分のお寿司を握っているのでしょう。お寿司を運ぶ店員があたふたしていて、寿司職人が荒ぶっているのを間近で見るのは迫力があって、ちょっと怖いです。40分ほどしてようやく注文したお寿司が運ばれました、時刻は14時を過ぎていたのですごくお腹が空いていて、夢中になってお寿司を頬張っていると、こんなにも美味しいものを食べるために私は日々の労働に耐えているのだなあ、と実感します。美味しいものを出来る限りたくさん食べたい、そのために日々の辛いことを耐え忍んでいると思います。あっという間に平らげて、満足感に包まれながら会計を済ますと(お腹いっぱいになったので1,200円は安すぎるでしょう)、銀座にはもう用がないので、再び電車に乗ります。

 

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今日のメインイベントである演劇は18時に開演なので、まだまだ時間に余裕があります。特にすることもなかったので、新宿へ向かい、西口のいつもの本屋へ。凄く久しぶりに出たという原尞さんの新刊を読むために、まずはシリーズ1巻目の「そして夜は甦る」を購入。はまってくれるといいけれど。まだ時間があったので、近くの喫茶店で時間を潰す。換気のため、入り口が開けっ放しになっているにも関わらず、空調はいつも通りのためか、とても蒸し蒸しとした空調で、ちょっとこれはしんどい空間であるな。今日の天気が雨のせいでこんなにも劣悪な環境になっているのかもしれませんが、ちょっとは工夫してくれたらとは思いました。それでも客席はほぼ埋まっていたので、こんな環境でも感染リスクのある喫茶店にいたいのだろうか、と不思議で仕方ありませんでした。

 

 

<購入した本>

原尞「そして夜は甦る」

 

そして夜は甦る

そして夜は甦る

 

 

 

30分ほど滞在して、時間がそろそろ近づいていたので駅へ向かう。渋谷を経由して、東横線元町・中華街駅へ。長い間電車に揺られていたので、疲れもあってかうとうとしていて、もうこのままずっとうとうとしていたい気分でした。駅に着いて、中華街を横目にKAAT 神奈川芸術劇場へ。厳重警戒しているようで、コロナに感染した時に自治体へ除法が行くよう、よく分からないものに登録されました。ここから個人情報が抜かれないといいんだけれど。一番上の階へ行き、ギリギリの時間に到着。一般販売で購入したチケットですが、特等席過ぎて、(こんな絶好の席で観てもいいんでしょうか)と不安になります。久しぶりの観劇。東京へ転勤してきてから初めての観劇、最後に演劇を観てからどれくらいぶりか分からないくらい、久しぶりの演劇でした。今日観た演劇はロロのいつ高シリーズ第八弾「心置きなく屋上で」です。いつ高シリーズはこれまで2回観てて、2回とも素晴らしい演劇だったので今回も期待していました。以前観たときは小劇場での舞台だったのですが、新型コロナの影響でしょうか、KAAT 神奈川芸術劇場の(多分)一番大きいステージでの舞台となります。席の左右が空席になっているので、普段の観劇よりも居心地のいい空間での観劇になりました。60分という限られた時間のなかでの演劇、とにかく良かったです。内容が良いのは当然のことですが、至近距離で演者は動いている、発話しているというのがこれほどまでに心を動かしてくれるのだ、ということを再認識させられました。内容に関しては、なんだろうな、このシリーズを観ていていつも感じるのですが、「小学生の時の、純粋無垢だった自分」を思い出させてくれるんですよね。そんなことを想起させてくれるのは、どの演者も自分に嘘つくことなく、とにかく真っすぐに生きているからなんでしょう。素晴らしすぎて、おかわりしたいと思えるほどの演劇でした。  

 

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演劇が終わったのが19時ちょっと過ぎ、そこまでお腹は空いていなかったのですが折角横浜に来たのだから、と横浜駅へ。前回訪れた時からだいぶ様変わりした横浜駅、自分の居場所はここではないんだよな、ということを痛感させられました。横浜駅に来たので家系ラーメンの元祖的な存在のところで食べよう、と安易な気持ちで行ったのですが、こんな御時世でもものすごい人が並んでいて、そこまで並んでまで、という気持ちだったので簡単に断念しました。横浜駅でよく行っていた「たまがったらぁめん」にしました。客が全然いなくて、店員も2人しかいなくて、この店大丈夫か、土曜日なのにこんな閑散としていて、とちょっと不安になりました。コロナの影響でこのような状況なのか、それともコロナに関係なく閑散としているのか。どっちにしても、次にここに来るような機会があるときは、「もしかしたらなくなっているかもしれない」ということを意識しておいた方がよさそうです。すごくジャンキーな味のとんこつなのですが、久しぶりに食べたせいか(懐かしな)という気分が溢れていて、そこまでしんどい感じはありませんでした。当然の如く替え玉を頼んで、それも一瞬のうちに平らげてしまうと、ここにいるのがちょっと窮屈に感じられて、さっさと店を出ました。当分は横浜に来ることもないだろうな、と思うとちょっと感傷的な気分になりますが、こんなときです異常にごみごみしている横浜に来ることは当分はなさそうです。 

 

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長い時間電車に揺られて、うとうとしていたらようやく最寄りの駅へ着きました。くたくたになった体を無理やり引きずって家へと帰り着き、先程の演劇の余韻に浸りながら、でもちょっとここから趣味を満喫するのは難しいだろう、ということで簿記の勉強をしていたら、うとうとしてきてしまったので椅子の上でちょっとだけ休もう、という気持ちが一瞬だけ起き、でもここで目を瞑ったら多分寝落ちする、ということを自分に囁きかけてくれる自分がいたので、重たくなってしまった体を無理やりロフトに運んで、布団に潜り込んだら一瞬のうちに眠りに就いていました。