眠たげな猫の傍で

眠たげな猫の傍で

世界の果てで眠っていたいな

2020年8月31日(月)

「何百回繰り返した後でもう一回始まっていく
泣いてるの?笑ってるの?ってもうたくさんだよ」 

 

なんかぐちゃっとしている一日だった。月末はいつも忙しいのだけれど、欠番がいたのでその人の代わりも働かなければならなかった。ただ我武者羅にひとつのことをし続けていたので、途中であたまがぼおっとしてくるわ、時間が流れて行くスピードが早いわで、いつもと違う一日に本音では嬉しく思っていた。他ごとを考えるような瞬間はなく、目の前の出来事を淡々と処理していく。ただ一人では解決できないことも多いので、ズイショズイショで社内社外問わず人にお願いをする。久しぶりに仕事中に電話をした、一人で仕事をしているのではなく他の人と協力しながら仕事を進めていくということを久しぶりに思い出して、心の中ではうるうるとした瞳が頑張って真っすぐ見つめていた。午前中は一瞬にして過ぎ去って、頭を使ったせいでお腹がぺこぺこだったので外食をした、恒例になりつつある月曜日の海鮮丼を決めてきた。今日の海鮮丼はちょっと外れ、あまり好きではない蛸が結構入っており、ちょっと残念な気持ちになった。でも食べ終わった頃には幸せな気持ちになった。今日は並ばずに中に入れてよかったのではないでしょうか。昼は音楽を聴いていたらあっという間に過ぎてしまって、午後も初っ端から午前の続きを継続して行い、ずっと集中していたので、ふっと気付くと肩がバキバキに凝っていて、目はしょぼしょぼしていた、20歳くらいは老けた気分だった。それでも欠けたぶんを含めて今日中にある程度はカタをつけておきたかった、だからほぼほぼ全速力で走り続けた。気付いたら定時を迎えていた、でもまだやり足りないことがいくつかあるように感じられた。「お世話になりました」と研修生が口々に言っていて、私はなにもしていないから特に思い出を話すこともなく、すっと時間が消えた。来年になったら少しは研修生のお世話をすることになるのだろうか、それはそれで面倒なものであるとは思うけれど。まだ知識も経験も少ないので、ある程度のレベルまで上がったら後輩の面倒を見てみたい気分はある。ずるずるずると、コピーロボットも残っていたので帰りづらい雰囲気ではあった。が、他に誰も残っていなかったし、無駄に残業をするのは本当に馬鹿な話なので、コピーロボットに話かけたら「今日はこれくらいにしておこうか」と返事が返ってきてほっとした。さっと帰り支度を済ませ、さっさと家に帰った。

 

 

どこにも寄らないでまっすぐ家に帰って、相変わらずたらこパスタを食べて、多和田葉子の「かかとを失くして 三人関係 文字移植」*1の「文字移植」を椅子の上で読んでいた。相変わらずぐちゃっとしているな、と思いながら読み進めていき、途中でふっと眠くなる瞬間があって、ここで読書をやめて目を瞑ったら寝てしまうのは明白なのに、このタイミングで目を瞑ることは最高に気持ちがいいので、読書を中断して目を瞑った。そしたら寝てしまっていた。

 

*1:講談社文芸文庫ってなんでこんなに高いのだろうか。多和田さんの作品は集めたいのに、面白いのかどうか分からない本に1,500円も払うのはなかなか勇気がいるな